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【MGR】混乱必至? ご主人様は2人もいらない!
先日は自分がGMのまじかるガールズ(注1)でした。
なんとか無事に第2回。
いやはや、これも協力的なPLさんのおかげです。

参加してくれたのは前回と同じ4人。
ですが、PC番号は変わっています(注2)。






PC1はヴィヴィ(PLはグリフさん)。
その正体は聖剣エクスカリバーな彼女。
今回は前に主人だった虎美がトラネコになってしまったため、新たなご主人様を探しています。

PC2は千夏(PLはきゆさん)。
前回鮮烈な魔法使いデビューをはたした千夏。
今回は戦慄の宿主(注3)と対峙することになります。
あと、今回の成長であいどる(注4)を取得してます。

PC3は二三(PLはヒデユキさん)。
人間形態でも急ぐとつい四つ足で走ってしまう無邪気なライカンスロープ。
今回はかつての恩人に出会い、ほのかなロマンス(注5)を繰り広げます。

PC4は智(PLはTSさん)。
いいんちょうを伸ばし、他の仲間よりも一足早く《超変身》(注6)を取得します。
今回は、少し気になるNPC(注7)が事件に巻き込まれ、解決のために動き出します。


そんな彼らが活躍した粗筋はこちら。

今、七津市では謎の神隠しが相次いでいた。
被害者の中には智の知人兄妹もいて、被害は着実に拡大していた。
ワルダネの気配を感じた結社からの依頼で調べると、以下のようなことがわかります。

・被害者は小学生の女の子が多い。
・事件初期は無用心に出歩く少女が狙われていた。
・最近は通学路などの定点で消えてしまうことが多い。
・(二三のみ)恩人のブラックがこの町に来たタイミングで事件の様相が替わっている。

神隠しに合う場所を結ぶことで魔法陣ができることに気付いた一行は、魔法陣の力が集まっている場所に向かいます。
そこには、少女たちにメイドの格好をさせてお世話させているおっさんがいたのでした。

ヴィヴィ「あなたの欲望は一体なんなの?!」
犯人「僕の願い? ぐふふ、それはね、ロリメイドハーレムだよ!」
一同「(ぽかーん)」
犯人「君もメイドなんだよね。ちょっと年くってるけどいいよ。僕が君のご主人様になってあけるよ」
ヴィヴィ「……下衆が。」
千夏「……気持ち悪い」

あまりにもきもいロールプレイをしたせいでリアルに傷つくほどの評価をいただきました(苦笑)。
まあ、確かに、今思い返してもきしょい犯人だった。
本人は真面目に小さくてかわいいメイドさんが好きなだけだったんだけどなぁ。
ちょっと

そんな犯人の脇には二三の恩人にして円陣の魔法使い(注8)の字を持つブラックが控えていました。
判定の結果、ヴィヴィのみがブラックのことを知っていました(注9)。

ヴィヴィ「こんな下衆の欲望すら叶えようと言うの?!」
ブラック「わたしの意思は関係ありません。願いの内容がなんだろうと、ワルダネに選ばれたものに従うことが災厄の会の使途の務めなのです」
二三も何か言いたそうにしますが、災厄の会との関係は秘密にするよう命令が出ているのでこらえます。

と、いうところでクライマックスの戦闘開始です。

敵はワルダネで強化された変態オヤジと操られた少女たち。
ブラックは後方で魔法陣の儀式を続けています。

今回はガチンコの戦闘ではなく、ちょっと趣向を凝らしてみました。
FS判定のチェイスを応用して『儀式の完成』と『儀式の妨害』を敵味方に分かれてやってみました。
犯人は魅了ビームというPCを洗脳操作する特技を持っていて、『完成』側のゲージが増えると当たりやすく、『妨害』側のゲージが増えると当たりにくくなる仕組みでした。

結果は……まあ、なんていうか……PCたちの圧勝でした。
同じフィールドでFS判定していたので、ブラックも特技の対象にできるんです。
まあ、それは当たり前。
攻撃とかされても、ブラックはある程度強いNPCなので問題なかったはずなんですが、自動成功で判定値を下げる特技を使われてしまい、部分判定はぼろぼろでしたorz。
致命的なポイントで達成値下げ特技を受けてしまい、その差を挽回できぬままおしまいでした。
結局魅了ビームも1回も当たらずさみしいことに。
洗脳して「ぐへへ、僕に奉仕しろ」とメジャーを無駄遣いさせることはできませんでした。

いやはや残念。
犯人は戦闘不能。
ブラックはPCたちと戦う気はない、と変身を解きます。
ですが、戦闘中に痛い目(注10)にあった智と、結社のヴィヴィは引きません(注11)。

智「そうはいかないわ!」
ヴィヴィ「今日こそ逃がさない。おとなしく捕まりなさい」
ブラック「やれやれ……力ずくしか方法がないのでしょうか」

とそのとき、

謎の声「OH! ブラック! ピンチなようデスネ~? ワタシが助けてあげまショウカ?」

と下手な日本語が聞こえてきました。

ブラック「あなたですか。いえ、助けを借りるほどの状況では」
謎の声「遠慮しないでくだサイ。さあ、ワタシがやつらの目を眩ませているその隙ニ!」

言葉と同時に煙幕が炊かれ、ブラックは逃げてしまうのでした。
とはいえ、神隠しにあっていた少女たち(と巻き込まれた数人の男たち)は無事救出され、事件はめでたしめでたしとなりました。

エンディングでは、二三がブラックと久しぶりの邂逅の喜びに震えたりしてましたが、紙幅の関係で割愛。



というわけで、なんとか第2回が終わりました。
ぼんやりと全10回ぐらいを想像してるので、そろそろ導入はおしまいでしょうか。

今回のシナリオ的テーマはもちろん「全体の導入」。
ゲーム的テーマは「FS判定の活用、応用」でした。

前回は主要キャラであるPCの紹介とMGRというゲームに慣れるという、いわば「慣らし運転」だったことに比べると、今回は一歩踏み込んでみました。
核となるNPCは大体できったはずですし、PC間の関係もざっくり固まってきたのかな、と。

ゲーム的な目的はちょっと実験。
前回、手抜きのつもりで使ったFS判定がファンブルやクリティカルのおかげで思いの外盛り上がったので、「だったらシナリオの中核、進行そのものをFS判定にテクスチャとして張り込んだらどうなるか」という興味が湧いたのでした。
そんなわけでBパートは「聞き込み→推理・絞り込み→犯人特定」という流れをFS判定の部分判定の能力値でイメージしてみました。
結果的には少々微妙な感じ。
いくら判定値が変わっても、PLにとっては数値が変わるだけであまり変わらないみたい。
もっとフレーバーとしての演出をすればよかったのかもしれない。

でも、FS判定ってのはなぜかそれだけで盛り上がるものなので、隙あらば仕込んで行きたい感じ。
クライマックスの概念チェイス(注12)はそれなりに盛り上がったと思うし、かなり不確定にはなるけど、「これ以降部分判定の度にこのFS判定の暴露判定の難易度+1」とか「これ以降部分判定の度に1D6の実ダメージを受ける」とかはPLにスリルを与えて面白かった印象。
ただ、効果が強すぎるのでMAX値間際に仕込むわけだが、クリティカル一発でスルーされる可能性もあるんだよねぇ。
まあ、それはどのイベントにも言えるんで仕方ないか。

さて、まだまだキャンペーンは始まったばかり。
頑張ってこー。





(注1)まじかるガールズ:先日から何回か日記に登場しているフィロスが作成中のオリジナルSRS。
開発名は「マジカルガールズ」だったものが、なんとなくかわいいからという理由で「まじかるガールズ!」に変えようかと思ったり思わなかったりしてる途中。
……ネーミングセンスほしいなぁ。

(注2)前回と違うPC番号:キャンペーン全体を通してのPC1が全てのセッションの主人公である必要性はない、ということ。
第2回の今回、特別ヴィヴィが主役である必要はなかったのだが、PC番号が固定でないことを印象づけるためにヴィヴィを上げてみた。

(注3)宿主:ワルダネに憑かれたもののこと。

(注4)あいどる:スタイルクラスの一つ。
みんなに注目される存在であることを表す。
ゲーム的には支援型に分類される、か?
レベル1で取得可能な《きらっ☆》が至近光属性攻撃なのは我ながら笑える仕様だと思う。

(注5)ほのかなロマンス:きゆさん曰く、ラブよりライクな少女漫画チックな関係……らしい。
少女マンガの造詣に深くないフィロスにはよくわからない(苦笑)。

(注6)《超変身》:魔法少女は変身するのがお約束。
ならば変身するヒーローはパワーアップするのがお約束だ!
というわけでまじかるガールズのスタイルクラスには変身を超えた変身《超変身》という特技がある。
智が取得したいいんちょうの《超変身~リーダーフォーム~》は、強力な達成値上げと味方支援能力が手に入る。
しかし、あまりの高コストのために気軽には使えない。
智も今回は使えなかったようだ。

(注7)気になるNPC:いいんちょうの特技《噂のあいつ》で取得したエキストラ。
彼がいるおかげでいいんちょうは奮起して頑張ることができる。
ただし、仲のいい知人がいるということで暴露判定にペナルティーが入る。

(注8)円陣の魔法使い:と書いて「マジシャンオブサークル」と読む。
魔法陣の扱いに長けている故ついた字。

(注9)ブラックを知っていた:有名人であるブラックを知っているかどうかを判定してみた結果、それほど難しい判定ではなかったのだが、ヴィヴィのみ成功。
さすがは1500年生きている年の功といったところか。
ちなみに、当然だが二三は判定なしで成功とした。

(注10)痛い目:FS判定のトラブルとして「魔法陣にトラップがしかけてあった。解除しようとしたもののマナカードを全て奪う」というのを設定していた。
達成値下げ特技で大活躍して調子に乗っていた智が見事にひっかかり、マナカードを失って変身が解けてしまった。
こっちは誰がひっかかってもいいようにしかけた罠だったのだが、本人は大いに悔しがったいた。
どこから関わっていこうかと狙っていたTSさんにとってはいいきっかけだったようだ。

(注11)引きません:演出でしかなかったので粗筋では省いたが、智がブラックに攻撃し、その防御判定の瞬間だけ《超変身》したブラックがそれをかき消すという超人プレイが行われた。

智「これでもくらいなさい!」
ブラック「仕方ありませんね」(と超変身して防御判定を成功にする)
ヴィヴィ「そうだった! あの人にはまだ超変身が残っていたわ!」

ヴィヴィの知ったかぶりプレイが素晴らしい(笑)。

(注12)概念チェイス:サタスペよりパク……オマージュ。
サタスペにはケチャップという競争を表現するルールがある。
それは物理的なレースだけでなく、大食い競争や謎解きなどにも応用することができる。
通称「概念ケチャップ」。
まあ、そのままコピーして概念チェイス、というわけ。

by phirosu2 | 2009-07-05 03:16 | まじかるガールズ | Comments(0)
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