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連合将軍と別れ その2
■エンディング
怒涛の大どんでん返しの直後、まずは拳人さんのシーン。

シュナイダー「まさか君が本当に協力してくれるとはね」
拳人「あの人の頼みですから。ただ、あなたがわたしを失望させるようなら……」
シュナイダー「ふふふ、いいだろう。それぐらいがちょうどいい」
拳人「そろそろ仮面をとってもいいのでは?」
シュナイダー「そう、だね」

仮面をとったシュナイダー、その仮面の下の素顔は……なんとヴィリロスと同じ顔!!

シュナイダー「ヴィリロスは元気にしてたかい?」
拳人「まあ、いつも通りですよ」
シュナイダー「そうか……ふふふ、あとは彼がどこまで頑張れるかだ」
拳人「ラギリ艦長は、まだまだ成長しますよ。見ていてください」

拳人は裏切ったような裏切ってないような、そんな微妙なニュアンスを残してシーンを閉じます。

雫は、来たこともないような、でも見覚えのある場所で目覚めます。
ロボットたちがせわしなく動く未来的な研究室の中。
人の気配はなく、ロボットたちが自動で雫の傷を手当し、アルペジオの修理も進めていきます。

ロボット「ここハあなたノ生まれた場所。生命維持ノため、ここニ強制退避ガ行われました」
雫「そっかぁ……。もう、わたし一人しかいないから……アレだけはきちんとやらないと、ね」

呟きながら雫はロボットに身を委ね、今は意識を手放しました。

視点は変わってポセイダー。
爆発の規模の割に奇跡的に死者はおらず、怪我人も軽傷がほとんどでした。
人的被害がなかったので、急ピッチで復旧が進んでいくポセイダー。
そんな中、ユリアに女王から通信が。

女王「大変なことがあったようですね」
女王「あなたのウェスタ・ウィルギンにも限界が来ていると聞いています」
女王「あなたが望むならば、わたしたちはあなたをバックアップする準備があります」
ユリア「……わたし、勝てなかったんです」
ユリア「女王様、わたし、もっと強くなりたいっ」
女王「それならば、帰ってきなさい」
ユリア「(こくり)ラギリのおじさまに言ってくる!」

そしてブリッジ。
艦内戦力の一覧に、何本もの赤線が引かれたディスプレイを見ながら、ラギリはぼうっとしていた。
そこに来て、ユリアはレムリアに帰ることを伝える。

ラギリ「ユリアも……いなくなっちゃうのか」
ユリア「っ! 最初に会ったときに比べて少しは頼れるようになったと思ってたのにっ! このへちゃむくれっ!」

ブリッジに響く頬を張る甲高い音。
俯くラギリの頭を小さな身体で抱きかかえるユリア。

ユリア「ユリアは絶対帰ってくるから。だから、この家を守っていて」
ユリア「お願いね。艦長」
ラギリ「……ああ」
ユリア「みんなが集まったら、絶対カレーパーティするんだからねっ!」

ユリアはラギリを放すと、ブリッジから走り去ります。

そして今回最後のシーン。
拳人のマイティロブがなくなり、
雫のアルペジオがなくなり、
ユリアのウェスタもなくなったがらんどうの格納庫。
ラギリがぽつんと天井を見上げていた。

セバス「ラギリぼっちゃま……」
ラギリ「……みんな、いなくなっちゃったな」
セバス「ぼっちゃま、いかがなされますか」
ラギリ「……まずは修理と補給だな。……でも、セバスが聞きたいのはそういうことじゃないんだろう」
ラギリ「……わかってる」
ラギリ「……わかってるんだ……でも……」
虚ろな目でそこにあったはずのものを見つめるラギリ。
セバス「このように空になった格納庫を見ると懐かしゅう思います」
セバス「ヴィリロス様が最初にこの海賊団を作ったときも、この格納庫は空っぽでした」
セバス「そこから奥様を娶られ、拳人様をスカウトし、雫様が現れ、ユリア様を預かり……」
セバス「そして、ぼっちゃまがいらっしゃったのです」
ラギリ「ここが、親父のスタート地点だったのか」
ラギリ「僕は、やっと親父と同じスタート地点に立てたのか」
ラギリ「…………」
何かをふっきるようにかぶりをふるラギリ。
ラギリ「じゃあ、もう一度ここから始めようか」
ラギリ「セバス、手伝ってくれるかい?」
セバス「ぼっちゃま! じいは嬉しゅうございますっ」
セバス「元の生活に戻りたい、そうおっしゃるものかと……」
ラギリ「僕は、この海賊団を家族だと思ってる」
ラギリ「なら、ばらばらになった家族をもう一度まとめるのは『艦長』の仕事だろ」

◆反省と考察
ロール:5点
ゲーム:4点
ストーリー:5点
ボーナス:4点

ロールは満点。
むしろ6点!
途中までのフラグ立て合戦も大爆笑だった。
でも、そこからクライマックス後の大どんでん返し!

ゲームもミドルギミックが練られていて楽しめた、4点。

そして今回はストーリーが満点。
ストーリーに厳しいフィロスが5点つけるってかなり稀。
まあ今回はGMの仕込みがすごかったからな~。
詳しくは考察で。

ボーナスは溢れたロールの+1点を加えて4点で。
ストーリーの分もさらにプラスしようかと思ったけれど、このキャンペーはまだまだ上がありそうなので期待を込めてまだ4点で。

○良かった点
・ロールプレイかっこよかった! 盛り上がった!
・情報格差のある非公開ハンドアウトとフィロスの要望

○悪かった点
・確定ロールはよくないよね。

では個別解説。

・ロールプレイかっこよかった! 盛り上がった!
本当なら良かった点に、1人1人のかっこよかったロールを上げたいんだけど……。
それをやると紙幅がなくなってしまうので箇条書きで。

ラギリの「カレー祭り」の提案。
雫の「この海賊団は家族なんだからね」。
拳人さんの「どんなことがあっても、心は共に……」
ユリアの「しっかりしなさいっ。艦長でしょっ」
ラギリの「カレー祭り」の準備。
ラギリの「ミスティだって、とっくに家族の一員だろう」。
ラギリの「誰一人欠けることなく帰ってこよう」。
そして、クライマックス直後からの……。
拳人の「すまないな。そういうことなのだ」
ユリアの「わたし、もっと強くなりたいですっ」
ユリアの「ラギリのおじさまにはおじさまの良さがあったじゃない→このへちゃむくれっ→抱きしめ」
ラギリの「もう一度、ここから始めよう」

……って箇条書きでも結構な量だった(笑)。

・情報格差のある非公開ハンドアウトとフィロスの要望
今回一番紙幅を取りたい考察はここかな。

そもそも今回の展開はフィロスの要望から始まってる、のだと思う。
フィロスはキャンペーン第一話の直後にGMに
「ナデシコみたいに、一度ばらばらになった仲間がもう一度集まるとかやってみたいよね」
「でも、ばらばらになるときにただ負けるだけだと悔しいから、なんかそこはうまくやってよ」
という無茶ぶりを投げていた。
その上で、雫の謎設定や、拳人の内通ネタなどを各シナリオで積み上げていった結果が今回のセッションの「非公開ハンドアウト」に結実している感じがする。

セッション後にみんなで公開しあった非公開ハンドアウトの内容は以下のような感じ。

ラギリ「ミスティはラギリのことが気になっている」
ユリア「地球圏ではパルテアの侵攻で戦争が起こりかけており、エンディングフェイズで女王から帰ってきてほしいと言われる」
雫「機体のディスプレイに故郷の研究所の座標が表示され、エンディングフェイズにそこに転送される」
拳人「ヴィリロスから『ラギリを成長させるため、シュナイダー将軍に協力してくれ』と言われている。エンディングフェイズにシュナイダー将軍が行う行動に協力してほしい」

見ればわかるように拳人が一番クリティカルな内容でした。
「裏切れ」って非公開ハンドアウトに書いてあるんだもの(笑)。
ちなみにこれを見たkouさんは「ラギリ以外の全員が裏切るようなハンドアウトではないか」と勘繰っていた。
まあ、結果的に全員ばらばらになったのでその予想は当たらずとも遠からずだったわけだ。

各人要望とか、ハンドアウトとか、シナリオタイトルから「別れ」が今回のテーマになることは全員認識していたわけね。
ただ、持っている情報がそれぞれ少しずつ違っていたので、どんな別れになるかの予想が全員違っていた。
そこが今までフィロスがやってきた(悪く言えば)ご都合主義的なコンセンサスをとった物語と一線を画した部分だと思う。

全員が描く「少しずつ違う別れのイメージ」が重なった結果、誰の予想とも違う、スリリングでサプライズな展開になったように感じる。
綿密に打ち合わせして、すり合わせて盛り上がるお約束展開もフィロスは好きだ。
でも、みんなが好きなように考えて好きなようにロールした結果作り出される唯一無二の物語は、もっともっと好きだ。
そういう意味で今回の非公開ハンドアウトは素晴らしい仕込みだった。
感想戦でも何度も言ったけど「こう来たか~」と唸るしかなかった。
次回も期待して今からにやにやが止まらない!

・確定ロールはよくないよね。
ほとんど悪いことはなかったんだけどね。
なんかなかったかな~と思い返したときにちょっとだけ気になったことが。
雫がラギリのとこに来たシーンで
雫が帰り際に「艦長、エロ本隠すならベッドの下はやめときなよー」と軽口を叩くシーンがあった。
まあ、別にどうってことないシーンだから流したのだが、フィロス的にはこれがなんのための台詞かわからなかった。
ただ「ラギリがエロ本を持っていること」「それをベッドの下に隠していること」を確定されたのが少しだけイラッとした。
先にたった一言「ラギリもいい大人だからエロ本ぐらい持ってますよね? ベッドの下にあるってことを知ってることにしてもいいですか?」って聞いてくれれば「別にいいよ~」となってこういう小さい「イラッ」はなくせるのにな~。
まあただそれだけなんだけどね。
一応こういうのはきちんと言っとかないと本人に伝わらないので。



さて、久々に長い感想になったな。
それだけ面白かったってことで。
本当にこの面子はどいつもこいつも予想ができない動きをしてくる。
それがイラッとすることもあるのだけれど、今日はすごかった。
フィロスももっともっと精進しなきゃな。
この面子にふさわしいPC1になれるように頑張るぞっ。
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by phirosu2 | 2014-06-09 01:17 | メタリックガーディアン | Comments(0)
連合将軍と別れ その1
【TRPG感想】
先日はTSさんがGMのメタリックガーディアンRPG(注1)でした。

いやはや、このキャンペーンは面白くなるとは思っていたが、正直ここまで来るとは思わなかった。
確かにフィロスの出した要望通り、なんだけど。
でも、それをはるかに超える展開!
面白い!
そして、要望を叶えるだけの接待じゃない。
こっちもそれ相応のレベルを求められてる感じがする。
全力で立ち向かわないとこのシナリオに、GMに、PLたちに太刀打ちできない。
ベテランが集中して力合わせるとこんなはらはらどきどきする物語が作れるのか、という気分でした。
これは久々にTSさんの本気を見た気がするぜぇ。

つづき
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by phirosu2 | 2014-06-09 01:16 | メタリックガーディアン | Comments(0)
5月をふりかえる
こうばたばたするのが何ヶ月も続くとだんだんそれが平常運転になってきそうだよね。
でも、月に1~2回軽く意識がとんでることがあるので、体力がそろそろ限界かもしれん。
もうすぐ、もうすぐ一段落するんだ。
仕事も、プライベートも。
きっと2014年後半は落ちついて充実したセッションライフを過ごせるはずなんだ……と自分に言い聞かせて頑張る5月でした。

つづき
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by phirosu2 | 2014-06-01 00:27 | ふりかえる | Comments(0)


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