FEARが毎月配信しているWEBラジオ「ふぃあ通」(http://www.fear.co.jp/radio/fearradio.htm)に「鈴吹太郎のGM講座」というコーナーがある。
鈴吹社長が講師となり、きくたけさんやゲストの方を交えてGM講座をするコーナーだ。
今月のテーマは「セッション中のGMの視線」。
セッション中にGMは何を注意して見たらいいのか、というお話。
結論「GMはテーブル全体を見る」。
具体的には「自分の頭の上30cmぐらいから、卓を見下ろすイメージ」を持つ。
そうすることで、
・自分のやっていることも見える。
・話しかけていない人がどういうリアクションをしているかを見る。
・話しかける相手の目を見るのも大事。
ということができるようになる。
最初の結論だけだと「何を当然なことを」と思えますが、具体的なイメージがついてくるとなるほどと感じました。
特に「自分を客観視する」ってのは簡単じゃないので「頭上30cmぐらい」ってのは面白い表現だなあと。
ちなみに、きくたけさんは「GMとシーンプレイヤーの会話を、他のPLがどうしてるか肌で感じる」とのご意見。
三輪さん、遠藤さんは「立ってGM」したりする。
結局、GMは卓全体を見るべきなんだよね。
なぜなら、GMはゲームをコントロールするために最も強い力を与えられているから。
その力を有効に使うことがGMの責務とも言える。
少し脱線するが、PLが卓全体を見てはいけないわけではない。
フィロスの経験上、本当に常に卓全体を見られるGMはほとんどいない。
だからPLが協力してGMの目の届かない部分を見る。
そして一緒にゲームを作っていく。
その方が面白いゲームになる気がする。
これができるからGM経験者のPLの方がうまく感じられるのかもなー。
さて、次回は「シナリオを作るときの心がけ」とのこと。
……これは、このブログで最もアクセスされている「シナリオ作成のコツ五箇条」を宣伝すべきか?(笑)