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DoubleMind
【TRPG感想】
先日はKKKさんがGMのDX3(注1)でした。

先日違うシステムの感想戦をしているときに「マスタリングの仕方が~~」と悩んでいたKKKさんに「じゃあセッションしてみなよ」とふっかけてDX3をやってもらいました。

結果は上々。
経験を重ねなくてもコツを掴めば上手くマスタリング(注2)できるってのがフィロスの持論ですが、それをいい具合に補強してくれたセッションでした。




◆キャラクター紹介
■PC番号:1
名前(PL名):緋野神楽(ヒノ・カグラ)(kou)
性別/年齢/種族:男/16/人間
クラス:エンジェルハィロウ/サラマンダー
ゲーム的特徴:
サンプルキャラクター「夢の護り手」を使用。
遠距離から火球を投げつける攻撃キャラクターでした。
最近のFEAR全般に言えることですが、DX3は2ndの頃に比べてサンプルキャラクターに外れが少ないので安心して使えていいですねー。
いやまあフィロスはあんまり詳しくないので他人の言ってたことですけど。

ロール的特徴:
学校にはあまり通わない不良学生なんですが、馴染みの女の子を守ろうとしたりする「いい不良」でした。
PLのポテンシャル的に熱血成分はあまりない感じでしたが、渋く決めてくれたんじゃないかと。

その他:
先日アリアンセッションで自分の御し方を学んだkouさんです。
今回もネタ部分と渋いロール部分が切り離されていてとてもかっこよかったです。
もしかしたら、あまり面識のない人がいたから回転上げなかっただけかもしれませんけどねー。

■PC番号:2
名前(PL名):朱華牡丹(アゲハ・ボタン)(TS)
性別/年齢/種族:女/17/人間
クラス:モルフェウス/サラマンダー
ゲーム的特徴:
サンプルキャラクター「紅蓮の刃」を使用。
他の面子のPCが先に決まって「前衛いねえ!」ということで白兵型のサンプルになりました。
TSさんは侵食率計算を1単位まで節約するんで、その使い方に痺れました。

ロール的特徴:
お嬢様口調の和服高校生。
武器はなぎなた。
今回のボスに因縁があるってことでしたが、いかんせんボスの出番があんまりなくて肩すかしっぽい感じでしたねー。

その他:
いつものベテランTSさんです。
ミドルの戦闘でフィロスと一緒に侵食率がたまりすぎて後半息切れしてましたが、それでも立派に役目をはたしてました。

■PC番号:3
名前(PL名):水沢鳴(ミズサワ・メイ)(きゆ)
性別/年齢/種族:女/23/人間
クラス:ブラックドック/ウロボロス/ソラリス
ゲーム的特徴:
サンプルキャラクター「小さき来訪者」を使用。
王道の支援型支部長です。
きゆさん自身があまりDX3慣れしてなかったんですが、それでも強力な支援能力を発揮してました。

ロール的特徴:
ぽややんとした支部長で途中まで「この支部長大丈夫か?!」と突っ込まれてましたが、戦闘で支援能力を発揮するにあたり汚名返上。
最後までロールはぽややんでしたが、他のPCの見る目が変わるという面白いロールでした。

その他:
そしてきゆさんです。
ご本人はDXが苦手だと自称してますが、サンプルキャラなら簡単だったんではないかなーなんて。
たくさんダイスふるのが好きなきゆさんなら慣れれば気に入ると思うんですけどねー。
まあ、そのあたりはおいおい。

■PC番号:4
名前(PL名):霧谷有栖(キリタニ・アリス)(フィロス)
性別/年齢/種族:男/15/人間
クラス:エンジェルハィロゥ/モルフェウス/ノイマン
ゲーム的特徴:
サンプルキャラクター「閃光の双弾」を使用。
出来のいいサンプルキャラクターが多い中、使ってるうちに
「ん? これ《マルチウェポン》いらなくね。むしろノイマンいらなくね」
なんて思えてきて後半は「二丁拳銃」というアイデンティティを投げ捨てることに。

ロール的特徴:
Dロイスの戦闘用人格なんてものがついていたので、最初は女で「なよなよした表の人格」と「攻撃的な裏の人格」っていう王道キャラをやろうとしてました。
ただ途中で「PCが女ばっかだ。じゃあ性格そのまま男にしよう」と決断。
表は「なよなよした男人格」で裏は「攻撃的な女人格」という感じになりました。
いい感じに表裏を使い分けられたので個人的には楽しかったです。

その他:
GM経験の浅いKKKさんに経験を積ませる意味でのセッションでしたが、自分自身もロールの引き出しを増やそうと二重人格にチャレンジ。
かなりわかりやすく使い分けたんで、失敗の可能性自体が低かったかな。
もうちょっと挑戦してもよかったかもしれないが、まぁPC4だしね。

◆粗筋
今回はレネゲイズアージに掲載されているサンプルシナリオを使用したのであらすじは割愛。

◆反省と考察
ロール:4点
ゲーム:3点
ストーリー:3点
ボーナス:3点

全体的に及第点ってところかなー。
KKKさんは男の悪役ロールが好きなのかとても楽しそうにやるので、それがロール+1点のポイント。
あとのPLは「ロールなんてできて当然」級の人材なので。

○良かった点
・KKKさんのいいところは「素直さ」と「誠実さ」。
・感想戦で語られた「サンプルシナリオの副読本」の必要性。

○悪かった点
・KKKさんのもう少しなところは「自分の意見を持つ」ところ。



さて個別解説なんですが、ちょっと順番を変えてKKKさん関連を先にまとめて。

・KKKさんのいいところは「素直さ」と「誠実さ」。
特に解説するまでもないのだが、KKKさんの素晴らしいポイント。
フィロスやTSさんなどがアドバイスしたことをとても素直に聞いて、そして実行する。
何かミスとかをしてしまったときに言い訳をせずに「ごめんなさい」が言えて、すぐに改善して実行に移せる。
簡単なようでいて、これがとても難しい。
ていうかフィロスは生来の我が強いのでなかなかできない。

感想戦で「なんでそこまでできるの」と突っ込んで聞いてみたら、
「フィロスさんが自信を持って仰ることは、納得できるから、やったほうがいいんだろうなと思えます」
とのこと。

う~ん……KKKさん使って持論の実証実験してるとか言ったら怒られそうだなぁ(笑)。
このまま指示待ち症候群にならなきゃいいけど。

・KKKさんのもう少しなところは「自分の意見を持つ」ところ。
そして、あと一歩身につけて欲しいな~と思っているところ。
色々とアドバイスしておいてアレだけど、フィロスの言うことや公式シナリオは『絶対』ではない。
自分がGMをするときは公式シナリオやフィロスの意見よりもGMの自分の意見が『絶対』であることを覚えて欲しいな~。
まだまだそれに気付くのは先かもしれないけれど……、これに気付けると自信が出て堂々とマスタリングできるようになると思うんだよね。

公式シナリオに「ん?」と思う点があったら変えていいんだし、
フィロスの意見だって当然だけどフィロスが有利になるために言ってる「交渉」なこともある。
おかしいと思ったら突っ込んで、もちろん却下していいってことを身につけてくれると、フィロスももっと自由自在に遊べる(爆)。

・感想戦で語られた「サンプルシナリオの副読本」の必要性。
さて、セッション自体は無事に終了し、疲れきってウトウトしていたKKKさんを置いて感想戦で盛り上がったのがこちらの話題。
備忘録のために要点を書き残しておく。

始まりはフィロスがKKKさんのマスタリングについて「マスタリングは悪くない。でも、あそこであのNPCの行動はよくわからないよね」と突っ込んだこと。
ぶっちゃけFEARのサンプルシナリオにありがちな「強引な誘導」的シーンがあったので、そこを突っ込んだわけ。
そこからなぜかTSさんに火がついてしまい、「サンプルシナリオを書いた人の想定通りにシナリオを進めるためには、どうしたらいいか」みたいな話に。

結論という結論は出てないのだけれど、途中経過として
・初心者GMがサンプルシナリオで一番良く読まなければいけないのは各シーンの「解説」の部分。
・FEARのサンプルシナリオには、「NPCの動機、行動指針」が明記されていない。それがあるとPLの突発的なシーン要求にも応えやすいはず。
このあたりはその場にいる全員の意見の一致を得られた感じか。

「副読本の必要性」ってのはつまり、サンプルシナリオはそのまま読むだけでは理解できず、「サンプルシナリオの解説」が必要なのではないかっていうTSさんの最初の意見のこと。

いくつか他人に見せるためのサンプルシナリオを書いた経験上、FEARフォーマットは素晴らしいと思う。
ただ、初めてTRPGをする人が正確にシナリオライターの想い(狙い)を汲み取れるかというと、それは難しい。
しかしそれはライターの腕というよりかはTRPGという遊びの複雑さに起因するように思うのだが……。
その辺、どうなんだろうね。




(注1)DX3:ダブルクロスthe3rdEditionの略。
来週にCDドラマも出る今ノリに乗っているTRPG。
ただ、10面ダイスを使うのでオフラインでのプレイ人口は実は少ないのではないかとフィロスは睨んでいる。
オンラインなら10面ダイス30個振るのとか楽ちんなのになー。

(注2)マスタリングのコツ:手前みそになるが、フィロスは「マスタリングのコツ五箇条」なんてものを書いている。
KKKさんへのアドバイスは全てここを起点としている。
当然、KKKさんには何度も読むようにと促している。
もし「セッション上手くいかないなー」って悩んでる人がいたらちょっと見てみてくださいな。

「TRPGマスタリングのコツ五箇条」(【TRPG】フィロスの独り言)
http://phirosu.exblog.jp/15791257/
by phirosu2 | 2012-04-22 23:19 | DX3 | Comments(0)
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