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VS鳴姫刀
【TRPG感想】
先日は水無月さんがGMの魔獣戦線(注1)でした。

本来は12月頭に「年末セッション」と呼ばれる特別セッションが行われ、
それで魔獣戦線のセッションはおしまいのはずだったのですが、
なんと今年は水無月さんのご都合がよろしかったらしく、
12月25日、クリスマスにセッションというリア充(注2)具合!

年末の土壇場に最後のセッション。
それでは、キャラクター紹介です。






◆キャラクター紹介
■名前(PL名):神田飛鳥(カンダアスカ)(魔王)
性別/年齢/種族:女/18歳/人間
位階:正義
ゲーム的特徴:
刀を使う正統派剣士。
戦闘型だが、能力2にある「不退転の覚悟」が意外と汎用性高い。

ロール的特徴:
若いのに闇の世界を見てきたせいでかなりクール。
むしろ他人に無関心といえるレベル。
自分で作ったNPCとのかけあいは柔らかいので、フィロス的にはいつかそういうところを引き出してきたい感じ。
……ご本人の魔王さんがどう思ってるかは未確認(爆)。

その他:
以前に瞳と一緒に戦ったこともある。
そのときも瞳の甘さを指摘されたんで、冷たい側の前衛として期待してたり。
まぁ、魔獣戦線は基本的に冷たい人間多いんだけどね(苦笑)。

戦闘型なのに、なぜか真眼(注3)を出すとか、きちんと見せ場を作る力有。

■名前(PL名):三笠ムツキ(ミカサー)(BlueNight)
性別/年齢/種族:女/11/クローン
位階:星
ゲーム的特徴:
特殊な装備を持っていることを表す<星>の騎士。
彼女は太古の遺跡から発掘された戦闘人形を操るために造られたクローンなのだ。
戦闘においては比類なき力を発揮する半面。
外見は幼女なので情報収集で苦労する面も。

ロール的特徴:
基本的には開発された軍で教えられた戦いのことと一般的な常識で思考する人形っぽい。
しかし、今回はうざい瞳がいたせいで、「初めて涙を流す」なんてシーンが。
……う~ん、光栄だけどどきどきするなぁ。

その他:
今回で2回目のブルーナイトさん。
しかしそのプレイングは水無月さんの思考をトレースするがごとく。
恐ろしい的中率でNPCから情報を集めて行きました。

■名前(PL名):羽遠瞳(ウオンヒトミ)(フィロス)
性別/年齢/種族:男/27/犬妖怪の血を引く人間
位階:戦車
ゲーム的特徴:
一般人には視認すらできない高速体術をはじめとして、戦闘能力で固めた戦闘型。
戦闘ではダイス目に助けられましたが、情報収集ではNPCの地雷を踏んでばかりで今回はゲーム的には本当にぼろぼろでした(苦笑)。

ロール的特徴:
もう27歳にもなるのに熱血をずっと保ち続ける心だけは若者。
今回は、魔獣にしては珍しく犯人が死ななかったので、瞳的にはとても救われる話でした。
本当、諦めないで本当によかった。

その他:
なんていうか、こう、いいセッションでした。
瞳はいつも「死人を出さないために殺す」という矛盾を抱えながら戦い続けてきたのですが、
今回は魔獣だけを倒すことができて、人の命を救うことができました。
救うことを諦めずに訴え続けたかいがあったと。

ライダーネタ?
……いや、まあ、ほら、ふられたら応えないと。
もちろん楽しかったですよ?(笑)

◆粗筋
セッションログがありますので、そちら(http://www.trpg.net/cgi-bin/irc_view.cgi?channel=majyuu_stage&day=20101225#220000)を見ていただいたほうがわかりやすいし、こちらでは適当に感じたことを。


■登場
飛鳥ちゃんは本部にお歳暮を持ってきたときのついでに、
ムツキちゃんはサンタクロース姿の総帥(注4)から直接依頼を受けます。

一方瞳はサンタクロース姿で配達を終えたところに魔獣と遭遇。
少年が少女の胸から刀を引き抜き、瞳はばっさりと腹をかっさばかれます。
逃げだす直前、少女が涙を流していることに気付き、救うことを誓う瞳。

■邂逅
2人が待つ教会へ、瀕死の重傷を負って登場する瞳。
それまでじっと黙って待つ2人が、飛鳥は瞳を戦力として心配し、ムツキは瞳の調子を心配するような違うリアクションを見てほくそえむフィロス。

全員戦闘型ってことで適当に調査場所が決まりました。

■調査
瞳がボケ爺さんに空振りしたりしてる裏で、
ムツキちゃんは犯人の少年と仲の良かった女の子と意気投合したり、
ムツキちゃんは瞳のダメだった老人のところにまで言ってきちんと情報を集める。

……本当、瞳がダメでごめんなさい。

そんな中、飛鳥ちゃんがやる気なさげな生き残りに調査で真眼を出してわかった魔獣の弱点。
それは「刀の鞘である少女を殺すこと」。
その情報が明らかになった瞬間、PL一同は言葉を失います。

状況が飲みこめてから、表ではPCで情報収集を進めながら裏では各PCがどのように動くかを相談します。

フィロス「念のため確認しますが、お二人とも『ヤル』タイプのPCですよねぇ?」
飛鳥ちゃんのPLさん「もちろんヤる」。
ムツキちゃんのPLさん「必要ならやることも躊躇しません。他に策がないなら」
フィロス「くー、これはいい展開だ。集合フェイズが楽しみですね!」

情報をまとめると、
・今回魔獣になっているのは玉城直和と美姫の2人。
・玉城一族は代々魔剣を守る家だったが、今回直和がその魔剣の封印を解いてしまった。
・封印が解かれた魔剣が魔獣で、直和はその魔力で正気を失っている。
・封印が解かれる前後に何があったかはわからないが、2人がまきこまれる事故があった。
・魔剣の主と鞘は強力な回復能力を得る。
ということに。
つまり「事故でどちらかが瀕死になってしまい、それをなんとかするために魔剣の封印を解いた」のではないかという推理に。
魔王さんやブルーナイトさんは「美姫が瀕死になり、それを救うために直和が魔剣をとった」と推理。
フィロスは「直和が瀕死になり、それを救うために美姫が魔剣の封印をといた」と推理。

……まぁ、当然のようにフィロスの推理は外れたんですが(爆)。

■集合
案の定、瞳の「少女は生きている可能性」について、飛鳥ちゃんもムツキちゃんも懐疑的です。
ムツキちゃんが瞳のことを気遣って嘘をついたりと熱い展開です。

■戦闘
戦闘直前、アルカナのインドラが登場。
2人を説得しようとする瞳に対して
インドラ「ええい、お前は一体何様のつもりだ!」
瞳「通りすがりの宅配屋だよ」
なんて特撮ネタのやりとりがあったりしつつ戦闘開始です。

しょっぱなムツキちゃんの攻撃。
騎士の全力攻撃に6ゾロが重なり、あわや一撃で魔獣がKOか?!という場面でなんと水無月さんも6ゾロ!
騎士側達成値30 VS 魔獣側達成値18という最高レベルな戦いが行われます。

その次、瞳の番、「ロールがのるとダイスが悪い」といわれるフィロスのダイスも大爆発!
なんと2Dで11という驚きの値で、決着でした。

美姫はどうなったかというと……。
瞳の雷で仮死状態にして、戦闘終了直後に蘇生。

直和は……。
右腕が魔獣の寄り代になっていただけで、その右腕を失うだけでなんとか命はとりとめました。

そう、2人とも生き残ったのです!

魔獣にかかわったNPCはことごとく死ぬのが定番なので、
この2人とも生き残ったことが確定した瞬間、久しぶりにディスプレイの前でガッツポーズをとって、軽く感動してました。

■退場
飛鳥ちゃんは本部に報告。
ムツキちゃんは自分のついた嘘の告白。
そして瞳は自分の仲間の異常などなど、それぞれ演出しながら魔獣線を終えていきます。

◆反省と考察
ロール:5点
ゲーム:3点
ストーリー:5点
ボーナス:4点

ではでは、良かった点と悪かった点を列挙しましょうか。
●良かった点
・2人とも救えた! ずっと言ってきてよかった! 諦めないでよかった!
何度も書いているが、魔獣戦線は基本ダーク。
魔獣の力に溺れたものは大抵滅びる。
しかし、たまに利用されただけのNPCは救えることがある。
それでも騎士がうっかり全力攻撃して殺してしまうこともある。
また、生き残ったNPCも心からダメ人間だったり、救う価値がないような人のときもある。

ただ、最近の瞳は常に「人は殺しちゃいけないんだ」と言い続けてきた。
命さえあればやりなおせる、そう信じる甘ちゃんなのだ。

基本的に他人から突っ込まれるためのこのロールプレイだが、まぁ、フィロスの本音でもある。

今回は「どんなに頑張ってもどっちかは死んでるだろうなー」と思ってので、
2人とも救えた瞬間、ほんっとうに嬉しかった。
水無月さんの想定通りかもしれないが、その結末にきちんとたどり着けたことは本当によかった。

・飛鳥ちゃんとムツキちゃん情報収集うますぎ。
もちろん、この感動の結末はフィロスの瞳だけの功績なわけがない。
飛鳥ちゃんが戦闘系としては初の真眼で早々に弱点を見つけたおかげでロールする余裕が生まれた。
更にムツキちゃんが異常な的中率でNPCのデレポイントを突いたおかげで次々と情報が集まり、
ロールの下地となるNPCの関係が明らかになっていく。
いつも瞳はロールしていて面白いんだが、いかんせんまっすぐすぎて情報収集ができないのがダメなのよねぇ(苦笑)。
お二人には本当にお世話になりました!

●悪かった点
・相変わらず悪乗りしすぎ?
今回だけの反省点というわけではないのだが、毎回瞳をやるたびに周りのPLさんが引いてないかが心配になる。
瞳をやるのは楽しいのだが、他のPLさんの活躍の舞台を奪っている気がするので、うまく加減をしながらやらないとだよなー。


2010年最後にとてもいいセッションができました。
本当にGMをやっていただけた水無月さんには感謝を。
来年もよろしくお願いいたします。




(注1)魔獣戦線:水無月さんが作成されたオンラインチャット専用TRPGシステム。
同名のサイトにてやはり水無月さんによって運営されている。
ついに倒した魔獣のナンバーも298。
欠番はあるとはいえ、300回近くのセッションこなしてきた水無月さんには頭が下がる。

(注2)リア充:クリスマスの夜をセッションしながら過ごすこと以上の幸せがあるなら教えてほしい。

(注3)真眼:魔獣戦線における情報判定のクリティカルみたいなもん。
ただ、運がよければいつでも出るというわけではない。
全力を尽くしてなお運がよくなければ出ないのだ。

情報判定実装から約1年。
今回含め3回しか発生していない。
本文でも書いたが、戦闘型のタイプが真眼を出したのは初めての快挙。

(注4)総帥:PCたち円卓の騎士が所属する組織の総帥。
魔獣以外には神のごとき万能の力を発揮するが、魔獣にだけは能力が及ばない。
ゲーム的に騎士が無茶しないためのストッパー。
ただ最近は暴走するような騎士が出てこないので、たまにPCをからかいに登場するひょうきんなおっさん程度の存在意義しかない(爆)。

by phirosu2 | 2010-12-31 22:14 | 魔獣戦線 | Comments(0)
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