先日は、自分がGMのナイトウィザード2(注1)(以下NW2)でした。 といっても、シナリオを作ったわけではなく、「菊池たけしがこりずにまいりました!!」(注2)に掲載されているコロシアムルールを採用してのミニセッションです。 コロシアムルールとは、決められたフィールド、決められたエネミー、決められたルールで戦って勝利条件を目指すもの。 ただ戦うだけなので、GMはシナリオを準備する必要がなく、とっても簡単。 まあ、ストーリー性とかクソクラエなゲームになるので、あんまり好んで使うことはないんですがー、今回はあまりにも時間がなかったので、とりあえずこれで。 参加してくれたのは3人。 1人目はアタッカー/落とし子のヒカル。 NW2初体験のために、サンプルキャラクターでアタッカーというところまではみんなで決定。 好きなサンプルキャラを選んでもらったら、テクニカルな落とし子を選ぶという、天然で茨の道をゆくプレイヤーさんです。 女子高生にしては、背が低いことを軽いコンプレックスに持ちつつも、アタッカーとして最前線で頑張っていました。 2人目はヒーラー/陰陽師の剛。 気は優しい不良という王道(?)キャラで、口は悪くても仲間思いのいいキャラでした。 以前NW2のキャンペーンをやりつつも、ヒーラーは初めてということで、プレイヤーさんは苦戦していたようです。 3人目はディフェンダー/鋼機士のサラ。 「あれ? 鋼機士なんてクラスNW2にあったっけ?」と思ったあなたは鋭い。 鋼機士はセブンフォートレスメビウス(注3)の最新サプリメント「エルスゴーラ(注4)」で追加されたクラスです。 本来は、鋼機と呼ばれるロボットに乗る中世ファンタジーっぽい世界観のゲームですが……。 今回は次元の壁を超えて現代地球のNW2に登場です。 そんな情熱溢れることをするプレイヤーは、もちろんTSさんです。 彼の「エルスゴーラを使いたい!」という強い希望があったので、システムがNW2のコロシアムになったぐらいです。 そんな3人が活躍したあらすじはこちら。 元の世界に戻れるとか、単位が欲しいとか様々な理由で集まった3人は、とある輝明学園(注5)地下にある戦闘シミュレーター、スクールコロシアムに挑みます。 最初のミッションは「ガード・ミッション」。 毎ラウンド増えながら襲い掛かってくるエネミーからかよわい巫女部員(注6)を3ラウンド守るというミッションです。 さあ、並み居る敵を前に戦闘開始! サラ「ビット展開。射程内の敵を掃射します」 ズビーとサラの放ったビームが戦場を一閃。 1ラウンド目も2ラウンド目もあっさり敵は全滅。 3ラウンド目に満を持して登場したエネミーも……。 ヒカル「えいやー!」 ウィッチブレードの推力を活かして体当たりするヒカルの一撃にあえなく轟沈。 最初のミッションはあっけなく突破されてしまいました。 30分ほど休憩と成長をして、すぐに第2ミッション!(注7) 今度はさっき守っていた巫女部員が登場。 巫女部員「さっきはありがとう。今度はわたしが相手だよっ」 次のミッションは「闘神の遊戯」。 超強いエネミー「阿修羅」と戦うミッションです。 もちろん、普通にやればPCの全滅は火を見るより明らかです。 そのため、この阿修羅は1ラウンド目は攻撃も防御も何もしないということになっています。 その間にいかに有利になれるか、が鍵となるミッションです。 というわけで、本来なら阿修羅が敵なのですが、新しいエネミーだすよりかは1戦目でなかなかいいキャラになった巫女部員を使うことにしました。 巫女部員「でもわたしはみんなより強いからね、1ラウンドは好きに攻撃していいよ」 ヒカル「え?! 今度は巫女部員さん?」 剛「さっきは守ってやってのに、いい気になってんじゃねえぞ」 サラ「宣言しましょう。あなたが攻撃することはない。1ラウンドで勝負をつけてみせます」 巫女部員「はわわっ、怖いなぁ。でも負けないよっ」 えー、結果から言うと、辛勝でした。 勝ったのは巫女部員でしたが(爆)。 規定通り4人いたら、本当に1ラウンドでけりがついていたかもしれません。 最後の最後で、PL全体の出目が悪くて攻撃があたらないタイミングがあり、それさえなければ巫女部員は倒れていたでしょう。 いやはや、白熱したいい戦いでした。 あれ、なんか前回のカオスフレアもほとんどPC全滅してたような。 最近適当にセッションやるとPC全滅させ気味だなぁ(苦笑)。 まあ、負かしたほうがPLが自発的に反省会して試行錯誤するんで、悪くないんだけど。 ……で、でも、全滅はまずいよね(苦笑)。 (注1)ナイトウィザード2:ナイトウィザード2nd Edition。 アニメにもなったTRPG。 「魔法なんてないという常識」が結界となって世界の崩壊を防いでいる現代の地球。 かつて異世界に封印された魔王たちがその結界を破ろうと異界から攻めてくる。 常識外の力を扱う魔王に対抗できるのは、同じく常識外の力である「魔法」を使うウィザードだけ。 人は彼らを「夜闇の魔術師=ナイトウィザード」と呼ぶ。 ……なんて世界観は今回関係ない。 ただ出てくるエネミーを倒すだけのお手軽ゲームでした。 (注2)菊池たけしがこりずにまいりました!!:FEAR社のTRPGサポートを主なコンテンツとする雑誌ゲーマーズフィールド、その別冊として発刊された本。 FEAR社副社長にしてTRPGデザイナーの菊池たけしさんを特集したもの。 ちなみに 「菊池たけしがまいりました」 「菊池たけしがまたまたまいりました」 に続く3冊目の特集号、だったかな? 菊池たけしがデザインしたアリアンロッド、ナイトウィザード、セブンフォートレスなどの情報が盛りだくさん。 (注3)セブンフォートレスメビウス:菊池たけしがデザインしたTRPG、セブンフォートレスの第4版。 中世ヨーロッパを舞台として剣と魔法の物語……だったのは前作まで。 今作ではその世界は既に滅び、敵に支配されたところからゲームがスタート。 あらゆる屈強をはねのけ、「世界を守る」のではなく「世界を救う」物語ができる。 (注4)エルスゴーラ:前述のセブンフォートレスのサプリメント。 セブンフォートレスは8つある異世界を舞台にしている。 その世界の中のひとつが「エルスゴーラ」。 鋼機と呼ばれるロボットに乗って戦う世界なのだ。 ちなみにナイトウィザードもその世界の中に含まれており、多少用語の違いはあれど、同じようにゲームを遊ぶことができる。 ……最近そういうの多いな。 (注5)輝明学園:ナイトウィザードに登場する学園。 裏の世界では、世界を救うウィザードたちを支援している。 救世主が大量に在学していることでも有名(笑)。 (注6)巫女部員:輝明学園は神道系の学校のため、「巫女部」という部活がある。 表向きは祭事などの訓練だが、実は異界から来る魔王たちから学園を守る任務を負ってたり負ってなかったりする。 (注7)第2ミッション:コロシアムルールの利点はシナリオを用意しなくていいだけではない。 戦闘のみなので、1回1回が短く済むのだ。 セッションが早めに終わった隙間にやったり、今回のように成長をしながら連戦をするのも面白い。
by phirosu2
| 2009-01-18 17:33
| NW2
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