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VS狂爪姫
【TRPG感想】
先日は水無月さんがGMの魔獣戦線(注1)でした。

前回参加した魔獣戦線で瞳(注2)のイベントがひと段落したので今回は俊也です。
あらためて記録を遡ってみたら前回参加はなんと2009年9月。
実にほぼ3年ぶりの参加でした。

結論から言えば辛勝でしたが、ゲーム中はなんとなく安心感がありました。
もちろん他のPLさんも中堅どころだったということもありますが。
俊也というPCの万能力がとてつもないので「ゲーム的にはなんとかなるだろう」という安心感があった感じ。

ただ一方で瞳のように気持ち的にのめりこむような熱さ、楽しさはなかったので、やはり一長一短だなぁと感じました。




◆キャラクター紹介
■名前(PL名):泰辺可成(ヤスベ・ヨシナリ)(esqy)
性別/年齢/種族:男/18/人間
クラス:悪魔
ゲーム的特徴:
左腕に謎の混沌を宿す高校生。
PLさんの本意ではないと思うが、フィロスの中ではネロ・カオス的サムシングだと解釈してる。
基本的に攻撃+封印型だが、今回は今回はダイス運に恵まれて真眼を獲得!
あれがなかったら多分全滅していたわ~。

ロール的特徴:
寡黙、というほどではないがあまり多くを語らないタイプの騎士。
戦闘中になんとなく中二っぽいことを遠くを見ながら言っていたのが印象的。
ちょっと唐突感があったかしらん。

その他:
セッション参加者が決定した時、「今回みんな自己完結型(注3)だなぁ」という印象でした。
実際それはほとんど間違いではなく、泰辺さんもNPCに対して情報収集対象以上の感情はほぼないイメージ。
これはなんだろね。
PLの性格か、PCの性格か。

■名前(PL名):月島美冬(ツキシマ・ミフユ)(円柱)
性別/年齢/種族:女/29(外見17歳)/吸血鬼
クラス:世界
ゲーム的特徴:
最近いなかった正統派吸血鬼騎士です。
その能力は魔眼と死霊使い。
やはりこちらも封印に強い騎士でした。
あと調査もそこそこ。

今回印象的だったのはダイス目の悪さですかねぇ(苦笑)。
フィロスに言われたくはないって感じでしょうが、戦闘中2d6で3をふるとひやひやしますよね。
ええ、わかります(遠い目)。

遠回しに重責を任せてしまって(注4)悪いことをしたなぁと少し思います。

ロール的特徴:
外見が17歳で止まっているのですが、戦闘後にアルカナに「おばさん」と言われて怒る程度にはおばさんでした(笑)。
彼女もやはりあまり他人に干渉するタイプの騎士ではないのですが……。
今回は関わったNPCが魔獣に殺されてしまったのでそれどころではなかったですね。
登場フェイズと退場フェイズで百合展開するだけでなく、戦闘フェイズでも女の子の胸を触るという誰得展開。
フィロスは興奮しました(黙れ変態)。

その他:
自己完結型PCその2。
戦闘フェイズ中に魔獣に語りかけ的なことはしてましたが、それも心配するというよりかは一般論のお説教という印象でした。
まぁ、今回は魔獣自身にも自業自得的なところがあったので、同情はしづらいですよね。
もっとクールでドライかと思っていましたが、少し意外でした。

■名前(PL名):西川俊也(ニシカワ・トシヤ)(フィロス)
性別/年齢/種族:男/42/人間
クラス:力
ゲーム的特徴:
コンピューターのように明晰な頭脳を持ち、死霊を操る。
常に4+3で調査できるように設計されているPCです。
でも今回は泰辺さんが真眼出されていたので、わざと力を温存。
……まさか本当に1点を争う戦いになるとは思わなかった(苦笑)。

ロール的特徴:
俊也はあんまりロールはやらないのでー。
と言っても邂逅フェイズに奥さんの麗子さんを登場させてみたり。
今日やりたいことはできたから十分でした。

その他:
自己完結型PCその3。
俊也もあまり他人に関わるタイプではないので……。
そんなわけで今回の魔獣の背景にあまり踏み込むこともなく。
まぁ、それが弱点封印できなかった遠因でもあるのかなぁ?
きちんと背景情報を把握してこそ、弱点につながる……たまたまかもしれないけど。

◆粗筋
魔獣戦線はログが公開されているので、興味がある方は以下のURLからご確認ください。
http://www.trpg.net/cgi-bin/irc_view.cgi?channel=majyuu_stage&day=20120824

粗筋は上のログを見てもらうとして、この感想ではトピックだけ抜粋します。

■登場フェイズ
泰辺さんは左腕の治療先を探した末に九州へ。
美冬ちゃんは新たに加わった同居人と一緒にビーチにいるところに依頼が。
俊也は定期的に行っている本部訪問の時に依頼を受ける。

うん、三者三様。
相変わらず魔獣戦線は世界最強というくくり以外関係ない面子ばかりだ。

■邂逅フェイズ
長袖の泰辺さんとゴスロリの美冬さんの暑さ談義などありつつ、俊也が麗子を連れて集合。
世間話をしつつ、情報収集して行く先を決める。

■調査フェイズ
恐らく対人が最も得意な美冬さんが魔獣と遭遇してピンチに。
調査対象NPCがみんないなくなって困ってましたねー。

泰辺さんはスケベ坊主にあえて下手に出ることでNPC+2を得てしょっぱなから真眼。
これでセッションの流れは楽勝ムードに。
最初は下手だけど、調査内容は相手の脳みそに直接ハッキングかけるという荒技。
……まぁ、生臭坊主にはいい仕置きか。

俊也は思春期の女の子に振り回されてNPC-2をもらってあまり成果は出せず。
……残念だorz。

PL一同「予想よりダークじゃないね」と言いあいながら調査。
後半で魔獣になった少女が男に遊ばれて堕胎をしていたりするという事実も判明するが、自業自得かなぁと。

■集合フェイズ
弱点の確認をして淡々と準備をする3人。

■戦闘フェイズ
そして戦闘フェイズ、誰が戦闘前のおしゃべりをするのかなーと思っていたところ、美冬さんが前へ。

美冬「相手が信用できない男なら、ピルとかできちんと対応しなさい」
GM「突っ込むのそこ?!」

なんてやりとりがありつつ戦闘開始。
これがまぁ、ダイス様のおかげでエンターテイメントでした(苦笑)。

邪力3を封印しつつも、ダイス目が悪く大きなダメージが与えられない。
そんな中、ちょっとした油断で邪力3の封印が失敗し、美冬さんが逆にダメージをもらってしまう。
その後は少し緊張感のある状態になりましたが、結論、全員力1点という状態で辛勝。

参考までにダイス目抜粋。
全部2d6です。

●イニシアチブ1回目
泰辺:10
美冬:7
GM:6
俊也:4

●攻撃1回目
泰辺:6
GM:6

●攻撃2回目
美冬:3
GM:11

●イニシアチブ2回目
GM:8
美冬:6
泰辺:3
俊也:3

●攻撃3回目
美冬:3
GM:5

●攻撃4回目
泰辺:9
GM:9

……全ロール16回中、期待値7以上が出たのは5回か。
やはりこの日のダイスは腐っていたんだ。
特に美冬さんの攻撃2回連続3はやばかった(苦笑)。
え? 俊也も4と3しかふってないって?
いいんですよ。
このゲームはイニシアチブにほとんど優劣ないんで、ダメージ判定で低い目ふらなきゃ問題ないんです。

■退場フェイズ
これまた三者三様ってところで。
実はこの段階でもう眠気がピークでほとんど覚えてない。
自分が何をしたのかも覚えてない(笑)。

◆反省と考察
ロール:3点
ゲーム:4点
ストーリー:3点
ボーナス:3点

全体的に及第点……って感じでしょうか。
ゲームは、前述したように辛勝だったのですが、確率的にはまず負ける戦いではなかったのでそんなに怖くはありませんでした。
でもとてもいい勝負だったので、やっぱり水無月さんのバランス調整力ってすごいなあと+1点。

○良かった点
・やはり魔獣戦線はシンプルでやりやすいいいシステムだなぁ。

○悪かった点
・一番の敵は、自分の眠気だ(苦笑)。

では、個別解説。

・やはり魔獣戦線はシンプルでやりやすいいいシステムだなぁ。
最近、まじかるガールズがそこそこよかったことを受けて次のシステムの種をいくつか温めていたりする。
しかしまあ大抵は車輪の再発明のようなものを思いついてばかりで自己嫌悪に陥ることが多いのだが(苦笑)。
そんな中で久々に魔獣戦線を俊也というゲーム的に見つめられるPCで遊んだところ、非常に面白いものが見えたような気がした。
PCのステータスはたった4つの能力とHP相当の力のみ。
それ以外は全て口プロレスともとれるような宣言のみで構成される。
しかも、敵の魔獣の力は圧倒的で弱点をつかなければまず間違いなく負ける。
判定もシンプルで必要な能力+2d6するだけ。
1回の判定で命中とダメージが自動的に決まる。
非常にシンプル。
このシステムを面白くできるかはGMとPLの手腕に大きく関わってくるだろうなぁという印象。
う~ん、興味深い。

・一番の敵は、自分の眠気だ(苦笑)。
今回の魔獣戦線は珍しく金曜開催だった。
始まるまで一番危惧していたのは「仕事を終えて22時までに帰宅できるか」だったのだが、なんとか無事帰宅。
しかし、次に襲ってきたのは眠気だった(苦笑)。
普段から1時ぐらいまでは起きているので問題ない。
だから危惧していたのは深夜2時過ぎ。
案の定、戦闘フェイズ後半はあんまり記憶していない(遠い目)。
とにかく数値計算で手を動かしていないと寝てしまうという思いだけがあったことを覚えている(笑)。
結局セッション終了は6時頃。
前日の起床からほど24時間起きていたことになる。
学生時代とかの適当にだらだら暮らしていた頃の24時間と違って全力を出して仕事している今24時間起きているのは辛い。
本当に最後は危なかった。


さて、しばらくは俊也のつもりだったけれども、久々に俊也を使うとちょっと物足りない。
やはりあの瞳の熱さを求めたくなる。
う~ん、どうしようかなぁ。
瞳の復活を早めるか?
まだ何も考えてないんだけど(笑)。
悩みながらも今回の感想はこのあたりで締め。




(注1)魔獣戦線:水無月さんが設計・運営しているオンライン専用TRPGシステム。
シンプルな能力に多彩な表現力。
そしてGMが水無月さんだけという方針で世界観を保っている。

最近はイベントと呼ばれる水無月さん以外が運営するセッションも増えてきてとてもにぎわっている様子。
定員制だが現在メンバー募集中なので興味ある人は以下のURLをクリック!
http://homepage3.nifty.com/gensouyuugi/

(注2)瞳と俊也:魔獣戦線は1PLにつき、2PCまで登録できる。
フィロスの場合、今回使用した西川俊也と、もう1人羽遠瞳というPCを登録している。
PCの使い分けはPLによって様々だが、フィロスの場合、今年の始めまで羽遠瞳を使ってちょこちょこと自己完結イベントをこなしていた。
それが終わったので、久々に俊也を使ったのだ。

ゲーム的に強い俊也とロール的に強い瞳というのがフィロスの自分のPCに対する評価だ。
俊也を使うと圧倒的な安心感があるので、初参加の方とやるときとかによく俊也を使う。

次からどうしようかな~。

(注3)自己完結型:フィロスの勝手な造語。
性格的に他人に絡むタイプのPCではないことを示す。
絡むタイプの代表格は、最近でいうと剣のおっさんとか、女王様とか真昼君あたりだろうか。
他人の設定を掘り返して、問いかける。
そうすることで自PCの立ち位置を確立するタイプのPC。

逆に今回の3人のように自分の内面と向き合ったり自分の周りのNPCと語り合うことで設定を語るのが自己完結型PCって感じかな。

あまり自己完結が過ぎるとTRPGやってる意味がなくなってしまうので注意が必要だ。
かといって絡みすぎるのもやりすぎればうざい(笑)。
というわけで両者に特に優劣があるわけではない。
ただの分類法のひとつだ。

(注4)重責を任せる:魔獣戦線の場合、ダメージ判定のダイス目が悪いと攻撃側が逆にダメージを受けることがある。
そういうわけで攻撃の判定のダイスをここでは重責とも表現している。

俊也というPCは「勝てる」という確信が持てるまで基本的にダメージ判定はしない珍しいPC。
今回も、反撃をくらってピンチになった美冬さんの回復で手番を消費して攻撃はしていない。
その代わりに美冬さんが判定して2度も3の目を振っているわけだ。

時間と演出を気にしないという条件であれば……弱点を完全封印するまでPCからは攻撃しないという手段が最も有効だったりする。
まぁ、盛り上がらないだろうし、その間に演出的に周囲の被害は広がっていくだろうけどね。
ゲーム的に勝つためにはそういう極端な必勝法を頭の隅っこに入れておく必要もあるかもねってこと。
by phirosu2 | 2012-08-26 13:32 | 魔獣戦線 | Comments(0)
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