とりあえず、再来週のディサイドの最終回が終わるまでは進捗でなさそう。
そうすると製作記の内容がなくなってしまうわけで……。
どうしたものか。
先日相談された内容でも転載してお茶を濁しておこうかな(爆)。
内容はいくつかあったけれど、とりあえずひとつ抜粋。
「キャンペーンを始めるときにどこまで設定を決めておくか」
毎度の前置きですが、フィロスの考えなので、正解とか唯一の答えとかそういう類の意見ではありません。
そもそもTRPGのシナリオに「テンプレート」「サンプル」はあるかもしれないけど、「正解」なんて存在しないだろうしね。
書き方も然り。
色んな人が色んな手法で書くノウハウを共有し合う環境が将来できたらいいなー。
さて、前置きも終わったところで結論。
・「譲れない部分」だけはきっちり決める。それ以外の「譲れる部分」は緩くする。
・「譲れる部分」も一応考えておくが、それをすっぱり捨てる勇気を持つ。
フィロスの場合はこの2点になるかなぁ。
「譲れない部分」っていうのは、重要NPCとPCの関係とかね。
例えば、「攫われた妹を助けに行く」シナリオをやるためには、PCに妹が必要になる。
例えば、ボスの説得に「同じ境遇の苦しみを味わった経験」とかが必要なら、PCはその経験をしていなければならない。
そういう「譲れない部分」以外は適当でいいんではないかと。
ただ、フィロスはそういう適当な部分も「一応」設定しておく。
PL側からいつでもアイデアが出てくるとは限らないからね。
一応「GMの想定」は作っておく。
前述の例でいえば、「妹」は必要でも「両親」がいるかどうかは直接関係ない。
けれど、まあ、普通はいるよね。
「同じ境遇」の例でも、性別が同じじゃなくても説得可能だけど、やっぱり性別は同じほうが説得はしやすいだろうな~とか。
そういう枝葉とも言える部分も一応設定しておく。
アドリブで考えてもいいけど、あらかじめ考えておいたほうが楽だからね。
ただ注意しなければいけないのは、そうやって事前に考えた「譲れる部分」は、PLから意見があったらすっぱり諦める。
TRPGやってる人じゃなくてもわかると思うが、自分の意見が取り入れられるのは嬉しい。
承認欲求の充足による快感を得てもらうためにも「譲れる部分」は積極的にPLの意見を取り入れる。
だから、事前に色々と考えていても、それを諦める勇気を持つのがいいのかな、と。
……なんだかキャンペーンの話になっていないので方向修正しよう。
フィロスの場合、直近の数回はまあまあ細かく決めるけれど、5回以上先だとぼんやりとしか決めないかなー。
アリアンで10回ぐらいのキャンペーン考えるなら、最初はPCもかけだしの冒険者だろうから、簡単なゴブリン退治とか山賊退治とか誰でもできることをやってもらって、その数回でPCの様子を見て、後半の動きを決めるとか。
そもそも何かやりたいネタがあってキャンペーン始めるなら、最初からそこに向かってもいいわけだし。
昔やったまじかるガールズのキャンペーンでは、最初からずっと一緒だった相棒とも言えるNPCがラスボスだったというネタをやったなぁ。
「そのNPCがラスボス」という点は譲れない部分だけど、そのNPCとPCがどんな関係になるかはあんまり深く考えないでセッション開始していたような気がする。
ただ、話の方向性とかは決めるかも。
フィロスの場合、キャンペーンも普通のシナリオも考え方は同じで。
普通のシナリオは1回のセッションで「起承転結」を作る。
キャンペーンシナリオなら、キャンペーン全体で「起承転結」を作る。
で、フィロスはいつも「一番盛り上がる転」から考えることが多い。
FEAR風に言うならクライマックスフェイズの戦闘とか。
その直前の説得シーンとか。
「やりたいシーン」から考えることが多い。
キャンペーンでいえば、中盤から後半にかけて「やりたいシーン」を実現するために、前半のシナリオを考えるかなー。
フィロスの場合はそれが「譲れない部分」になるわけだ。
もちろん違う方法論もありえる。
昔やったルリルラのキャンペーンなんかは、どの陣営に属してもゲームオーバーではなくシナリオが進んで行くタイプだったな。
……そのせいで色々と大変な目にあったけど(遠い目)。
さて、そろそろ十分かな。
今回の製作記はこのあたりで締め。