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ノエルと蒼穹の未来 感想
えー、本日一年近くの時間を経てやっと発売された「アリアンロッドリプレイルージュ」最終巻の感想でございます。
思いっきりネタバレですので、気にする方は絶対に見ないでください。


















普段なら結構ネタバレと言ってもライトな感じなフィロスですが、今回ばかりはだめです。
もうこれでもかってぐらいバレます。
自分で読み直してても「こんなに書いたら怒られるんじゃないか」というぐらいバレてます。
多分、もう一人の自分がいてこの日記を読んだら不愉快になるぐらいバレてます。
それでも読むって人はどうか読んでやってください。













とりあえず一言。
「よっしゃー、トランの後釜予想当たったー」
JGC前から矢野さんがPLとして続投することは伝えられていましたが、その前からフィロスは
「トランの後釜はトラン二号に違いない。改造人間には絶対に二号がいるのだ」
と言い続けてきました。
大・正・解!
フィア通で新PCの名前が公表されたときも
「レント→rento→toren→eとaの違いはノイズってことで→トランだ!」
とか強引なこじつけで二号案を補強して遊んでましたが、まさか本当に二号とは。
……ありきたりっちゃあありきたりか?(笑)

内容としては、まー、なんていうんですか?
きくたけはやっぱすげえなぁっていうか。
トランが死んだときも泣きましたが、今回、そのネタを随所にちりばめつつ山場を作る姿勢とか、てかNPC出すぎだろ(笑)。
今回の泣きポイントっていうかやっぱ燃えるポイントは前半のクライマックス。
ノエルVSガーベラ。
互いが互いを救うために相手を倒さねばならない。
もともと自分はガーベラさん好きなわけで、あの告白には身が震えました。
こんな状況にPL(あえてPCではなくPL)を追い込むきくたけはどんだけ鬼なんだと。

後半の『世界の危機』はやっぱきくたけに書かせるとこうなるよなーって感じだったのでまあスルー。
でも大首領の正体はちょっとご都合主義的すぎではないかと(笑)。


ま、ストーリー的な展開はおいといて、ゲーム的な話でも。

このシリーズ、クリスが壁キャラとして目立つ。
自分はアリアンロッドのファーストキャラが壁キャラということもあり、けっこう壁キャラ好きでどんなゲームでも一人は作っていたりする。
というか、まずは壁キャラを作ってみたりする。
でも他のゲーム(DX2、カオスフレア、ALG)などでは壁キャラってのはけっこう不遇な扱いを受けていて、防御力無視が当たり前だったり、HPの数倍のダメージが当たり前だったり、挙句の果てに「カバーリング不可能」なダメージだったりする。
そんな中、アリアンロッドというのはかなり壁キャラが生きるゲームでして、そんなゲームのリプレイで壁キャラが活躍してくれるっていうのは個人的にも嬉しい展開。
うちのエメ君は(まあ、レベルの違いがあるとはいえ)200超のダメージを受けても「少し鎧に傷がついたな」って言い張るほどの防御力だったんだよなぁ。
懐かしい。
「俺がいるかぎり誰も傷つけさせやしない」
とはうちのエメ君も言った、壁キャラの常套句ですな。
欲を言えば「他のゲームでもクリスみたいな活躍がしたい」っていうユーザーの意見が沸騰して、他のゲームでも壁キャラが強化されたら嬉しいなぁとかなんとか。
とりあえずDX2でサイレンの魔女とバリクラをなんとかしてほしい(爆)。

あと、きくたけのすごさと言えば、ストーリーテリングはおいといて、ゲーム的にバランス調整のうまさだよなぁ。
トランが死んだときも全員エンゲージさせないでPLの判断次第では生きる目を残しておくとか、今回のラストバトルのカバーリング要員のガーベラとか。
あと偶然だとは思うけど魂が震えたのは、ラストバトルで矢野さんが「これで大丈夫だ」と思った瞬間のレイズに対するカウンターマジック。
あれ狙ってエネミー能力作ってたらほんと神だよ(笑)。

それと、今回のリプレイをゲーム的側面から見ていて気になったのが
『戦略担当が矢野さんだと明確に意識されて書かれていること』
個人的にああいう状況って好きになれないんだよねぇ~。
PLの中で一番頭いい人が戦略を指示して、他の人は基本的に従うだけみたいな。
ただ、一応PCのロールともマッチしてる、というか「こうやって指示を受けているとあいつと戦っているように感じる」とか、戦闘なのにぐっとくる台詞がある辺り流石かわたな。
だからわざとその辺を誇張してリプレイにしてるような空気は感じる。
まあ、矢野さんが頭がいいのは事実だろうから、多分自分なんかが心配したり嫌うほどパーティの戦略を支配してるわけじゃないんだろうけど……。
ま、これを見本にするような素人の『指揮官プレイ』が増えたら嫌だなーとちょっと感じたぐらいで。

かわたなさんと言えば、あの飛行船略奪のシーンはすごかった。
あれぐらいのことをスラスラ言えるときくたけにすごいって言われるんだなぁ(笑)。
一つのロールの目標?
高え目標だなおい。

何はともあれ、一段落。
きくたけさんにはもう、拍手と万歳と一日三回の礼拝をして、お疲れ様でしたー!とビールをかけてあげたい気分。

さて、ここからは自分の話。
去年の今頃。
前作「白亜の悪夢」を読む少し前にやったキャンペーンのリプレイ書き作業がまだ残ってるな。
第一話は半年ぐらい前にできあがってたけど、残り二話。
きくたけはあれだけの仕事量の中でノエルを書き上げたんだから、まだ学生の自分はさっさと三話のリプレイぐらい仕上げないとねっ。

やっぱリプレイを読むとTRPG脳が刺激されて何かやりたくなるなぁ。

あー、セッションやりてぇ!

by phirosu2 | 2007-09-20 17:44 | TRPG雑感 | Comments(0)
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