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血の食卓
【TRPG感想】
先日はTSさんがGMのブラッドクルセイド(注1)でした。

様々な事情で本来あるはずだったキャンペーンが中止になった11月。
そこで急遽色んな人に相談してなんとか初体験のブラッドクルセイドをやることができました。
GMのTSさん、参加してくれたPLさんたちに感謝感謝。

サンプルシナリオだったのでそこまでド派手なことにはなりませんでしたが、なかなか味のある、冒険企画局っぽいはらはらした展開でした。
久々にSっぽいマスタリングのTSさん(注2)も見れて楽しかった。




◆キャラクター紹介
■名前(PL名):クロウ・タ・クロウ(本名:クロコ・タクロウ)(ムク)
性別/年齢/種族:男/16/人間
クラス:鞭(注3)
ゲーム的特徴:
公式HPにある鞭サンプルキャラクターを使用。
ダメージディーラーの一人でした。
あと、恐らく一番ルールブックを読みこんでいて、ルーリングを助けてくれました。

ロール的特徴:
インターネットをメインに活動するバベルネットという対吸血鬼組織の一員。
というわけで「クロウ」というのはハンドルネーム(笑)。
中二病入ってるちょっと痛い系の少年でした。
まぁ、吸血鬼狩人はみんなちょっと痛いのでこれぐらいなら普通普通。

その他:
前回に続き、プレイ姿勢がとても真面目なムクさんです。
初めてのルールなのにきちんとルールを読みこんでいて素晴らしいと思いました。

■名前(PL名):オオワダ・トオル(ソウ)
性別/年齢/種族:男/45/人間
クラス:杭
ゲーム的特徴:
公式HPにある杭サンプルキャラクターを使用。
ダメージは出ないけれども吸血鬼の無力化判定(注4)に強力なペナルティを与える鬼殺しが強かった。
あと激情(注5)の使いどころが上手かったです。
さすがは歴戦のベテランプレイヤー。

ロール的特徴:
家族を吸血鬼に殺されたテンプレ的な吸血鬼狩人。
冷静なダンディズムの中でたまに呟く狂気な台詞が印象的でした。

その他:
最近あんまりお声がかからないなーと思っていたら違うサークルでばりばり活動してたソウさん。
羨ましいぞ(何)。
せっかくセッションしてるならフィロスみたいに感想書こうぜ。

■名前(PL名):オガワ・リク(きゆ)
性別/年齢/種族:男/17/人間
クラス:刀剣
ゲーム的特徴:
公式HPにある刀剣サンプルキャラクター使用。
一番のダメージディーラー。
トオルやマイの連携(注6)を受けて最も攻撃してました。
連撃強いよね~。

ロール的特徴:
今回のヒロイン(笑)デスバーガーを常食する少年。
その、なんだ、栄養価の偏ったものを食べても大きくなれないと思うぞ。
攻撃役とヒロイン(笑)との関係のおかげでPC1っぽいポジションに。

あと究極のヴァンデルガルデ家と至高のヴァンデルガルデ家(注7)との対立は楽しかったです。

その他:
お馴染みのきゆさんです。
今回はハンバーガーが常食の英雄志向少年でした。
やっぱりちょっと痛いのは、吸血鬼狩人だから仕方ないか。

■名前(PL名):エビハラ・ヴァンデルガルデ・マイ(フィロス)
性別/年齢/種族:女/24/人間
クラス:聖印
ゲーム的特徴:
公式HPにある聖印サンプルキャラクターを使用。
支援系、と見せかけて補助スキルは持っていないというちとテクニカルなキャラクターでした。
まぁ、仲間と関係(注8)を持って連携に回るタイプのキャラだったと思おう。
……回避修正よりもブロック修正が欲しかったかなー。

ロール的特徴:
至高のヴァンデルガルデ家に所属するシスター兼看護師。
やっぱりちょっとずれた思考の持ち主で、他のPCとの会話がかみ合っていたようなそうでもなかったような……。

その他:
ブラッドクルセイドをやりたいと言った張本人のフィロスです。
おかげでとても楽しいゲームでした。
参加してくれたみんなに感謝!

◆粗筋
今回はサンプルシナリオでもある「血の食卓」をプレイ。
なのでネタバレを気にする方はご注意ください。

なお、フェイズ進行はルールに合わせて
遭遇フェイズ→追跡フェイズA→戦闘フェイズA→追跡フェイズB→戦闘フェイズB→結果フェイズ
になってます。

■遭遇フェイズ
FEARでいうところのオープニングフェイズ。
吸血鬼の狙いや各PCとの関係が描写されます。

上手い血を求めて世界を旅する元フードライターの吸血鬼ジェイ。
今回の舞台K市に訪れたジェイは、NPCの浅川雪の血の香りに目をつける。
輸血用血液の貯蔵が多い霧坂病院で血を補給しつつ、デスバーガーを毛嫌いするジェイ。

……というのが話の始まりなはずだった。
シナリオで提示された幸福(注9)は4つ。

・浅川雪との生活
・霧坂病院での立場
・デスバーガー
・フードライタージェイへの信仰

各PCは、以下のように幸福をチョイスしてキャラに組み込んでいきます。

・クロウは浅川雪の甥っ子で一緒に暮らしている。
・トオルは霧坂病院の院長と知り合いで、ジェイ討伐を依頼される。
・リクはデスバーガーの常連客。
・マイは霧坂病院の看護師。

それぞれ、病院の血液が盗まれる事件が起きたり、院長から依頼されたり、雪さんが襲われる予感がしたり、デスバーガーで味にケチつけるジェイと遭遇したりします。

霧坂病院の血液輸送車が襲われる場面で、狩人と吸血鬼が総登場。
それぞれの顔を認識して遭遇フェイズは終了です。

■追跡フェイズA
FEARで言うところのミドルフェイズ。
PC毎にシーンを回し、その後に吸血鬼が行動をする。
事前にGMから「今回、全部幸福を破壊しに行くんで、よろしく」と告知があった。

各PCは他のPCと語りあったり、吸血鬼の手下である血従を弱らせたりする。
そのたびにジェイは幸福を壊そうとしてくる。
輸血パックを盗みに入ったり、雪や院長を襲撃したり、デスバーガーでまた騒ぎを起こしてみたり。
しかし、そのたびにGMの出目が悪くことごとく失敗(笑)。
PLたちの中に「ジェイちょろいんじゃね」という雰囲気が蔓延してくる(笑)。
だって、GMの演出のせいでジェイが下衆なチンピラっぽくなっていくんだもの(笑)。

この辺りはぐっとはこないものの笑いが耐えない面白いシーン運びでした。

ただ、さすがにGMの不運もそこまで続かない。
マイの幸福である「田舎の教会」を壊しに来るジェイ。
マイのところに火をつけようとするジェイの写真が送られてくる。
それを妨害しようとするリクだが、指定特技(注10)が遠く、おしくも判定失敗。
その結果、助けに入ったリクの幸福であるデスバーガーも壊されてしまう!(注11)
燃えるデスバーガーの店舗!
それを前に高笑いするジェイ。

ジェイ「はっはっは、いい様だ! 俺様はあの味だけは嫌いだったんだよ!」
リク「ああぁぁ、僕のデスバーガーがぁ!」

そんなわけで無事だった雪さんはあまり露出もなくヒロインから脱落。
デスバーガーがヒロインに(笑)。

■戦闘フェイズA
人の形をした仮の姿の吸血鬼と戦う戦闘フェイズA。
ブラッドクルセイドは戦闘が2回しかないと分かっているのでシンプルでいいですね。

最初は慣れないルールということもありゆっくりした進行だったのですが、すぐにテンポアップ。
この辺りはわかりやすいシンプルなルールとTSさんのマスタリングのたまものかと。

んでもって「吸血鬼殺す(注12)のきつくね?」と思い始めた辺りでトオルさんが鬼殺しの存在に気付き、あっという間に仮の姿は討伐完了。

■追跡フェイズB
戦闘で失ったアイテムを買い直したり、リクの基本攻撃の基本特技を変えたり(注13)するだけでせいいっぱい。
ちなみに追跡フェイズBの幸福破壊はほとんどマイが止めました。
他の面子は戦闘で感情(注14)がいっぱいいっぱいだったので。

■戦闘フェイズB
ついに真の姿を現したジェイとの対決です。
完全に空気だった血従たちの攻撃も少しははごたえがあったり、
クロウが部位ダメージ3点受けて誘惑を受けたりしましたが、
適度なはらはら感を感じつつクリア。

元ハンター血従とクロウの因縁(注15)とかも面白かったんですが、ぐっと盛り上がるって感じではなかったなー。
やはりデスバーガーがヒロインだとリク以外のPCへの訴求力が足りなかったか(笑)。

■結果フェイズ
リクとマイの壊された幸福は無事修復。
デスバーガーはコアなファンの働きかけにより復活が決まり、マイの田舎の教会も、神父さんは無事で、復興予定ということになりました。

復讐の旅を続けるトオルさんに、雪さんとの生活を守れたクロウの演出などしつつセッションはおしまい。


◆反省と考察
ロール:3点
ゲーム:3点
ストーリー:3点
ボーナス:5点

ロールとゲームは3以上4未満な感じ。
その分はボーナスで+1点。
ストーリーは、まあ普通かな。
ボーナスは新しいゲームできたし、TSさんが無茶ぶりに快く応えてくれたし4点。
そこにロールとゲームの分足して5点で。

○良かった点
・TSさんGMすごい。ブラクル向いてるかも?

○悪かった点
・今回はなかったかな~。

では個別解説。

・TSさんGMすごい。ブラクル向いてるかも?
ロールプレイが得意なTSさんに、あまりロール支援が前面に出ていない冒険企画局のゲームは一見合わない気がする。
しかし、アドリブで盛り上がる演出を考えたり、全PCに平等に場面を与えようとするTSさんにとって、
各PCの行動の度にマスターシーンが割り込むブラクルはなかなか親和性が高かったようだ。
幸福を壊す演出も考えていて楽しかったと言っていたし。
もちろんTSさんは元々マスタリング上手いし、ブラクルはシンプルでGMの持ち味を活かしやすいゲームだってことはある。
ただ今回、それ以上にTSさん+ブラクルという相乗効果もあったように感じた。
なかなか興味深いセッションだった。

・今回はなかったかな~。
ロールもゲームもストーリーももっと上は目指せるけど、初めてやるセッションでここまでできれば十分かな~。
特別悪いところってなかったんだよな~。
……。
……。
感想戦で最も突っ込みが多かったのはサンプルシナリオについての突っ込みだったことだけを記しておこう。
あまり深く言及するとネタバレになるのでこの辺りで。
まあ、サンプルシナリオの限界ってことかね。


というわけで初体験なブラッドクルセイドでした。
熱いロールが前面に出てくるFEAR系と比べると淡白な感じ。
でもハンターズムーン(注16)ほどゲームチックには進まない印象。
ちょうど真ん中ぐらいかな。

ハンターズムーンはGMが演出するのっていかにモノビーストが残虐で恐ろしいかってことだけだけど。
ブラッドクルセイドは吸血鬼が喋って会話ができるので、その点は面白いかなと。

あとサイコロフィクションでやってないのはマギカロギアとピーカーブーか。
ピーカーブーはまぁいいとして、マギカロギアは一度やってみたいかなぁ。





(注1)ブラッドクルセイド:冒険企画局から発売中のTRPG。
サイコロフィクションシリーズの第5段。
人間を超えたけれど、人間から離れることのできない吸血鬼たち。
人の幸福を壊す吸血鬼に対抗する吸血鬼狩人。
両者が終わらない戦いを繰り広げる世界観。

幸福を破壊するという仕組みが秀逸。

公式HPは以下。
http://www.bouken.jp/pd/bc/

(注2)SっぽいマスタリングのTSさん:かつて、TSさんといえばドSマスターの代名詞だった。
しかし、ここ数年はとても優しいマスタリングに変わっている。
そんな話をしたら
TSさん「最近はアリアンロッドしかやってないですから。アリアンはそんなきついことできないですよ」
とのこと。
どうやらシステムの雰囲気によってTSさんのマスタリングは変わるらしい。

……昔はルリルラでルールブックに書いてる報酬の10分の1しか渡さずにPLをひいひい言わせていたGMが、ずいぶんと丸くなったものである(遠い目)。

(注3)鞭:ブラッドクルセイドは、PCの使う武器によって大きく性能が変化する。
武器の種類は6種類。
杭、刀剣、鞭、十字弓、人形、聖印である。

(注4)無力化判定:死亡判定のようなもの。
ブラッドクルセイドは、まずダメージを「モラル」と呼ばれるHPのようなもので受ける。
モラルが0になると、「部位ダメージ」を受けるようになる。
部位ダメージってのは腕とか内蔵とか足とかにダメージを受ける感じ。
部位ダメージを受けたときに「無力化判定」を行い、失敗すると「無力化状態」と呼ばれる戦闘不能状態になるのだ。

この無力化状態でさらにダメージを与えると対象を殺すことが可能。

(注5)激情:ブラッドクルセイドにおけるブレイクスルーリソース。
シナリオ中に3点まで使うことができ、ダイス1個の出目を好きな値に変更できる。
普通は無力化判定とかファンブルが出たときに使用する。

トオルさんはこれをアイテム購入判定で利用し、ちょっと難しい難易度をクリアして仲間に大貢献していた。
玄人っぽい渋い使い方だと思った。

(注6)連携:自分の手番を捨てて、他人の攻撃のサポートをすること。
上述の部位ダメージを出すにはある程度強いダメージを出す必要がある。
トオルやマイは大きなダメージが出せないキャラだったので、連携に回ることが多かった。

(注7)究極のヴァンデルガルデ家と至高のヴァンデルガルデ家:公式組織のひとつ「ヴァンデルガルデ家」。
代々優秀な吸血鬼狩人を排出しているらしいのだが、分家がたくさんある上に本家が2つある。
2つの家が両方とも本家を自称しているのだ。
以上が公式設定。
相変わらず狩人はちょっとおかしな連中ばかりだが、それを受けて組織を決める雑談のときに

「ヴァンデルガルデ家って2つあるんだよね」
「某漫画みたいに、究極と至高とかあるんかな」
「それ面白いな。じゃあわたしは至高のヴァンデルガルデ家にしよう」
「じゃあ僕は究極の、アルティメットヴァンデルガルデ家で」

ということに。
リクは究極のヴァンデルガルデ家所属。
マイは至高のヴァンデルガルデ家所属。
最初はいがみ合っている2人が、戦いを経て仲良く……打ち解けて……。
ま、まぁ、敵意むき出しじゃなくなる様は面白かったです。

(注8)関係:ダブルクロスでいうロイス、カオスフレアでいうパスのようなもの。
関係があると仲間の援護に回ったりしたときにボーナスがつくので有利。

しかし「男の仲間と関係を持つ」って表現はちょっとエロいな。

(注9)幸福:吸血鬼狩人の心の拠り所。
吸血鬼はこれを壊して狩人を仲間にしようとしてくる。
なので、大体壊されやすいもの、狙われやすいものになる。

(注10)指定特技が遠い:サイコロフィクションシリーズお馴染みのあの表を使った判定。
ブラッドクルセイドで、幸福破壊の妨害の特技はランダムで決定される。
ランダムなはずなのだが、今回のセッションでは助けに入った仲間の得意な特技の近くばかりが出ていた。
しかし、このときのリクは遠い特技が指定されてしまったのだ。
……まあしゃあない。

(注11)破壊されてしまう:幸福破壊の妨害に失敗すると、そのPCの幸福まで連鎖して壊されてしまうのだ。
この辺りをアドリブで無理なくつなげられるGMだとブラッドクルセイドはきっと面白いと思う。

(注12)吸血鬼殺す:戦闘フェイズAでは無力化判定に失敗すること、戦闘フェイズBでは無力化判定後にさらにダメージを与えることが条件。
ただし、吸血鬼は戦闘フェイズ毎に激情が復活するので最低でも3回は無力化判定に失敗させるような行動が必要。
これは結構難しい……と思っていたら、ペナルティを与える鬼殺しがあったから意外とあっさりいけた(笑)。

(注13)基本攻撃の指定特技を変えたり:ブラッドクルセイドでは、命中側と同じ特技を受動側が持っていると回避がしやすい。
運が悪いことに、リクとジェイは同じ特技を持っていたのだ。
そんなわけでメインのダメージソースであるリクは少しでも攻撃を当てやすくするために基本攻撃の特技を変更した。

(注14)感情:一般のRPGでいうところのMPみたいなもの。
アビリティを使ったり、幸福破壊の妨害をしたり、回避したりする度に増加していく。
上限は30点。

戦闘中にアビリティをがんがん使う他の3人に比べ、マイは感情が残っていたので、仲間の幸福を守るために奮闘していた。

(注15)元ハンター血従とクロウの因縁:追跡フェイズで「血従を次の戦闘に不参加にする」という行動があった。
手下の血従の中で明らかに別格っぽい元ハンターに対し、クロウは各追跡フェイズでその行動を行っていた。
追跡フェイズAでは成功し、クロウがドヤ顔に。
追跡フェイズBでは失敗してしまったので、戦闘フェイズBに元ハンター血従が登場。
クロウに集中攻撃をしかけていた。

(注16)ハンターズムーン:サイコロフィクションシリーズ第3段。
実はハンターズムーンとブラッドクルセイドは他のサイコロフィクションよりも共通化したルールを使っている。
ハンターズムーンのデータをブラッドクルセイドにコンバートして使用することが可能だったりする。
そんなわけでここで比較として登場しているのだ。
by phirosu2 | 2012-11-18 15:51 | ブラッドクルセイド | Comments(0)
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