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寝台特急プレアデスの悪夢
【TRPG感想】
先日はTRPG初めての方を集めての体験会で、自分がGMの1/10クトルゥフ神話TRPG(注1)でした。

実は会社つながりで集まったこの面子。
元々ボードゲームやるプチサークルみたいな感じだったのですが、あるPLさんから「TRPGをやってみたい」と請われ、それなら一番経験者のフィロスがGM(注2)ということに。
ええ、それなりに緊張しましたが、非常に楽しいセッションでした。

あと、これも解説しとかなきゃね。
「1/10クトルゥフ神話TRPG」ってのは、R&R(注3)に記載されている簡易版のクトルゥフ神話TRPGです。
手番を時計回りに均等に回したり、技能の種類を3分の1ぐらいに減らしたりしてシンプル化が図られています。
なぜ「10分の1」かというと本家のCoCでは技能は1~100のパーセンテージで表現されるところが、この簡易版では1~10で表現される。
判定もD100下方ではなく、D10下方判定で行われる。
だから「10分の1」。

ゲームはシンプルですが、正気度チェックもきちんとあって、CoCのエッセンスを味わうには十分面白いシステムだと思います。






◆キャラクター紹介
■PC番号:
名前(PL名):青木チャンス(アオキ-)(K)
性別/年齢/種族:男/50/人間(芸人)
クラス:ブレイン
ゲーム的特徴:
1/10クトルゥフ神話TRPGでは、4つのサンプルキャラクターから選んでPCを作ってもらう。
タイプ「ブレイン」は、その名の通り頭脳が得意。
〈アイデア〉〈知識〉〈説得〉、それに〈応急手当〉など八面六臂の大活躍でした。

彼がいなければプレアデスを止めることも、犯人の思惑を知ることもできなかったでしょう。
しかし最後は……。

ロール的特徴:
同名の芸人さんをモデルに。
売れない芸人として北海道興行に行くところで事件に巻き込まれることに。
酔っぱらいのように見えて鋭い知識を持ち、正気度を失ってもここぞというところで〈応急手当〉を成功させるなど、素晴らしい活躍をしてくれました。

その他:
今回TRPGをやりたいとおっしゃった張本人。
最後がアレでしたが、一応楽しんでいただけたみたいなのでよかったです。

■名前(PL名):赤井秀一(アカイシュウイチ)(D)
性別/年齢/種族:男/32/人間(FBI捜査官)
クラス:パワー
ゲーム的特徴:
タイプ「パワー」は、最大の耐久力を持ち、〈格闘〉も最高値。
名前からわかるように、力で物事を解決するタイプのキャラクターです。

その耐久力で怪物の一撃を耐え、その筋力で正気度を失って暴走する仲間を救ってくれました。
彼がいなかったら犠牲者が一人増えていただろうなぁ。

ロール的特徴:
同名の漫画キャラクターがモデル。
ちらちらと出るFBIロールが周囲の笑いを誘う(笑)。
PC本人はいたって真面目なんですけどね?

あと元ネタ通り寡黙なイケメンでした。
……い、イケメンでしたよ……?(笑)

その他:
ボードゲームに造詣が深いDさん。
あまり前には出ない感じでしたが、もう少し誘導をしてあげてもよかったかもしれません。
でも、最後のほうはかなり面白いムーブをしてくれて、フィロスも楽しかったです。

■名前(PL名):黄田幕の内(キダマクノウチ)(M)
性別/年齢/種族:男/32/人間(探偵)
クラス:ラッキー
ゲーム的特徴:
タイプ「ラッキー」は〈目星〉や〈回避〉などで状況を打破する力を持つ。

実際中の人の知識もあって、一番アクティブに動いてくれたと思います。
彼の活躍がなければ全員帰ってこられなかったでしょう。

ロール的特徴:
傷心の探偵ロールが最初にとても胡散臭かったのでいいスタートダッシュだったと思います。
そこから、経験者らしいGMフレンドリーなロールプレイをしてくれて本当に助かりました。

その他:
今回唯一のCoC経験者のMさん。
経験者らしく、セオリー通りに進んでくれたり、ルールについて解説してくれたり本当に助かりました。
PC的にもPL的にもいてくれてよかったです。

■名前(PL名):緑川ゆき(ミドリカワ-)(A)
性別/年齢/種族:女/21/人間(大学生)
クラス:ブレイン
ゲーム的特徴:
タイプ「バランス」は、平均的。
とがった能力もない代わりに弱点もないオールラウンダー。

中の人の思考回路がフィロスの10倍ぐらい早いので、その思考に対応してなんでもできるこのチョイスはベストだったと思います。
食堂車で武器探すとか、ミステリーとか読んでないと普通発想しないと思うんですけどねぇ。

ロール的特徴:
初心者なのに、初心者とは思えないちゃんとしたロールプレイをされていたAさん。
こちらもフられて傷心旅行だったのですが、KPの登場させたイケメン車掌にときめいてみたり。
助けてくれたFBIになびいて「でもちょっと目つきが悪いな~」とフってみたり。
見てて面白かったです。

その他:
ロールの項でも書きましたが、初心者とは思えないムーブをされていたAさん。
これが思考の柔軟性と対応力の高さか。
ボードゲームのラブレターやってるときもすごいなーと思ってますが、本当にすごいです

◆粗筋
以下は一応ネタバレになる部分もありますので、気にする方はご注意ください。
あと、例によってフィロスの手によって魔改造されておりますので、原型と全く違う部分もあります。
そのあたりもご注意ください。

元々のシナリオは「60分TRPG」と銘打ったイベントで使われていたシナリオらしいです。
そんなわけで「調査」と「クライマックス」に40分+20分という時間配分がされていました。
ただ、今回のセッションではそこまで時間に縛られるセッションではないのでそこを変更。
まず頭に「導入」をつっこんで、制限時間も緩めにコントロールしました。

この感想では導入→調査→クライマックスの順番で感想を書いていこうと思います。

■導入
四者四様の理由で寝台特急プレアデスに乗り北海道を目指す探索者たち。
食堂車のディナーで優しい老夫婦と同席になって親交を深めたり、なにやら怪しげな男のトラブルを目撃したりしつつ床に入ります。

そして起こる事件。
大きな音と男の悲鳴。
それで目を覚ました4人はそれぞれ調査を開始します。

■調査
調査フェイズでは、時計回りに行動を宣言して解決していく方式でした。
インセインとかのサイクル制を感じさせますね。
古いシステムであるCoCを現代版にリメイクするなら、おそらくこういうルールになるのかもしれません。

調査前半は、初心者が多いこともあり「何していいんだろう」という気配が漂っていたのでKPから積極的にイベントを起こしにいきました。
最後尾の特別車両にいる緑川さんと赤井さんには、電車の後ろに引きずられている「何か」を目撃してもらって正気度チェック。
青木師匠は、老夫婦から工具セットを借り受けたり。

そんな中、黄田さんはさすが経験者らしく、悲鳴の聞こえた車掌室に行って謎の男渋沢が倒れてるのを発見。
彼の後をつけて部屋を特定。

……しかし考えてみればこの時点ですでに破滅の序章は始まっていた。
というか、正気度チェックにみんなことごとく失敗(苦笑)。
化け物見ては正気度が減り、壁に飛び散った血を見ては正気度が減り……。

調査後半。
化け物がどんどんと列車を破壊しながらゆっくりと前に進んでくる。
最初は赤井さんと緑川さんの避難誘導で前に避難していた乗客たちですが、PLとKPのうっかりで途中の車両に放置してしまい、哀れ犠牲に。
そんな犠牲を払いつつも、緑川さんと青木師匠の活躍で正気を失ってこんな異常事態でも運転をやめない運転士を昏倒させ、急ブレーキをかけて列車を停止させることに成功。

それと並行して赤井さんと黄田さんの協力で、怪しい男渋沢を気絶させて手帳とブローチを奪います。
その場で手帳の中身を調べる2人ですが……。

赤井「(ころころ)……失敗」
黄田「(ころころ)……失敗」
KP「(苦笑)ま、まあ、こういうの得意なのは青木師匠だよね」
黄田「師匠!」
青木「いいよー。でも俺正気度残り2しかないけど?」
KP「え……」
黄田「やばい。KPが顔色変えたってことは、その手帳やばいやつっすね」
KP「えぇまあ、具体的には解読すると、正気度が1/2ぐらいのやばさですね」
青木「まじかー……まあでも、これは大事そうなやつでしょ? 読むよ」
赤井「師匠!」
緑川「師匠!」
青木「じゃあ、(ころころ)解読には成功。正気度チェックは……(ころころ)2! 成功!」
一同「おおお~」

そんなこんなありつつ、事件の真相が明らかに。
渋沢が、ショブ=ニグラスという母神の胎内に戻ろうとする狂信者。
ショブ=ニグラスの子供といわれる化け物を召喚すると、子供は変えるために異次元へのトンネルを作る。
渋沢は、そのトンネルを列車に乗って走り抜けるために、このプレアデスを儀式の場とすることに選んだのでした。

さあ、そんな事件の真相もわかり「バールのようなもの」や「火炎瓶」で武装をした一同はいよいよ列車を降りて化け物と対峙します!

■クライマックス
この時点でのPCたちの正気度は、赤井さんと黄田さんが5、青木師匠と緑川さんは1。
緑川さんにいたってはなんと一度も正気度チェックに成功していないという、お手本なんだか、ただ運が悪いんだか、とてもCoCらしいプレイ(笑)。

当然化け物と対峙したときに正気度チェックが発生します。
ちょっと甘めにアドリブを利かせはしたのですが……。

KP「えーと、では、皆さん。正気度チェックの結果を教えてください」
黄田「成功しました」
赤井「失敗です。残り正気度1」
青木「失敗。これ、0、だよね」
緑川「わたしも失敗しましたorz」
KP「お、おう、2人が正気度失ってる状態からクライマックス開始ですか……」

実はシナリオに正気度が0になったときのことはほとんど書いてなかったんですが……。
いきなり気が狂った演技をするというのも難しいので各ターンのはじめにダイスで行動方針を決めるやり方に。
「化け物に勝てると思い込んで戦いを挑む」
「母神の胎内に帰ろうと走り出す」
「恐怖で能動的な行動が何もできなくなる(他人に何か指示されてやらされるのは可)」
という感じに。
化け物はどんどんトンネルの中を進んでいくので、5ラウンド経過時に、化け物の脇をすり抜けて背後にいなければ一緒に異次元に行ってしまうとしました。

まずは小手調べとばかりに耐久力が一番高い赤井さんが化け物の横をすりぬけようとします。
これはなんと〈回避〉ダイスが10で失敗。

KP「え、赤井さん〈回避〉失敗したの? ちょっと待ってね。耐久力いくつだっけ?」
赤井「PC中最大の8です」
KP「だよね……あれ、これ誤植じゃないよな」
黄田「どうしたんですか?」
KP「じゃあ、ダメージいきますね。1D6」
黄田「?!」
緑川「赤井さん以外即死ありえますよね」
KP「ええ、……まあ、それぐらいの化け物ということで(ころころ)あ」
赤井「え、それ」
KP「6点ダメージです(てへぺろ)」
赤井「ぐぼっ、や、やばいぞ、こいつっ」

なんて感じに恐怖を煽ってみたり。
〈回避〉が最も高い黄田さんが、頑張って火炎瓶を化け物の口に放り込んで攪乱。
それは成功するも、返す刀で一撃を受けて昏倒(苦笑)。

KP「〈応急手当〉は……発狂してる青木師匠っすかねぇ」
青木「ねぇKP、俺はこのラウンド『戦いを挑む』が出たんだけど、戦うために仲間を回復するのはアリ?」
KP「おお、それはナイスですね!」
青木「よっしゃ、それなら任せとけ(ころころ)成功!」
黄田「師匠~、ありがとうございます~」
青木「おう、でもまだ頼むぞ!」

なんてファインプレイもありつつ……。

緑川「あ、わたしまた『胎内に帰ろうとする』が出ちゃいました。あはは、あはは、おかあさ~ん、今帰るからね~」
KP「ゲーム的にはラウンド制限ですけど、あんまり遠くに行くとさすがに戻ってこれなくなるかもしれませんねぇ」
赤井「止められないですか?」
KP「止めるなら筋力とかかなぁ」
赤井「それならできます。(ころころ)成功」
KP「お、じゃあ、イケメン風に止めてください(笑)」
赤井「イケメンって(苦笑)……じゃあ、『ちょ、ちょっと待てよ』(某国民的アイドル風)(一同笑)」
緑川「は、わたしを止めてくれた人、ちょっとイケメン?(一同爆笑)」

そんな風に発狂した2人をうま~くなだめつつ、なんとか赤井さんと緑川さんは化け物の脇をすり抜けることに成功。
そして残った黄田さんと青木師匠。

KP「次が5ラウンド目、最後です。ここで化け物の脇をすり抜けられなければ、一緒に異次元へGOです」
緑川「(ころころ)あ、また『胎内に帰る』が出ちゃいました~orz」
赤井「てことはまた止めないと、化け物に突っ込んでいっちゃう、んでしたよね」
緑川「ごめんなさい~。お願いします~」
黄田「てことは、赤井さんが化け物の気を引く作戦は無理、と俺は素の回避でいけるけど」
青木「じゃあ俺も発狂してるから(ころころ)あ、俺も『胎内に帰る』だ」
黄田緑川赤井「え……」
KP「う~む~……」

ここまでの裁定で、胎内に帰る人を止めるのに手番を消費するとジャッジしていました。
色々みんなで考えますがやはり黄田さんが止めるために手番を使ったら、2人犠牲になってしまう。
それぐらいなら……。

青木「(すごいいい笑顔で)大丈夫だ。俺のことは置いていけよ!」
黄田「師匠!」
青木「俺はあっちでもうまくやってくさ!」
黄田「ししょー!! と叫びつつも化け物の脇をすり抜けます(ころころ)〈回避〉成功!」
KP「では……」

ということで、青木師匠はトンネルの奥へ、化け物と一緒に異次元へと消えていきました。
ちなみに、胎内に帰ろうとした緑川は再度赤井の「ちょ、待てよ」で止めてもらい無事生還。

生き残った探索者たちがふと気づくと、トンネルは元からなかったかのように消え失せ、残ったのはぼろぼろになったプレアデスだけでした。

◆反省と考察
ロール:3点
ゲーム:3点
ストーリー:4点
ボーナス:4点

ロールはちょっと甘いかもだけど3点。
初めてにしては十分だろうというジャッジ。
ゲームは、概ね無事に終わったので3点。
久々にアドリブを豊富に入れたマスタリングになったなぁ。
色んな経験を積み重ねた結果「既定路線をきっちり決めることにより、アドリブがさらにやりやすくなる」の典型だった気がする。
時間もシナリオに提示されてる時間はオーバーしたけど、自分で予想した時間通りだったので、加点してもいいかも?
ストーリーは、PLさんのおかげで最後がドラマチックになったので4点。
クトゥルフでもあんないい感じになることあるんだなあ。
……結果だけ見ると何百人かいる乗客のうち生き残ったのはたった3人という大事故なんだけどね(笑)。
ボーナスは、初めてのクトゥルフ、TRPG体験会実施ということで+1点。

○良かった点
・TRPG体験会無事終了。
・サンプルシナリオの魔改造うまくなったなあ。
・時間配分うまくなったなあ。

○悪かった点
・次に繋げる勇気は持てなかったなあ。

では個別解説。

・TRPG体験会無事終了。
これは細かい解説は不要だよね。
最初に書いたように興味ある人の初体験を任せてもらえたことはありがたき幸せ。

・サンプルシナリオの改造うまくなったなあ。
前述した通り、今回のシナリオは雑誌に載っていたシナリオを流用している。
しかし、そのままでは色々と不都合があるなと考えて、ちょこちょこと改変をしている。

誤解のないように言うと「シナリオが悪かったから」改変したわけではない。
元々のシナリオはその目的が「60分TRPG」のために作られている。
それに対して今回フィロスが求めていたのは「(時間がもう少しかかってもいいので)初心者向けのTRPG」であった。
だから、必要な部分にシーンを加えたり、NPCを加えたりして話を膨らませた。
……というか、最初にシナリオを読みながら「ここはこうした方がいいんじゃないかなあ」と思った部分が、
その記事の後の「60分TRPG用のシナリオを、普通のセッションで遊ぶ場合の変更点」にいくつも書いてあったので「あ、やっぱりね(笑)」と感じた次第。

・時間配分うまくなったなあ。
60分TRPGのシナリオでは「40分でやるべし」と書いてある部分を、どう考えても60分ぐらいかかると感じて、結局実際は70分ぐらいかかった。
偶然かもしれないが、ここが予想通りにいったことにはかなり達成感を感じたので残しておきたい。

ただ、本来マインドセットとして「40分じゃ終わらない」と感じてたら絶対に終わるわけないので、
本当に60分TRPGをやるときはきちんと終わらせる対策をしなければならないかな。

・次に繋がる勇気は持てなかったなあ。
今回のセッションの目的は「初心者の方に、TRPGを体験してもらうこと」。
今回、きちんと目的に沿って面子にあったシステムを選択し、シナリオを修正した。
当日のマスタリングも、その目的に沿うようにそれなりにできたと思う。
目的達成のために、ほぼ問題なくゲーム終了までいけたことは悪いことではない。

ただ、目的を考える段階から、この面子でのセッションは今後続く可能性は低いだろうなと考えていた。

自分の中のTRPG狂な部分は「なぜ、初心者をTRPGの世界に巻き込まない!?」と言ってたりする(笑)。
まあまあ、本人が楽しくって本当にもう一度楽しみたいと思うなら、自分でもう一度扉をノックするだろうさ。
無理矢理扉のこっち側に引きずり込んだって、最初は楽しくてもやがてきつくなるだけだから。
だから無理言わず、今は皆さんをTRPGという無限大の楽しみがある世界の入口に案内できたことをよしとしようぜ。
なあ、もう一人のフィロスよ(笑)。


というわけで、普段とは違う面子でちょっと違う雰囲気のセッションでした。
PL知識をどこまで使う(許す)とか、ロールプレイの頻度とか、細かいことを言うと本当に色々と突っ込みどころが多いんですが、まずは「楽しんでもらう」ことが第一かなと。
そしてその目的は多分達成できたんではないかな、と。
参加した皆さんが、無限大の楽しみがあるTRPGの世界に誘われてくれることを願いつつも、今回の感想は締め。





(注1):クトルゥフ神話TRPG
初版はもうかなり昔の古いゲーム。
ニコニコ動画のプレイ動画によって大ブレイク。
「動画勢」という新しいプレイヤー層を作り出したといっても過言ではない。

「シンプル」だとよく言われるが、実はオプションルールがめちゃめちゃ多い。
しかもPL知識とPC知識の剥離がすごくよく発生するし、
そのあたりの制御はルールでは一切フォローしていない。

フィロスの個人的見解としては
GMとPLの良識と阿吽の呼吸によって運用しないとあっという間にシナリオ崩壊する「よくある昔のルール」である。

とシステム面はあまり好意的にはとりづらいが、PCの立場が「好奇心の強い一般人」だから初心者にわかりやすかったり、
クトルゥフ神話について一切知らなくてもゲームが楽しめる等、プラスポイントもたくさんある。

公式HPがないみたいなので、知りたい人は色々検索してみてください。

(注2)GM:念のため注釈をすると、クトルゥフ神話TRPGではGM(ゲームマスター)のことをKP(キーパー)と呼ぶ。
この感想では、一般的TRPGのGMをさすときはGM、クトルゥフ神話TRPGの話の時はKPと使い分けてるつもりである。
誤植があったらごめんなさい。

(注3)R&R:TRPGやボードゲームなど、非電源系ゲームをサポートする雑誌。
一応月刊誌。
公式HPはこちら。
http://r-r.arclight.co.jp/


by phirosu2 | 2016-11-20 18:36 | クトゥルフ神話TRPG | Comments(0)
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