人気ブログランキング | 話題のタグを見る
神の祠
【TRPG感想】
先日はTSさんがGMのアリアンロッド2E(注1)でした。

つ・い・に再開するフランベルキャンペーン!
5年前、諸々の事情で中断してしまったキャンペーンを、GMであるTSさん等々にお願いして再開してもらいました。
最終回1回を残して中断してしまったセッションがまさかここで復活できるとは思ってなかったので、本当に楽しいセッションでした。

故郷の村を焼かれ、復讐の旅を続ける剣士シルヴィア。
過去の記憶がなく、本当の家族を探す神官リューン。
遺跡探索を生業とする家に生まれ、盗まれた発明品を探す冒険者ティス。
そして、ティスの幼馴染で、中二病魔術師のジーク。

4人の物語に1匹の新しい仲間を加えて再開です!






◆キャラクター紹介
■名前(PL名):ティスケッタ・ドゥルーマン(青海)
性別/年齢/種族:女/80(外見20歳)/エルダナーン
クラス:エクスプローラー/アルケミスト/バンガード
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=645

さすがに5年経ってスキルガイド1&2も出たし、アイテムガイド1&2も出たしということで全員リビルドしています。
このキャンペーンで最もリビルド回数が多いティスですが、今回もがらりと変更してポーション系を整理。
ガチ短剣シーフとして強力な前衛でした。
それでもグレネードが《インタラプト》の演出として残っているあたりにこだわりを感じる(笑)。

ロール的特徴:
様々な事実が明らかになり、ともすればバラバラになってしまいそうなギルドメンバーをフォローしてくれました。
やはり彼女がギルドマスターなのはきちんとした意味があったのだとみんな感じたと思います。
そして最も冷静に、最も普通な思考を持つ彼女だからこそ、きっと世界をかけた戦いの中でも正しい選択ができると信じています。

その他:
超上級キャンペーンやリトルダイナマイトキャンペーン、セブンアームズキャンペーンなどこの5年で多分最も成長した青海さんです。
当然、ロールプレイも戦闘シーンもどちらも渋い働きをしてました。
自分自身が主役でないと一歩引いてるんだと思いますが、その立ち位置にティスがいてくれるから、
シルヴィアやリューンが自由に安心してロールプレイできるんじゃないかなーなんて思います。
次回もよろしくお願いします。

■名前(PL名):シルヴィア・シーカー(kou)
性別/年齢/種族:女/?(外見15歳)/エルダナーン
クラス:ウォーロード/サムライ/センセイ
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=639

シルヴィアさんも当然リビルドしたわけだが、そもそも5年前には東方スキルの載ったディスカバリーガイドが出ていなかった(笑)。
なのでGMと相談して無印の頃の《スタイル:シンエイ》とかを取得していた。
今は無事に東方スキルも2Eに組み込まれたので、それに合わせてリビルド。
無印にはなかったセンセイという称号クラスも出たので、ドラグーンではなくなっていたりする(笑)。

最初の頃に「エルダナーンの戦士は遊ぶと事故る! 余裕がない!」ということでガチ組でした。
そして極めた《ストライクバック》派生の反撃キャラ。
いやはや強かったですね。
最前線で敵を切り結びつつも自分はダメージを受けずに紙一重を繰り返すのは本当に時代劇のチャンバラを見ているようでした。

ロール的特徴:
今更隠す必要もないわけですが、フィロスはkouさんが演じるシルヴィアさんが大好きなんですよ。
本当にかっこいい!
今回も、兄弟子や師匠、師匠の師匠とかシルヴィアさん因縁キャラがたくさん出てくるんですが、いちいち切り返しがかっこいい!
ああいう雰囲気のある喋り方ができるのは憧れます。

そしてもちろんリューンとの掛け合いも痺れました。
過去に闇を抱えるリューンとの因縁が次回どうなるのか楽しみです。

その他:
スイッチが入った時と暴走した時の落差が激しいkouさんです。
いや、本人は多分どちらもアクセル全開で、フィロスから見た時の好き嫌いの問題かもしれないなぁ。
フィロスという観測者の枠では測り切れない魅力を持ったPLさんです。
まあ、そういう表現するとよほどの初心者さん以外はみんなフィロスという枠では測れないのだが(苦笑)。

ともかくキャラクター視点とメタ視点をうまく使い分けてかっこいいロールプレイができるのは素晴らしいです。
次回も、きっとリューンが色々するのでよろしくお願いします。

■名前(PL名):リューン・エグ(フィロス)
性別/年齢/種族:男/300?(外見35歳)/エルダナーン
クラス:プリースト/セージ/メンター・プロフェッサー
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=637

多分一番リビルドの規模が小さいリューン。
メインにしていたプリーストとセージがどちらも昔とそんな変わってないからかな。
それでもサロゲート経由してカドケウス入手してプロテクション固定値を上げたり頑張りました。

一応、このコミュニティではアリアンロッドのGM経験が最もあるはずなので、戦術的に頑張ってます。
悪い指揮官プレイにならないように気をつけねば(汗)。

あと地味に忘れがちな《バイタルパート》分のダメージダイスを一緒に振ってて楽しかったです。
ああいう「一緒に作業してる感」て大事だなー。

ロール的特徴:
はい、悩める神官リューンです。
詳細は粗筋に譲りますが、失っていた過去に大きな闇があり、現在進行形で闇の魔力に浸食されかかっている設定です。
しかし、今回それをはねのけ、未来のために前向きに戦うことを決意しました。
……最終回で落ちるための前振りではないですよ?(笑) 違いますからね?(笑)

そんな風に伏線になるかもしれないことをばらまきつつ、ロールプレイしてます。

その他:
いやはや、本当に楽しかった。
次で最終回なのがもったいないが、やっぱり終わらないと終われないので。
最終回を盛り上げるために、色々考えていこう(ニヤリ)。



はい、5年前のフランベルキャンペーンに参加したPCで、今回参加できたPCはここまでです。
諸々の事情があってジークのPLさんは参加ができなかったのです……。
……当然、本当ならジークのPLさんを待つべきだったかもしれません。
そこについて怒られたら、フィロスは返す言葉もありません。
素直に謝ります。

でも、フィロスはそれぐらいこのキャンペーンをきちんと終わらせたいと思ったので、無理を言ってTSさんに再開をお願いしました。
そして、もう1人の参加PL、ムクさんに無理を言って参加してもらいました。
「既存キャンペーンの参加PCを変更して再開するなんで邪道だ。間違ってる!」という意見はもちろんあると思います。
そういう非難は全てフィロスが負うべきものだということをわかった上で今回の無茶を進めました。
TSさんやムクさん、kouさんや青海さんはそれに付き合ってくれただけだということをここに残しておきたいと思います。



さて、ではテンションを戻して参加PC最後の1人!
昨年にやっていたセブンアームズキャンペーン(注2)から来てくれたPC!
父親の魂がこもった伝承武具を持ち、その武具にまつわる事件を解決した風魔術師コタローの紹介です!

■名前(PL名):コタロー(ムク)
性別/年齢/種族:男/3歳ぐらい?/ベスティア(カニス)
クラス:ウィザード/シーフ/メンター・センセイ
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=630

セブンアームズ終了時はレベル9だったのを、フランベルに合わせてレベル18まで一気に引き上げることに(笑)。
どんな成長を遂げるかと思っていたら、ルイネーターを経由して「ダークネス風遁」を強化してきました。

シナリオ的に「瘴気が世界中に広がってピンチなタイミング」で「瘴気をまとった仲間が増える」というネタをぶっこんできました(笑)。
本当にムクさんはこういう「設定も絡めたデータ運用」がうまい。

もちろんゲーム的にも強さは折り紙つきです。
他の3人のようにキャンペーンオリジナルスキルは持っていませんが、彼にはセブンアームズキャンペーンで強化された伝承武具があります。
伝承武具「風伯煙布」の対象を5m移動させるという効果が、ぶっちゃけ本家キャンペーンより活躍してました。
やはりPC自体ができることが増えると元々の武具の威力も引きあがるんだなぁ。
勉強になります。

ロール的特徴:
中二病だったジークがNPC化しましたが、それを補うように中二病なコタローが追加されてむしろ中二成分は強くなったような(笑)。
そんな中二ネタに始まり、瘴気ネタやリューンと絡む「闇使い」ネタ。
新しく仲間になったはずなのにあっという間になじむキャラクターでした。
これはムクさんの手腕に違いない。ブラボー!

その他:
というわけで無理言ってお誘いしたムクさんです。
やっぱり参加してもらって大正解でした。
ティス、シルヴィア、リューンでピリピリとした空気になったときに、あえてボケを入れて空気を弛緩させてくれる。
でも決めるところではしっかりとかっこいい台詞を言ってくれる。
変幻自在のロールプレイと、それを実現するキャラクター性の構築は本当に素晴らしいです。

途中参加ということで結構心配してたんですが、全く不要でした。
最終回も期待してます。

◆粗筋
■前回までの粗筋。
故郷エリアス村を滅ぼされた剣士シルヴィア。
遺跡発掘を生業とした家に生まれ、発明品を奪われたティス。
記憶をなくしてティスに保護されたリューン。
ティスと同じ村出身の中二病一般人ジーク。

発明品を奪われたティスはそれを探すために冒険に出る。
お供として子供の頃から一緒に育ったジークと、近所の神殿でそれを見守っていたリューンが一緒に。
グランフェルデンの街で足りない前衛として参加してくれたシルヴィアを含めてギルド「フランベル」を結成。

日銭を稼ぐために依頼をこなすうちに、リューンがなくした記憶のヒントとして持っていた「EG」のペンダントが輝き、様々な「種族の力(注3)」を手に入れる一行。
そして発明品を盗んだザーボたちと対峙して明らかになるリューンの過去、シルヴィアの因縁、ティスの家の秘密。

EG=エルダジェネシスという組織は、世界の争いをなくすため、世界の人々全てを古代種族「エルダ」に変えようとしていた。
その実験の過程で生まれたのが「知力・魔力を極めてエルダに至る666(トリプルシックス)」のリューン。
そして「体力・武力を極めてエルダに至るパーフェクトソルジャー」のシルヴィアだった。
666の実験の際、リューンの暴走によりパーフェクトソルジャーを育成していた村は闇の炎によって壊滅。
その事件を隠蔽するため、リューンは記憶を封印され、ティスのいたドゥルーマン家へ預けられた。

そしてドゥルーマン家が発見した「種族の力を集めるペンダント」によって3つ目の実験「スペックブレイク」が開始される。
それは「人に好かれる以外特徴のない一般人」であるジークを鍵にして、6つの種族の力を集め、そしてエルダに至るという実験だった。

実験はほぼ成功。
真実を隠してリューンに持たされたEGのペンダントを持ち、フランベルは各地で種族の力を集めた。
そして、EGの首魁、老エルダと対面するフランベル。
老エルダの指示により世界中の人間をエルダ化する装置がついに稼働する……かと思った瞬間、老エルダを貫く凶刃。

実はEGを隠れ蓑にして、魔王ブレアス(注4)が「世界中の人間を妖魔化する計画」を進めていたのだった。
EGの幹部に紛れていた妖魔によってスペックブレイク計画は乗っ取られ、妖魔化計画が始動してしまう。

世界中に瘴気が広がり、抵抗力の弱い植物や野生動物が妖魔化し始めてしまう。
フランベル一行はグランフェルデンへと戻ると、EGの幹部でありシルヴィアの師匠でもあるホワイトが一行を待っていた。

ホワイト「全員揃っているな? ならまだ世界は救える!」

■オープニング
ホワイトが言うことをまとめると……。
・ブレアスの居城は最も瘴気が濃い中心地。今のまま行ってもPCたちも妖魔化してしまう。
・妖魔化しないために、種族を超えた存在、神喚者(ヴァリエンス)にならなければいけない。
・そのために神の試練を受ける必要がある。
・試練は時空の狭間の幽界で行うので、時間の流れが違うため、ぎりぎり間に合う。
・ジークは、スペックブレイクとして種族の力を使いこなすため、別の試練をする。

ホワイト「抜けてしまう魔法使いの枠を埋めるため、俺の知り合いを呼んでおいた」

扉を開けると、そこにいるのは青黒い毛並みの大型犬。

ティス「……わんちゃん?」
シルヴィア「……犬?」
リューン「犬ですね」
ホワイト「強力な伝承武具を使う魔術師のコタローだ」
コタロー「よう、呼ばれてきてやったぜ! オイラに任せれば百人力だぜ!」
ティス「犬が喋った?!」(一同笑)
リューン「……! これは珍しい……」
シルヴィア「なるほど。この姿は周囲を欺くための仮の姿……」(一同笑)
コタロー「オイラは昔っからこのままだぜ!」(一同爆笑)

ベスティアと合流するときのお約束的な展開をしつつ、コタローが合流。

GMから試練の中にランダムダンジョンがあると聞いて、一行は名馬とラクダにMP回復アイテムである野菜を買い込んでEGの隠していた転送装置で試練を行う「神の祠」へと移動します。

■ミドル
雲海の上に小島がいくつも浮かぶ幽界。
直径10mほどの浮遊小島が六角形を作るように浮かび、その中央に一回り大きな浮遊小島。
それぞれに洞窟のような祠がぽっかりと口を開けています。
中央の祠だけは大層な扉がついており、ティス、シルヴィア、リューン、そしてコタローの4人はその扉の前に到着します。

扉の中から響く声によると、周囲の6つの祠はそれぞれ6つの種族に対応しており、その6つを回ってから中央の祠に挑むのが試練とのこと。
便宜上北から時計回りに
「フィルボルの祠」
「ドゥアンの祠」
「ネヴァーフの祠」
「ヴァーナの祠」
「ヒューリンの祠」
「エルダナーンの祠」
のように呼ぶことにしました。

ぱぱっと書いてくれたMAPを見ながら
GM「エルダナーンの祠だけは、最後に行くようになってます」
と言われ、とりあえず正面=北のフィルボルの祠に行く一行。

●フィルボルの祠。
祠に入ると、外見とは全く違う広さの洞窟に入りました。
幽界特有の幻だと一行はすぐに見破りますが、試練なので注意しつつ進みます。
現れたのはフィルボルの村で遭遇したダイヤ少年。
ダイヤ少年曰く「ここは過去の出来事と向き合う場所。もう一度ダンジョンに潜って『鍵』をとってきて」とのこと。
なるほどと納得して進む一行。
GMがトランプを並べます。

GM「さっき皆さんに引いてもらったカードでランダムダンジョンを作りました。皆さんの思いが作り上げたダンジョンです」

うまいこと言うなぁ、とこの時は思ってたんですが、ここでランダムダンジョンの妙が発動(笑)。
1部屋目の罠に見事にシルヴィアさんがひっかかり、なんと準備していた野菜やポーションが全滅。

シルヴィア「神の試練! なんと恐ろしい!」
GM「いやいや、これさっき皆さんに引いてもらったランダムですから!」

2部屋目では一見何も起こらないように見せて「次の部屋の戦闘が奇襲になる」トラップ発動。
この時点ではPCたちは何も気づけませんでした(苦笑)。

3部屋目で、ゴールの『鍵』を見つけたんですが……。

GM「あー、ここで来ちゃいましたか。何度も言いますけどこれランダムですからね?」

にやにや笑いながら戦闘用ポーンを並べ始めるGM。
PL達も戦闘準備を始めますが……。

GM「(にやにや)繰り返しますがランダムですからね?」
GM「鍵を取ろうとすると、ぱっと部屋が真っ暗になります。明度1状態です」
GM「それと、前の部屋で発動していたトラップによって奇襲攻撃になります」
GM「奇襲攻撃はセットアップとかも発生しない一方的な攻撃です。リアクションが明度のペナルティと合わせてマイナス2Dです」
ティス「え、あれ、わたしだけ前にいたよね」
リューン「ダンジョンですから、シーフが先行してるって言ってました……」
シルヴィア「明度1って(ルールを見る)プロテクション届かない?! GMひどい!」
GM「だからランダムですって!(笑)」

先行していたティスに奇襲攻撃が集中し、シナリオ制限スキルまで切ってしのぐティス。
なんとかセットアップになり、シナリオ3回しか使えない陣形を早速1回使って合流。

リューン「これでなんとか仲間全員にプロテクションが届きます」
シルヴィア「しかし、敵が暗闇の向こうから攻撃してくるのはなんともできないか」
ティス「手番1回遅らせることになっちゃうけど、《マジックキャンドル》とかランタンとかで明度を上げれば……」
コタロー「へへ、オイラの出番のようだな」
一同「??」
コタロー「オイラはルイネーターで闇を生み出すからな。暗闇の中でも射線が通るんだ」
リューン「おおお、ということは」
コタロー「オイラの伝承武具、風伯煙布は魔法をあてた相手を移動させる効果があるから、相手をこっちのエンゲージに移動させることもできるんだぜ」
シルヴィア「すごい! コタローすごい!」
GM「あ、あー、同じエンゲージになったら」
ティス「わたしが一気に!」

実際、コタローの計画通りでした。
一応明度も上げたんですが、同じエンゲージになって射線が通れば雑魚でした。
しかし、ミドルフェイズ最初の戦闘で大苦戦。

リューン「そういえばわたしたち、最初のゴブリン退治が一番苦戦しましたよね(苦笑)」
シルヴィア「うむ。あの頃はエルダナーンの初期ステータスのおかげでHPも行動値も低かったからな」
ティス「それを再現……さすがGM」
GM「だからランダムですって!(笑)」

無事に戦闘を終えて『鍵』を入手すると幻の洞窟は消え、一行は浮遊小島の祠の前に立っていました。

●ヒューリンの祠
「どうやら過去のシナリオの内容を再現しているらしいぞ」と感じたPL一同。
戦闘を先に済ませた方が楽だろうと考え、戦いがありそうな「ヒューリンの祠」を2番目に選択。

祠の前に立つと、風景が変わっていきます。
グランフェルデンが占拠され、それを攻略するために応急的に作られた砦の中。
攻略軍を指揮するメイリンさんが現れました。

メイリン「わたしたちヒューリンは武具を扱うことで他の種族よりも戦闘向きと言われる」
メイリン「コタロー、お前はその武具を正しく使うことができるか?」
コタロー「確かにこの武具は、昔の、傲慢な想いで生まれた武具かもしれない」
コタロー「でも、俺はこの武具のおかげで仲間と出会えた。里も救えた。そして今世界も救おうとしてる」
コタロー「武具自体が良い悪いじゃない。使うやつが良いか悪いかなんだ」
メイリン「わかりました。あなたの気持ちを試すため、今ここに試練を与えます」

GM「ということで、このシナリオ限定のゲッシュを自動取得します」
一同「ゲッシュ?!」
GM「はい、名前は『封印の試練』。制約は『風伯煙布の効果を使わないこと』」
コタロー「な?! じゃあ、毒とか放心とか5m移動使えない?!」
GM「あ、計算が面倒なので装備としての固定値はそのままでいいです。でも特殊効果は使えなくなります」
コタロー「制約破ったら?」
GM「風伯煙布が壊れます(しれっと)」
一同「なんだって?!」
コタロー「おお、ととと、父ちゃんが入った風伯煙布ががが……(一同爆笑)」
ティス「落ち着いてコタロー、使わなければいいんでしょ」
コタロー「そそそ、そうだよな。オイラは、オイラだけの力で試練を乗り越えればいいんだよなっ」

メイリン「期待していますよ……」

風景が戻り『鍵』を入手できました。

●ドゥアンの祠
残りの祠はエルダナーンを除いて3つ、残りのPCは3人。
これは全員『封印の試練』を負わされることになりそうだぞと感じた一行。
にやにやするGMを横目に見つつ「何が封印されそうか」「誰が封印されるのが一番痛手か」「どこがPC的に因縁がある祠か」を考えた結果……。
ドゥアンの祠→メインアタッカーシルヴィアの主戦力を封じることはないだろう。1番。
ネヴァーフの祠→ティスは多芸だから、多少封印されても違うことで活躍できるはず。2番。
ヴァーナの祠→リューンは特化型だから何か封印されると役立たずになる可能性が高い。最後に回す。
という順番になりました。

ドゥアンの祠の前に立つと、予想通り闘技場に風景が変わります。
そこにはシルヴィアの兄弟子であるサウザーが。

ちなみにホワイトはシルヴィアの師匠ですが、サウザーとホワイトは無関係です。
元々ホワイトが師匠だったんですが、そこを離れた後にサウザーの師匠に弟子入りした感じ。
ホワイトの流派は「二刀流によるイニシアチブ割り込みの剣」。
サウザーの流派は「刀による反撃の剣」ということに今回決まりました。

サウザー「シルヴィア。俺と戦った時よりも強くなったようだな」
シルヴィア「ええ、仲間たちと旅を続けたおかげです」
サウザー「その力で俺を倒すのがここの試練だ!」
シルヴィア「やはりそういう試練ですか。望むところです!!」

戦闘かと思いましたが、さすがに戦闘を繰り返すと時間的に厳しいということで1ラウンド攻撃して500点を超えればOKという試練でした。
結果的にシルヴィアさんだけで300点以上叩き出し、楽勝でクリアー。

サウザー「強くなったな。しかし技に溺れては本当の強さは手に入らない」
サウザー「お前の技を封印する試練を与える」
シルヴィア「……わかりました」

シルヴィアさんはキャンペーンオリジナルスキルである《光波斬》と《真・光波斬》を封印されました。

シルヴィア「これ、破るとどうなるの? アイテムじゃないから壊せないけど……」
GM「そのスキルで与えたダメージの10倍のHPロスを自分が受けます(しれっと)」
シルヴィア「死ぬわ!!!(一同爆笑)」

●ネヴァーフの祠
ネヴァーフの祠では、ティスの研究仲間でもある二コラが登場。

二コラ「また失敗してゴーレムが暴走しちゃったの~」
ティス「もう、しょうがないなぁ」
ニコラ「ねえ見て、ほら、6体も!」
ティス「前よりも多い?!(一同笑)」

ここもドゥアンの祠同様、ダメージを与える試練でしたが難なくクリアー。

二コラ「ありがとうティス」
二コラ「でも、こんな風に機械は人を害することもある」
二コラ「あなたは、発明品を正しく使うことができる?」
ティス「正しいっていうのは人によって違うと思うから、それは約束できない」
ティス「でも、わたしは人の役に立つために、間違わないように発明をするし、そう使おうと思い続けるよ」
二コラ「うん、じゃあ、今だけはその発明品を封印するね」
ティス「……これは破ったら使えなくなるだけ?」
GM「ええ、そのつもりですが」
ティス「……コタローちゃんはお父さんの魂を賭けていて、シルヴィアさんは自分自身の命を賭けてるのに、わたしが道具だけなんて釣り合わないわ」
ティス「神様、試練を与えるならちゃんとした試練にして!」
ティス「じゃないと、この3人の、このギルドのマスターなんてやってられない!」
GM「……」
神様「あなたの決意はよくわかりました。では、制約を破った時には、あなたも命を賭けてもらいます」
GM「具体的には、即座に戦闘不能になります」
ティス「ええ、それぐらいでちょうどいいわ」
リューン「よかったのですか? わざわざこちらから言わなくても、万が一があったら」
ティス「ううん。万が一なんてないよ。試練は絶対クリアするんだから!」

●ヴァーナの祠
そこはリューンがザーボと、過去の記憶と対峙したヴァーナの遺跡。
リューンを慕ってくれているウサギヴァーナのメルルが現れます。

メルル「リューンさん、わたしの大好きなリューンさん」
メルル「でも、たまに不安になるんです。リューンさんの中に闇が見えるんです」
メルル「……シルヴィアさん、リューンさんの中の闇を、あなたは許せるんですか?」
シルヴィア「……全てを忘れることはできない。だが、わたしたちは前に進むと決めた」
シルヴィア「わたしは信じると決めた。お前はどうなんだ、リューン?」
リューン「……わたしの力がシルヴィアさんの悲劇を招いたことは、謝罪しても謝りきれません」
リューン「でも、だからこそ、わたしはこの力を使って世界を救いたいと、そう思っています」
ティス「リューンの力は強力かもしれないけど、とっても頼れる力よ」
ティス「リューンは大丈夫だって、わたしは信じてる」
ティス「シルヴィアさんも大丈夫だって、わたしは信じてる」

しんみりとする一行。
コタローが前足をリューンの肩に置きます(これだけで一同笑)。
コタロー「闇に囚われるな。闇と共に生きろ(一同爆笑)(注5)」

ひとしきり笑いが収まった後……。

メルル「仲間はみんなあなたを信じてくれてるんですね。わたしも信じてます」
メルル「じゃあ、封印の試練です。力をきちんと制御しきってくださいね」

今まで、封印の試練ではみんな精神判定をしてました。
リューン以外は精神が低めなのでけっこう頑張ってたんですが……。

リューン「精神判定? みんなと難易度同じ? 楽勝楽勝」
GM「あ、今まで《カタストロフ》使った回数をペナルティにしてください」
リューン「な?!」
GM「だってねぇ。力に溺れて使ってしまったんですから、そりゃあ試練の障害になりますよ(笑)」
シルヴィア「確かに(笑)」
リューン「ぐぬぬ、結局みんなと同じぐらいの難易度になってしまった。フェイトを使って(ころころ)成功だ」

メルル「じゃあリューンさん、ちゃんと帰ってきてくださいね」

●エルダナーンの祠
5つの『鍵』が揃って、エルダナーンの祠に行く一行。
風景は、EGの、エルダの研究所の一室。
EGの研究者だったゴーラ博士とモーリー博士が現れました。
遺伝子的にはリューンの両親だった2人は、4人に向かって一つのスイッチを取り出します。

ゴーラとモーリー「これは、災厄装置のスイッチです」
ゴーラとモーリー「あなたたちは、もうすぐ神喚者になれます」
ゴーラとモーリー「しかしそうなれば、神の敵と戦い続ける過酷な運命が待っています」
ゴーラとモーリー「もしもあなたたちがそれを拒むならば、今ここでスイッチを押し、世界を浄化すれば世界は妖魔化から守られます」
ゴーラとモーリー「あなたたちが、戦いの運命に身を委ねる必要はないのです」
ティス「(食い気味に)なんですかそれ? 元々わたしたちは世界を救うために、神喚者になるために来たのよ」
ティス「今更世界を浄化なんてするわけないじゃない」
リューン「ええ、その通りですね。あなたはここまでの試練でわたしたちの決意と覚悟を聞いてきたはずです」
シルヴィア「ああ、全く愚問だな。ここで引き返す選択などありえない」
ティス「わたしたちは、神喚者になって、世界を救う……!」
ゴーラとモーリー「あなたは?(コタローに)」
コタロー「面倒事を解決するのがシノビの使命さ。任せときな!」

風景は元に戻り、4人は中央の祠の前にいました。

神様「あなたたちの覚悟は確かめられました。それでは最後の試練です」
神様「神の使いに、あなたたちの力を示してください」

■クライマックス
●クライマックス1
巨大な祠の扉が開き、ゴーレムたちが並んでいる風景に変わりました。
ハンマーを持ったゴーレムが2体、砲台のようなゴーレムが2体。
その中間に王冠をかぶった巨大なポメロが1体。
エネミー識別の結果、ハンマーゴーレムは防具を壊すというコタロー恐怖のエネミーでしたが、おかげで攻撃を集中してあっという間に殲滅。
ポメロにコタローが操られたりと、それなりにトピックはあるのですが、すでにかなり長くなってるので泣く泣く割愛します。

●クライマックス2
神様「あなたたちの覚悟と力、確かめられました。ここに神喚者としての力を授けましょう」

神様の声と同時に、4人に新しい力が備わります。

GM「今回限定で、お試しパワーを1つだけ取得していいですよ。次回成長のときはなくなりますけど」
GM「あと『封印の試練』もここまでです。もう風伯煙布とか《光波斬》使っていいですよ」
GM「(ぼそっと)これだけ強化すれば大丈夫でしょう」
リューン「ちょ、GM? 大丈夫って何が?」
GM「えー? なんのことですかー?」
シルヴィア「やばい。次の最終戦闘。まじでやばい」
ティス「どうしよう。ちゃんと考えてパワーとらなきゃ!」

結果、以下のようにお試しパワーを取得。
・ティス:《時の支配者》
・シルヴィア:《守護者降臨》
・リューン:《慈愛の御手》
・コタロー:《異才:ソーサラー》からの《ダブルキャスト》

GM「では、準備はいいですね? 今日最後の戦闘です!」

一行が帰るために、神様が空間に扉を作ってくれました。
それを通ろうと開いた瞬間、逆に扉から転がり出てくる人影。
そして、それを追いかけるようにゆっくりと入ってくる黒い執事服を着たバンパイア。

シルヴィア「ホワイト?!」
リューン「あなたは、EGの幹部だったクロード!」
ティス「一体何が?」
ホワイト「ぐ、すまない。ジークの試練を奴らに襲撃された」
ホワイト「ジークは、奴らに攫われてしまった!」
クロード「スペックブレイクである彼がいれば、主の計画は完璧です」
クロード「ですが……不確定要素は排除しておきましょう。今ここで!」

クロードと一緒に現れた二丁拳銃のバンパイア2体も含めて最終戦闘です!

セットアップに、エネミー側もスキルをばんばん使って二丁拳銃を強化していきます。
エネミー識別の結果、どうやらメインアタッカーは二丁拳銃で、クロードはカバーリングしつつ攻撃をする役目のようです。
HPが減ってから公開される謎部分に戦々恐々としつつも戦闘開始です。

GM「では最初のイニシアチブです。何かする人? ちなみに二丁拳銃たちが《カリキュレイト》します」
コタロー「オイラも《カリキュレイト》だぜ」
リューン「一応《エンカレッジ》を宣言しておきます。行動順は最後なので誰に使うかは後で。もしかしたら取り下げるかもしれません」
ティス「わたしも《アデンダム》言っておく。二丁拳銃に動かれると厄介ぽいし」
GM「えぇぇ、二丁拳銃の前に2人も動くんですかぁ。先に動かさせてくださいよー」
ティス「ダメに決まってるでしょう!(笑)」
GM「まあ、いいですよ。クロードがカバーしますから」

……とGMは思っていたみたいなんですが……

コタロー「諸々宣言して《マジックケイジ》と《ダブルキャスト》でカバー不可です」
GM「え」
ティス「《ワイドアタック》等々で範囲攻撃」
GM「じゃあ、それは《カバーリング》《アラウンドカバー》でクロード単体に」
ティス「あ、《カバーリング》を《インタラプト》。フラッシュグレネードでぴかっとクロードさんの動きを一瞬止めます」
GM「え、えぇぇ?!」
シルヴィア「……二丁拳銃死んだな」
GM「えぇぇぇ?! なんで、カバーするはずだったのに? 《カリキュレイト》使えば先手で1回は攻撃できるはずだったのにぃぃ!」
リューン「TSさん、超上級のイニシアチブってこういうことよくあるよ(にやにや)」

ということで二丁拳銃は全滅して残るはクロード1人です!
実際のセッションでは戦闘前にあった台詞ですが、順番的にここで。

リューン「ホワイトさん、クロードはどんな攻撃を?(エネミー識別の演出)」
ホワイト「奴は……わたしの師だ!」
シルヴィア「えぇぇ?!」
クロード「ええ、ホワイトに剣を仕込んだのはわたしです(すらりと片手剣二刀流を構えながら)」
ホワイト「すまない。わたしは一度も彼に勝ったことはない……しかし、シルヴィアお前なら!」
シルヴィア「わかりました。その勝負、受けて立ちましょう!(刀二刀流を構える)」

シルヴィアとホワイトといえばキャンペーンオリジナルスキルの《真・光波斬》がやはり目玉です。
しかしエネミー識別の時にはそのようなスキルはなかったので、恐らくHP減少して公開されるパワーがそれだとあたりをつけ、まずは削ることに。

リューン「とはいえ、《連続攻撃》《二回行動》持ちだから4回攻撃ですね。さすがに1ラウンド目最後がきつい」
シルヴィア「それに、セットアップにエンゲージしていると精神対決させられて攻撃できなくなるオリジナルパワーがやばい」
ティス「そこに《時の支配者》使う?」
シルヴィア「……いや、隠されてるパワーの方が怖い」
ティス「だよね……」
コタロー「みんな、オイラに作戦があるぜ! (ごにょごにょ)」
リューン「うーん……戦術的には申し分ないんだけど……」
シルヴィア「確かに。有効だけど……」
ティス「なんだか、ねぇ」
コタロー「大丈夫だぜ! 俺はみんなを信じてる!」
シルヴィア「そういうことなら、わたしはホワイトが連れてきたコタローさんを信じます!」
リューン「ちょっと絵面的にアレですが……」
GM「作戦会議は終わりましたかー?」
一同「はーい」

ラウンド終了間際。
クロードが《二回行動》をしようとした瞬間、コタローが《アデンダム》で割り込みます!
そして必殺のダークネス風遁によってなんと自分のエンゲージにクロードを移動!
当然クロードはコタローに向かって《二回攻撃》!

クロード「あなたから先に死にたいというのですね。なら望み通りに!」
コタロー「作戦通りだ! 一度戦闘不能になるけど《アンデッドライフ》で復活! 演出的に、そいつは瘴気で作った残像さ!」
クロード「これは瘴気! ……あなたはわたしたちに近い存在ではないですか」
コタロー「へへ、違うな。俺の闇は、お前たちと違って輝いている!(一同爆笑)」
クロード「減らず口を! 二回目、これで死になさい!」
コタロー「スキルとフェイト突っ込んで……(ころころ)回避! へ! そいつも残像さ!!」
一同「おおおーーー!!」
コタロー「作戦通り! これでクロードを引き離してセットアップを迎えられる!」
クロード「ぐぬぬぬ、新しい仲間を囮にするとは……」
リューン「だよねー。そう見えるよねー。だから絵面的にどうかと思ったんだけど……」
コタロー「違うぜ。これは俺から言ったんだ。ここは俺に任せてくれってな!」
シルヴィア「コタローは男を見せた。次はわたしの番ですね!」

そして第二ラウンド。
ええ、相変わらず超上級に近づくとラウンドが長いです(苦笑)。

セットアップのクロードのパワーは無事凌ぎ、またすぐにコタローの魔法でクロードとシルヴィアがエンゲージします。
ティスの攻撃によって、ついにHPがボーダーを下回り、隠されていたパワーが明らかになります!

クロード「真・光波斬はあくまでわたしの技の廉価版。これが源流です。《瞬獄斬》!!」
ティス「させないわ!! 《時の支配者》!!」
シルヴィア「ありがとうございます!」
クロード「く、しかし、それでも《連続攻撃》が! (ころころ)よっし、クリティカル」
シルヴィア「クロード、あなたの敗因を教えてあげましょう」
シルヴィア「あなたは、一つの流派に固執しすぎた!」
シルヴィア「わたしは、他流派の剣も吸収してきた!!」
シルヴィア「《ストライクバック》《スタイル:シンエイ》《マスターストライク》!(ころころ)クリティカル! 90点HPロス!」
クロード「ぐ、それでもまだ! 2回目!!(ころころ)よし! クリティカル!」
リューン「ダイス目が低い! チャンスです!」
コタロー「よっしゃ! 《バッドフォーチュン》でクリティカル打ち消しだ!」
クロード「ぐぬぬ、達成値39です」
シルヴィア「ありがとう! じゃあいきます! 《ストライクバック》《スタイル:シンエイ》!(ころころ)達成値44! 反撃成功! 90点HPロス!」
クロード「おのれ、おのれぇ!」
シルヴィア「次にわたしの行動! 《クロススラッシュ》!!」
クロード「!!!!!」

最後はシルヴィアの王道スキル刀二刀流からの《クロススラッシュ》でとどめでした。

■エンディング
GM「結局切り札いくつも残ってるじゃんー。レベル18強いなー」
シルヴィア「このパーティ、崩れ始めると早いんで、崩れないようにしないと(笑)」
リューン「基本、エネミー識別から相手の戦術を読んで、要をつぶす戦い方だからねぇ」

ということで戦闘終了。

シルヴィア「いよいよだな」
リューン「ジークを助けなければ」
コタロー「んでもって魔王ブレアスをやっつける」
ティス「じゃあ、いこう!」

囚われたジークを救い、魔王ブレアスを倒すため、神喚者となった一行は幽界を後にするってところで今回のシナリオは終了です。

◆反省と考察
ロール:5点
ゲーム:4点
ストーリー:5点
ボーナス:4点

ロールは申し分ない!
5年経っても、むしろ5年経ったからこそ、この痺れるかっこいいロールプレイができる!
ゲームもかなり面白かった。
あえて1点減点してるのは、時間がかかったことだけど……最終回1個前に、今までの復習みたいな内容だから仕方ないともいえる。
ストーリーも素晴らしい!
今回「5年越しのキャンペーン再開」「PL入替」「最終回直前」なんていうとてつもない無茶振りをGMであるTSさんにはお願いしたわけだけど、さすがはTSさん。
過去のシナリオを再現する神の試練という納得の舞台を用意してくれた。
確かに超上級になるときには試練が必要だったわ。忘れてた(笑)。
ボーナスは、キャンペーン再開という、下手したら新しいキャンペーン開始よりも大変なことをしてくれた仲間たちに。
満点かなとも思ったのだけれど、多少遅刻やらデータ準備やらで開始が遅れたので、1点だけ引いて4点。

◯良かった点
・キャンペーン再開!
・5年越しのかっこいいロール!
・途中参加なのにかっこいいコタロー!

◯悪かった点
・開始前のゴタゴタ。
・レコーダーの電池が切れましたorz。

個別解説。

・キャンペーン再開!
上でも書いたけど、一度中断したキャンペーンって普通再開できない。
なにかしら理由がないと中断なんてしないからだ。
中断した理由をなんとかするぐらいなら、ぶっちゃけ新しいキャンペーンを始めた方が簡単なことが多い。
それだけの価値を見出せるキャンペーンも多くはないのが事実だと思う。
でも、今回キャンペーンは再開された。
「された」っていうか、フィロスが無茶なお願いをして再開してもらったって言ったほうが適切かもしれない(苦笑)。
それだけフィロスはこのキャンペーンが楽しくて、だからこそちゃんと終わりにしたかった。
再びシナリオを準備してくれたTSさんと新しいメンバーとして入ってくれたムクさん、
そしてまた一緒に遊んでくれる青海さんとkouさんにはいくら感謝をしてもし足りない。
あと一回、一緒に頑張りましょう!
もちろん、楽しいキャンペーンを続けてくれていたKKKさんにも感謝をしたいが、まあそれは最終回の感想で。

・5年越しのかっこいいロール!
フィロスがこのキャンペーンを大好きな理由のひとつはこのかっこいいロール。
手前味噌になるが、シルビアとリューンの因縁めいた掛け合いとか本当にかっこいい。
ティスはちょっとスロースターターだったけど、この5年でロールプレイすごくうまくなった。
そして……。

・途中参加なのにかっこいいコタロー!
コタローも、途中参加とは思えない馴染み具合(笑)。
本当にみんなかっこいい。
本当にみんな面白い。
おかげで感想がこんなに長くなってしまったよ(笑)。
次回で終わってしまうのがもったいない……。

・開始前のゴタゴタ。
数人遅刻するのは……まあ、もう軽く諦めてる部分はある(苦笑)。
でも、エネミーデータのまとめとかは先にやっといた方がよかったんじゃないかなあ。
「PCデータ多すぎて聞かないとわからない」のは事実だと思うので、それなら事前に「ミドルフェイズの最大ダメージと、クライマックスの最大ダメージ教えて」みたいに質問すればいいんじゃないかなあ。
セッションに時間かかるのは仕方ないんだから、そういうところで時間節約を考えるといいんじゃないかなあ。
次回は最終回だし、時間かかるなら集合時間一時間前倒しするとかね。
この辺りの提案は別にGMじゃなくてもできるわけだし、GM任せにしないで、フィロスもイニシアチブとって連絡するようにしよう。

・レコーダーの電池が切れましたorz
これは枝葉。
ずっと使っていたレコーダーの充電池がついに寿命になったのか、フル充電でもセッション全部録音できませんでした。
TSさんが気付いてくれて、後半全く音源なし状態にはならなかったけど……。
録音ランプ消えてることに気付いてくれたTSさんありがとう。
次回から電池は使い捨てにするか、エネループみたいな充電式にするか……。



はい、ということでフランベルキャンペーン再開のセッションでした。
2017年最初のセッションだったわけですが、本当に面白かったです。
この調子で今年はセッション繰り返していきたいですね!
もうかなり長いので、締めはアッサリ気味に。
さあ、リューンの超上級成長考えるぞー!(笑)




(注1)神の祠:FEARが絶賛展開中のTRPGシステム。
現代地球からの転生者、妖魔PCなど、最近の展開は驚くものが多い。
賛否両論あるわけだが、ただまあ、気に入らなかったら使わないことを選択できるのもTRPGのいいところ。
自分たちの好きなように遊べばいいのではないだろうか。

ソーシャルゲームとか、アップデートかかったらそれに従わざるを得ないんだし、それに比べたらねぇ。

公式HPはこちら。
http://www.fear.co.jp/ari/

(注2)セブンアームズキャンペーン:七つの伝承武具を巡る3人の冒険者の物語。
GMはフィロス。
参加PLは青海さん、ムクさん、TSさん。
感想が気になる方は以下からどうぞ。

第1回:http://phirosu.exblog.jp/25256201/
第2回:http://phirosu.exblog.jp/25390313/
第3回:http://phirosu.exblog.jp/25862863/
第4回:http://phirosu.exblog.jp/26086933/
最終回:http://phirosu.exblog.jp/26264362/

(注3)種族の力:このキャンペーンが始まった当初は、「ヒューリン」「エルダナーン」「ネヴァーフ」「ヴァーナ」「ドゥアン」「フィルボル」の6種族だった。
その後たくさんのサプリメントが発売され、いまや20以上に増えている(笑)。
一応設定的には世界の大半はこの「分類:人間」の6種族で構成されてるので、このキャンペーンでは他の種族のことはいったん無視して進めている。
……追加PCのコタローがベスティアなのは見ないふりだ(笑)。

(注4)魔王ブレアス:本当の名前は「バンパイア王ブレアス」だが長くて言いづらいので「魔王ブレアス」で通している。
このほうがラスボスっぽくないかな。

(注5)闇と共に生きろ:この台詞の前から、コタローはリューンと「闇使い仲間」的なロールプレイをしている。
あと「闇の炎かっこいいなぁ」とか(笑)。
そういう下ごしらえがうまいのが、ムクさんのすごいところだと思う。


by phirosu2 | 2017-01-09 10:50 | アリアンロッド2E | Comments(0)
<< 1月をふりかえる 12月と2016年をふりかえる >>


このページ内における「ラグナロクオンライン」から転載された全てのコンテンツの著作権につきましては、運営元であるガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社と開発元である株式会社グラヴィティ並びに原作者であるリー・ミョンジン氏に帰属します。
(c)2005 Gravity Corp. & Lee Myoungjin(studio DTDS). All Rights Reserved.
(c)2005 GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
なお、当ページに掲載しているコンテンツの再利用(再転載・配布など)は、禁止しています。