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お便り特集(ふぃあ通2018年3月の「鈴吹太郎のGM講座」まとめ)
FEARが毎月配信しているWEBラジオ「ふぃあ通」(http://www.fear.co.jp/radio/fearradio.htm)に「鈴吹太郎のGM講座」というコーナーがある。
鈴吹社長が講師となり、きくたけ先生やゲストの方を交えてGM講座をするコーナーだ。

今回のテーマは「お便り特集」。
FEAR25周年ということで、もらったお便りは全部読む!という気概で募集がかかっていた。
実際どのぐらい来たのかは知らないが、冒頭で社長から謝罪が。
「すいません! あまりにもたくさん来たので全部は無理でした!」
とのこと(笑)。
まぁ、さすがに全部は無理だよね。

さて、それでもいくつか読まれたお便りをまとめてみました。






●お便りその1「シナリオの途中でPCがパワーアップする展開をやってみたい。データ的にはどうするべきでしょうか?」
社長「大きく3パターンの回答がある」
社長「1つ目。こっちがお勧めの方法」
社長「データ的にはいじらない。『この特技は最初は使わないで。途中でイベントがあるから』とお願いしておく」
社長「2つ目。こっちは、大変だけど、できたら面白い方法」
社長「参加者と二泊三日の温泉旅行に行って、セッションを3回やって、続きものにする。つまり、なが~いセッションにする」
社長「一泊二日だと、慌ただしいので、真ん中一日をフルで使える二泊がお勧め」
社長「3つ目。全てPLに最初に予告する」
社長「2PC作っておいて。前半2時間はレベル1、後半はレベル2にしますから、と予告してしまう」

きくたけ先生「前後編にして、途中で成長を挟む」
きくたけ先生「あと前半は圧倒的に強いNPCを出して、後半でそいつが悔しがるととても盛り上がる」

●お便りその2「PC1以外ならどれでもいいという人がいる。ハンドアウトを書くときに魅力的に書くコツは?」
回答。
・当事者性のないシナリオ。PC1のいないシナリオをやる。
・PC1が得意な人を探して仲間にする。

社長「GMとの相性とか、PC1が合う合わないはある」
社長「きくたけ先生がGMの場合はかわたなさんPC1が合う。社長や矢野先生がGMのときは大畑さんPC1が合う」
社長「色んな人と付き合って、色んな人とゲームやって、『この人はこれが合うな』とこっそり考えておく」
社長「よほど仲良くないとそれは明かさないほうがいい(苦笑)」

●お便りその3「きくたけ先生がGMテクニックを実際の仕事の会議に応用した話を詳しく聞きたい」
きくたけ先生「とあるメディアミックスの会議のときの話」
きくたけ先生「原作者がPC1で、他がPC2、3、4で、PC1が満足したらシナリオクリアだ、と考えた」
きくたけ先生「『原作者さんは何したいですか?』と聞いて話を始める」
きくたけ先生「『それは難しい』という意見が出たら『あなただったら、どうします?』と水を向けて、全員の意見を肯定しながらすり合わせていく」
きくたけ先生「そうやっていくと、みんなが笑顔になれる」

・基本否定しない。
・発言しない人に意見を求める。


以上、3つで時間切れです(笑)。
もうちょっと読むのかと思ってたのになー(笑)。

シナリオ中の成長は、「どういう演出をしたいか」で色々とフィロスもやったことあるけど、やっぱり「サプライズ」含めて新データを渡すのが好きだなー。
シンプルな強化アイテムを渡したり、
アリアンでいうギルドサポート、アルシャードでいう加護を1つ多く渡したり。
丸々PCデータ変更が必要になるような新データを渡したこともある(笑)。
そういうことを繰り返す上で考えてるのは「そのPLが使いやすいデータにすること」と「それがシナリオで活躍できること」は注意してるかなぁ。

いきなりデータ渡されて使いこなせる人なんてほとんどいないので、
元の戦闘スタイルとあんまり変わらないようなものにしたり、
新データのチュートリアル戦闘を入れたり、
あと、元々PLが欲しがっているものをリサーチしておいてそれを渡したり。
その上で渡されたデータが活かせるようなシチュエーションを用意してあげると、PLは当然嬉しいよね。


フィロスの周りも一時期PC1やる人が少ない時期があったなー。
そういうときはフィロスも「やりたくないならやらなくてもいいんじゃないかな」と思う。
自分PLのときは、積極的にPC1を取りに行ったし、自分がGMのときは大体PLに合わせてハンドアウトを調整していたのであんまりPC1がいないってことは少なかったかなぁ。
最近は、PL決め打ちでキャンペーンやることが多いからなー。


さて、次回からはシーン進行の解説が何回かあるらしいです。
次回はその1「シーンの終わらせ方」です。

本当にシーンを終わらせるのは難しい。
「フィロスのマスタリングは気持ちよくロールプレイしていてもすぐ切られる」と言われこともある。
「シーンPLの後にかぶせられてなかなかシーンが終わらない」と書いたこともある。

フィロス的な回答のポイントは2つかな。
・シーン開始時(途中でも可)に『こうなったらシーンは終わりです』と宣言しておく。
・シーンの最後はシーンPLに『これでシーン終えていい?』と確認をする(シーンPLが主役なので、終わりは主役に任せる)。

さて、社長の回答が楽しみですね!

by phirosu2 | 2018-04-15 22:23 | TRPG雑感 | Comments(0)
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