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悪はつらいよ
【TRPG感想】
先日はTRPGの輪でかねよんさんがGMのアリアンロッド2E(注1)でした。

2月ごろにTSさんが大竹みゆさんのグルっぽ(注2)で募集をかけて発足(?)したTRPGの輪。
第一回で助っ人GM(注3)をして以来ですが、どうやら今回が第4回だとか。
ちゃんと続いていたんですねぇ。
素晴らしい。

わたし自身はグルっぽに日参していないので、今回もTSさんに誘われて参加してきました。
なんとGMは足りていて、PLが足りないという贅沢な状況。

PLとしてアリアンロッドを楽しんできました。




◆キャラクター紹介
■名前(PL名):ゲス・デゲース(げんき)
性別/年齢/種族:男/16/ヒューリン
クラス:ウォーリア/ガンスリ
ゲーム的特徴:
サンプルキャラクター「双銃の戦士」を使用。
基本は後ろから射撃、と思わせておいて接近もできるタイプです。
ただまあ他のウォーリアに比べると多少HPが心もとない。
それでも、今回は他の仲間が後衛だったので単身前衛をしてもらいました。
何度も瀕死になりつつ、ヒールとポーションで回復するのが印象的。
頑張った!
ギルドマスター頑張った!

ロール的特徴:
セッション開始前から「三下をやります!」と宣言し、出てきたPCは「あっしの名前はゲスでゲス」。
一同大笑い。
ウォーリアだからという理由でギルドマスターになり「ゲス隊長」や「ゲスリーダー」と呼ばれてご満悦そうでした。
あの名前は卑怯だよなぁ(笑)。

周りの三下扱いロールプレイで結果的には三下っぽい印象でしたが、PLさんご自身はどちらかというと熱血寄り。
きちんと前に出て仲間を守ったり、ボスに対してタンカを切ったりと主人公っぽい感じでした。
三下主人公?

その他:
ロールのところで書いたように戦術的にもロール的にも前に出るプレイヤーさんでした。
周りの空気を温めつつドライブをかけていくので、一緒にやっていて楽しかったです。

■名前(PL名):テスキ(オルタナティブ)
性別/年齢/種族:男/17/フィルボル
クラス:アコライト/バード
ゲーム的特徴:
サンプルキャラクター「聖なる奏者」を使用。
プロテクションとヒール、そしてジョイフルジョイフルによって戦場を支配するタイプの指揮官型。
オルタさんの性格も相まって非常に頼れる後衛でした。
てか、2Eになってヒール強くなったよなー。
彼のヒールとゲス隊長のHPの高さがなければ我々は全滅していた。

ロール的特徴:
オルタさんはゲーマー寄りであまりロールというロールは見えず。
扉を不用意にノックしようとして仲間に止められたりしてました。
そういうことはトリックスターとってからやってください(笑)。
一応出身の孤児院のみんなのためにダイナストカバルにいるとかいうちょっといい話があったような……。
敵に孤児院出身がいてどうのこうのって演技を1人でやっていたような……。

その他:
データ面に強いオルタさん。
戦闘面では本当にお世話になりました。

■名前(PL名):グレン(エリー)
性別/年齢/種族:男/61/エルダナーン
クラス:メイジ/セージ
ゲーム的特徴:
サンプルキャラクター「炎の賢者」を使用。
火力でもって敵を焼き尽くす後衛攻撃型。
いや、ほんと、グレンさんのダイス目がよくなかったらパーティは(以下略)。
ダイス目がいい人羨ましいなー。

ロール的特徴:
ご本人があまり喋るタイプでないのか、あまりロールは見えず。
でも「ゲス隊長」って呼ぶ言葉には愛が見え隠れしてて、見てて楽しかったです。

その他:
今回の卓で唯一の絵心の持ち主。
休憩時間に描かれた「きれいなゲス」には笑わせてもらいました。
さらさらっとああいう絵が描ける人って羨ましい。

■名前(PL名):ネック・グリー(フィロス)
性別/年齢/種族:女/16/ヴァーナ(ウサギ)
クラス:シーフ/レンジャー
ゲーム的特徴:
サンプルキャラクター「兎耳の射手」を使用。
2Eになってシーフは範囲殲滅要員になりました。
いやしかしでもMP足りないぞこれ。
フェイトとMPというリソースの使いどころを考えながら頑張りました。

結果的に、クライマックスで雑魚掃討ができたので、ちょっと安心。

ロール的特徴:
せっかくサンプルキャラクターなので、イラストを活かして言葉少なめな娘を演出。
したが、ダイス目のせいで軽くドジっ子属性がついたのはご愛敬(苦笑)。
シーフは罠発見して当然なので、探知でファンブルすると1回だけでも印象に残るよなー。

その他:
ということでフィロスのキャラです。
個人的にこの兎耳はイラストが好みなのでやっていて楽しかったです。
戦術面では範囲攻撃ってのは使いどころが難しい中、GMがきちんと活躍ポイントを作ってくれた印象。
ロール的にも主にゲス隊長がいじってくれたし、いじりやすかったので気負わずに遊べました。

◆粗筋
■今回予告
グランフェルデン王国。
その王都の片隅のとある建物。
そこにあるのは「地域密着型の」秘密結社だった。
しかし、そんな悪の秘密結社も支部からやってきた一人(?)の怪人により、未曾有の大混乱に陥っていた。
冒険者達にその噂が流れる前に、組織の評判を落とさないためにも自分たちの手で何とかしなければ。
多くの構成員が組織の資金集めに奔走している中、事態を収拾することができるのか?

アリアンロッド2E「悪はつらいよ」

冒険の舞台がきみを待つ!

■オープニング
ということで、今回はご存じダイナストカバル(注4)の構成員になって遊ぶゲームでした。

それぞれ、ダイナストカバル直営孤児院の出身だったり、王侯貴族なのに「神殿(注5)は悪いと思いませんか」とキャッチにつかまったり、放浪して拾われたりしてダイナストカバルに参加した一行。
ギルド名も無事に「ダイナストカバル・グランフェルデン支部」に決まり、いざ任務!と支部長の元へ行くと

支部長「とりあえず神殿に登録して、タダ飯食べて神殿の財政を圧迫してきて」

そんなんで神殿の懐痛むのか?という疑問を抱きつつも神殿へ行って帰ってきます。
すると

支部長「新しく来た怪人が増長して部下連れて逃げられちゃった。なんとかしてよ」
テスキ「支部長、なんで裏切られるんすか」
支部長「わたしが実は3レベルであいつよりも弱いと見抜かれてしまったのだ」
一同「……」

そんな情けない支部長はきっと「事務30レベルとかあるに違いない」と思い込んで、我々は怪人が占拠したアジト候補に乗り込むことになりましたとさ。

■ミドル
ということでダンジョンシナリオです。

いたるところに張り巡らされたトラップやギミック!
そして待ち伏せる敵!
全てを網羅していると紙幅がなくなってしまうので覚えてるトピックだけ。

・第一のトラップ!転がる岩!
なだらかな傾斜のある坂。
GMが感知判定を、と言うので「もしかして」と思いながらふった結果はなんとファンブル!……orz
案の定岩が転がってきました。
颯爽と避けるPCたち。
しかしゲス隊長のみ下敷きになってぺっちゃんこに。
岩の下からぺら~んと這い出して来て一言。

ゲス「危なかった。三下でなければ即死だった、でげす」

・避けて!ゲス隊長
1人前衛に出るゲス隊長。
後衛からは矢や魔法が飛ぶ。
後衛2人は笑顔で

ネック「ゲス隊長!伏せて(笑)」
グレン「ゲス隊長!動かないで!(笑)」
ゲス「うおっ、あぶねっ、あつっ、耳にかすった!」

とても楽しそうな戦闘シーンでした。

・ミドル中ボス? 唸るGMのダイス目
ミドルの後半、雇われモンクが。

雇われモンク「エリンディルの幕の内と呼ばれた俺のパンチをかわせるかな」

華麗なデンプシーロールをきめる雇われモンクが回避でクリティカル!
連れていた雑魚も回避でクリティカル!

危なくミドルで全滅しそうでした(汗)。

■クライマックス
・登場! 魚怪人!
ようやっと到着したボスの部屋。
魚臭い……。
案の定ボス一味はギルマン軍団。

ボスが壁のボタンをぽちっと押すと部屋に水が流れ込んでくる!

GM「全員幸運判定をしてください」
一同「幸運? (ころころ) 2人失敗」
GM「1人でも失敗すると大変なことになります」
一同「?! フェイト使用! (ころころ) 全員成功!」
GM「ちっ、それじゃあ、流れ込んできた水は足元を濡らすぐらいで、部屋はプールにはなりません」
一同「あぶねー」

優しいGMで本当に助かった。
途中、怪しい水音がする亀裂を見つけ、そこを念のため埋めておいたおかげで幸運判定の難易度が下がっていたそうです。

ボス戦もGMのダイス目は走り、常に1個は6の目が見えていたような……。
もしプールになっていたらやはり全滅もあり得たような気がします。

このダンジョン、通路がなだらかに傾斜しており、てっきり「転がる岩」の付随演出かなーと思っていたんですが、後から考えるとボスの部屋は一番低い位置にあったんですよね。
最初に「川の横にある洞窟」って描写もあったし、ちゃんと水が流れ込んでくる仕組みになってたんだろうなぁ。
細かいGMの描写が気になってはいたが、非常に丁寧な作りダンジョンだった。

■エンディング
というわけで、造反した怪人はふんじばって再改造を受けてもらうことに。
寝返った手下たちも再教育を受けることに。

我々は無事支部長からお小遣いという名の報酬を受け取り、今日も神殿のタダ飯を食べて神殿の財政悪化を目論むのでした。
めでたしめでたし。

◆反省と考察
ロール:3点
ゲーム:4点
ストーリー:3点
ボーナス:3点

休憩時間とかにお話ししたところ、GMはアリアンはあまりやったことがないけれど、昔ソードワールドとかでけっこう遊んでいたとのこと。
なるほど、それっぽいダンジョンだったかもしれない。
でもきちんと支部長のロールや、雇われモンクやボスなどのリアクションもしっかりしていて、とても慣れてる雰囲気のあるベテランGMさんでした。
我々が疑心暗鬼すぎてダンジョンを踏破しきった感じがする(笑)。

○良かった点
・ゲス隊長をはじめとした良いプレイヤーさんたちと巡り合えたこと
・#TRPGの輪

○悪かった点
・オルタさんの卓流れ
・もっと主体的に動いてもよかったかも?

それでは個別解説を。

・ゲス隊長をはじめとした良いプレイヤーさんたちと巡り合えたこと
いやはや、GMのかねよんさん、ゲス隊長のげんきさんを代表に面白い参加者の皆さんでした。
基本的にフィロスは人見知りするので初めての場では委縮してしまうのですが、げんきさんの壁を感じさせない喋り方やかねよんさんの親切で柔軟性がありつつ、毅然とした対応は非常にプレイしやすかったです。
ああいうのを見習わないとなー。
……三下プレイを覚えればいいのか?(違)

・#TRPGの輪
最近はゲームの前後(あんまりゲーム中は呟かないな)にツイッターで呟いたりしてます。
今回、最初に思いつきで「#TRPGの輪」なんてハッシュタグをつけたら、開会のときにTSさんが目ざとくそれに気づいて宣伝。
そのおかげで会が終わった後に他の方のつぶやきを追っかけたり、その方をフォローできたりとなかなか便利でした。

なるほど、ハッシュタグってこういう使い方なのか、と再確認できました。

・オルタさんの卓流れ
本当なら今回アリアン3卓、NW1卓の予定だったそうです。
ですが、当日予定していた参加者が集まらなかったこともあり、オルタさんが準備していたNWは残念ながら流れてしまいました。
何度も言うが、GMが多いなんて贅沢な。

・もっと主体的に動いてもよかったかも?
全体的にロール面ではげんきさん、戦術面ではオルタさんに頼って、自分自身は自由に遊んだ卓でした。
かねよんさんも非常に頼れるGMだったのでフィロスがPL側で口出す必要もなかったし。

……そんな状況だったので、終わって少し経ってから思うのは「ここにいたのがフィロスじゃなくてもよかったんではないか」ということ。
これではいけない。
やはり「フィロスがいたから卓が楽しかった」と思えるような存在感を発揮していきたい。
具体的にどのようなポジションに収まるかはわからないけれど、なんかこう「得意技」みたいなものを持てるといいなーなんて。

オルタさんみたいにデータに強かったり、
げんきさんみたいにロールが愉快だったり、
エリーさんみたいに絵が描けたり、
そういう「得意技」を発揮することで、卓の中での存在感を高めることができるような気がする。

GMとしてならいくつか浮かぶけど、PL経験が少ないためにPL側で得意技がないことに愕然としつつ、今回の感想はおしまい。






(注1)アリアンロッド2E:あの100年遊べるRPGが帰ってきた!
某オンラインゲームを元にしたとも揶揄されるTRPG、アリアンロッドが満を持してバージョン2に。
ムーブアクションの導入や全体的なスキルバランスの見直しによって更に遊びやすく。
むしろスキルガイドはなんだったんだと思うほど。
……褒めてますよ?

詳しくは以下の公式HPをチェック。
http://www.fear.co.jp/ari/

(注2)大竹みゆさんのグルっぽ:大竹みゆさんの説明は割愛。
グルっぽはAmebaがやってるmixiでいうところのコミュみたいなもの、らしい。
同好の志が集まるイメージかしら。

以下のURLから行けるので、興味ある人はクリック。
http://group.ameba.jp/group/wPGtIggjmut2/

(注3)助っ人GM:そちらの感想は以下のURLをご参照ください。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1669017507&owner_id=168768

(注4)ダイナストカバル:アリアンロッドの公式設定組織の1つ。
リプレイルージュで初登場し、東方などにも登場。
「我々は地域密着型悪の組織だ」
「神殿は悪いと思いませんか」
「これだから神殿はっ」
などなど数々の名台詞を残した矢野さんのおかげで市民権を得た。

悪の組織のはずだが、ぶっちゃけ弱い構成員と「地域の味方」を標榜するためにあまり悪っぽい印象はない。
愛される悪役である。

(注5)神殿:エリンディル大陸西方における冒険者ギルド的存在。
全ての冒険者はここに登録している。
冒険者に無償で飯と寝床を提供する代わりに依頼を斡旋したりする。

アルディオン大陸や東方ではあまり影響力がないようだが、西方においてその影響力は計り知れない。
by phirosu2 | 2011-09-06 19:09 | アリアンロッド2E | Comments(0)
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