【TRPG感想】
先日は水無月さんがGMの魔獣戦線(注1)でした。 最近瞳の登場フェイズで事件が起こることが多いわけですが、まさか今回はあんなことが起こるなんて。 本来ドラマは戦闘フェイズで起こるべきなんですが……最初からクライマックスだぜ(笑)。 ではまずはキャラクター紹介から。 ◆キャラクター紹介 ■名前(PL名):本堂言葉(ホンドウ・コトノハ)(動く死体) 性別/年齢/種族:女/15/人間 クラス:正義 ゲーム的特徴: 特殊な能力を持つ武器を表す<正義>の位階。 彼女の魔剣は「しりとりで言った言葉が現実になる」という能力を持つ。 かなり特殊な自分縛りだが、はたして……。 ぶっちゃけ今回は別にしりとりだからすげーとかなかったんで次回に期待ですかね。 ロール的特徴: GMに少年に間違われるぐらいには性別不詳。 そして口が悪い(笑)。 初対面の魔獣王を煽る騎士はそうはいないだろう。 魔獣戦線のこともゲームだと思ってるっぽいロールだと思えばそれっぽい、か? その他: 魔獣戦線初参加の動く死体さんです。 ええ、ハンドルネームが「動く死体」です。 なかなか独特な感性をお持ちのニューカマーです。 詳しくは考察で。 ■名前(PL名):綾羅木晃(アヤラギ・ヒカル)(妖斗) 性別/年齢/種族:男/39/人間 クラス:女帝 ゲーム的特徴: 炎の女神に守られた演技派晃君です。 今回は言葉ちゃんに仮面ライダー龍騎サヴァイヴにされたりしながら戦ってました。 ロール的特徴: いつのまにか晃君も39歳か……。 役者としてリアルを感じる演技はすごいと思います。 その他: 久々復帰して二戦目の妖斗さん。 全く腕は錆び付いておらず安心して瞳の馬鹿ロールをできました。 ロールが安定してるって素晴らしいわ―。 ■名前(PL名):羽遠瞳(ウオン・ヒトミ)(フィロス) 性別/年齢/種族:男/31/犬妖怪混じりの人間 クラス:戦車 ゲーム的特徴: 視認できないほどの高速体術が売り。 今回、登場フェイズで事件を起こす。 フィロス的には楽しかったが、実はこれあんまり新人向けではないのでは、と思い始めた(苦笑)。 ロール的特徴: 今回はフィロス好みのNPCがいっぱいいたので瞳のロールもノリノリでした。 楽しかった。 その他: というわけでフィロスです。 偶然ですが、キャンペーン2戦目だったので、水無月さんに魔獣王登場をおねだりしてみたり。 対応してくれた水無月さんに感謝感激です。 ◆粗筋 ■登場フェイズ ある意味で今回のセッションの山場だった。 いつも通り遭遇戦を選んだ瞳。 どうやら晃君も遭遇戦を選んだらしく、瞳が先に。 前にもあった「魔獣にやられた瞳を他の騎士が助ける」展開だ。 ……そのはずだった(笑)。 実際は調査判定で瞳は11をふり、真眼に到達して弱点判明。 さらに演出でダメージ度合いを出す魔獣の判定はダイスがふるわず。 瞳のほうが僅差で勝利! 瞳を使って何度も遭遇戦を繰り返してきましたが、タイマンで魔獣に勝利したのは初めてではないかと。 そんなフィロスの喜びはともかく、本来は気絶してピンチのはずの瞳が魔獣と互角にやりあってるんで、晃君の登場がやりにくそうでした。 なんだか申し訳ない(苦笑)。 言葉ちゃんはゲーム経由で依頼を受ける独特な感じでした。 ■邂逅フェイズ 普段の瞳ならここで気絶から復帰するんですが、今回は普通に登場。 新人の言葉ちゃんに促されて情報を聞き、分担を決めます。 表ではシンプルなやりとりですが、裏では死体さんへのルール説明が行われてました。 ゲーム的にはキャンペーンだし、遭遇で真眼出したり、あまりお手本にはならないセッションだけど。 裏でのルール解説は本当にためになります。 初心者から中級者になりかけの人はマストリードよ。 ■調査フェイズ ぶっちゃけると弱点は「顔に攻撃を受けない」と「宝石に触れない」でした。 ただ、瞳の登場フェイズで「顔に宝石を受けない」だと思い込んでしまい、調査フェイズはあまり芳しくありませんでした。 真眼ひとつ出てるから油断してあまりちゃんと考えなかったってのも嘘じゃないけどね。 とはいえ外れてないけど当たらないみたいなもどかしい調査フェイズでした。 ゲーム的なことはおいといて。 晃君は聖母教団に対抗して宗教を立ち上げたゲッツ、もといゲイツに聞き込み。 いい感じに害のない小物だったのでフィロス好みの面白いNPCでした。 言葉ちゃんは魔獣といい仲だったという女性に聞き込み。 これまた芯の強そうなかっこいい女将で、フィロス好みのいいNPCでした。 ■集合フェイズ そんなフィロス得な調査フェイズも終わり、全員が集まって雑談。 ■戦闘フェイズ 瞳の見せ場その2(笑)。 といっても戦闘前のかけあいは決め台詞に発展せず、普通な感じで。 見せ場はイニシアチブで一番になった瞳の手番でした。 普通に攻撃したんですが、ダイスがまたもや11! それに対して魔獣も裏技を発動させますが、GMのダイスはふるわず。 裏技発動した魔獣に対して攻撃を通す(瞳にしては)快挙でした。 魔獣が裏技発動して押し負けた時点で勝負の趨勢は決まりました。 結果的に次の手番の晃君がとどめに。 隠れて攻撃していた言葉ちゃんはその特殊な能力を披露することなく終わってしまいました。 しかし今回はこれで終わりではありませんでした。 あっさり終わってしまい、裏で死体さんが物足りなそうにしていたせいか、フィロスがお願いしたおかげか、キャンペーンのラスボスである聖母マリアが登場。 言葉ちゃんが魔獣王を煽るという稀有な場面もあったり。 昔の魔獣皇帝のときも思ったけど、若い騎士ほど魔獣王を軽く見る傾向(注2)にあるよなー。無軌道な若者なのか(違)。 ■退場フェイズ それぞれ無難に退場して終わりでした。 ◆反省と考察 ロール:4点 ゲーム:3点 ストーリー:4点 ボーナス:4点 ゲームは、結果的にほぼ完璧と言っていい展開だった。 それになにより、登場フェイズで魔獣と遭遇戦して勝ったの瞳では初めてじゃないかな。 戦闘フェイズでも裏技をはねかえしたし、良いゲームだった。 ロールは普通。 ストーリーは聖母の登場もあったし、NPCがシリアスからコミカルまでみんなツボだったので+1点。 言葉ちゃんの動きで緩急というか良くも悪くも変化があったのは悩むけど、ボーナス+1。 ○良かった点 ・瞳に土つかず。 ・ニュータイプ言葉ちゃん。 ○悪かった点 ・ルールを読まなくてもセッションできるんだなあ。 では個別解説。 ・瞳に土つかず。 良かったことではあるが、ぶっちゃけダイス運だからなぁ。 次回も狙ってやるのは難しい(苦笑)。 でも「良かったこと」「またやりたいこと」であるのは間違いない。 ・ニュータイプ言葉ちゃん。 言葉ちゃんてよりかは中の人の動く死体さんのこと。 デフォルトで言葉遣いが荒いが、頭の回転が早いというか、ゲームの勘みたいなものは鋭い。 ただルールや世界観を予習するような真面目さは一切ない。 でも教えられたルールをすぐに理解する素直さはある。 キャラクターの能力設定にこだわりがあるかと思えば、外見とか喋り方はあっさり変える。 良く言えば柔軟性が高い。 悪く言えば考え無しの行き当たりばったり。 フィロスは、「世代」とか「最近の若い子」みたいにくくるのは好みではないが、動く死体さんには、最近の若いライトなTRPGプレイヤーっぽい空気を感じた。 こういうプレイヤーがきちんと魔獣戦線に馴染んでもらえるようにサポートするのが古参PLの義務なんだろうなあと思う。 ・ルールを読まなくてもセッションできるんだなあ。 そんなニュータイプの死体さんだが、さすがにルールを読まずにセッションするのはGMとか一緒に遊ぶPLに失礼だろう。 やる気がある態度ではない。 そのあたりはやんわり指摘したので、ぜひとも次回は改善してほしいと思うし、フィロスが事前に察知できたら促せるようにしよう。 ちょっとセッションから時間が経っちゃったので淡白な感想ですが、まあ魔獣戦線は公開ログがあるし大丈夫だろう、と。 キャンペーンも半分まで来たのかな。 聖母教団なんて名前のキャンペーンなのに「宗教がテーマではない」と爆弾発言がGMからあったり、 邪力の弱点に段々共通点が見えてきたり、 面白くなってきましたね。 次回も優先度があったら狙っていこう。 (注1)魔獣戦線:GMである水無月さんが運営している同名サイトで見られる同人TRPG。 ネット専用と歌っているだけあり高速。 そしてなにより水無月さんだけがGMをすることで守られる世界観が魅力。 魔法少女と魔術師と機動兵器が肩を並べて戦えるRPGはそう多くはないだろう。 興味のある方は以下のHPをチェック! http://majyusen.web.fc2.com/ (注2)若い騎士ほど魔獣王を軽く見る傾向:ぶっちゃけ、数値的な強さは他の魔獣と変わらないというのもあるのかもしれない。 魔獣戦線のゲームシステム上仕方のないことだが。 魔獣王が王たるためには、演出で「他の魔獣とは違う」ことをアピールしなければならない。 だからフィロスは魔獣王をわざと持ち上げたりする……してると思う。 ちなみにフィロスは脳内で 「大結界によって弱体化した結果、同じぐらいになってるだけで、元々魔獣王は数倍強い。 その強さは弱体化した今でも滲み出るので、 他の魔獣とは気配(危険度)が違う」 という設定を持ってます。 ちなみに、実は魔獣王の能力は汎用性の高い万能能力であることが多い。 なので、例え数値的な見かけの強さが同じでも、どんなときでも全力を出しやすいという意味では他の魔獣よりも強いのかもしれない。
by phirosu2
| 2014-11-18 19:01
| 魔獣戦線
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Comments(2)
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テンセイ
at 2014-12-02 21:23
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はじめまして テンセイと申します。
少し前(1年位前)にTRPGをはじめました。フイロスさんから見ると自分は「若くライトなTRPGプレイヤー」だと思うのですがルールを読まないというのは「ルールを知らない」ことがNGなのでしょうか。もしくはネット上で調べてくるとか? TRPGを始めたばかりなので自分としては気になります。 その他これはしてはいけないといった行動がありましたら教えてくださると自分としては有りがたいです。
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phirosu2 at 2014-12-03 01:33
初めまして。フィロスです。
コメントありがとうございます。 これはあくまでフィロスの主観なので「絶対やっちゃだめ!」とかそういうものではないと前置きしておいて……。 「ルールを知らないこと」はNGだとは思いません。 ただ「ルールを知ろうとしないこと」はNGだと思います。 そもそもTRPGのルールブックって売ってる場所は限られていますし、高いのもありますし、下手すると在庫切れで入手できないなんてこともあります(苦笑)。 そういうときは結果的にルールを知らなくても仕方ないと思います。 でもこのときプレイした魔獣戦線はルールが「無料」で「ネット公開」されているので、読もうと思えばいつでも読めるものです。 なので「ルールを読まないのってどうなんだろう」という感想になっています。 TRPGはシステムや卓やサークル等で雰囲気が結構変わるのでNG行動も変わってくると思います。 あえて一般的なNG行動をあげるなら「他人を不快にする言動」ぐらいだと思いますが……。 テンセイさんが今回質問されたように、一緒にやるお友達とも「こういうプレイってどう思いますか?」と雑談したりするといいのかなーなんて思います。 最後に手前味噌ですが、「TRPG初心者プレイヤーが楽しむコツ五箇条」なんて記事もあります。 もしご興味がありましたらどうぞ。 http://phirosu.exblog.jp/20395151/
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