Last run
先日はTRPG団(注1)で、グリフさんがGMのDX2(注2)でした。
4月はみんな忙しいらしく、1卓しか成立しなかったのですが、おかげで面白そうだけど参加できないと思っていた卓に参加することができました(注3)。
社会人になって初めてのTRPG団。
とても楽しく、少し悔しくて、やりがいのあるセッションでした。

参加したのは4人。






PC1は加藤星也。
恐面の不良ですが、心の中では失った家族の幸せを求め続ける高校生です。
自らの血液を拳の周囲に手甲として硬化させ、殴るという肉体派のヴラムストーカーです。

PC2は、ティナ=ノールバック。
UGN支部長にして財閥の長。
データに裏打ちされた金と能力で他人を支援するオルクスです。
28歳なのに今回最年長のため、おばさん扱いされた不遇の女性でした(笑)。

PC3はUGチルのウエハラフミカ。
他の管轄から事件を追ってきた彼女の得意技はシーン全体を狙ったピンポイントレーザー。
雑魚戦闘で猛威を奮います。
前日(正確には当日の朝)までゲームをやって睡眠不足だったたらしく、ほとんど動いてませんでした。
……まあ、他のキャラが濃すぎたってのもある気がするけど(苦笑)。

PC4は警察官のアライモトキ。
大富豪の息子で、趣味で警官やってる正義感の欠片もない不届者です。
データ的には存在しない札束をばらまきながら巧みな交渉術でGMを圧倒するボンボンでした。
同じ金持ちなせいか、ティナ支部長とは対照的で、警察VSUGNという情報の奪い合いを繰り広げてました。
まあ、それでもちゃんとクライマックスに収束させるあたりはこなれたPLがさすがというべきか、GMの努力の結果というべきか(苦笑)。

こんな連中が活躍した粗筋はこちら。

ある湾岸にある新興都市I市。
平和な未来を約束されたかのような静かな夜に事件は起きていた。
翌日の朝、海浜公園が「まるごと」消滅している事件がニュースを独り占めしていた。
警察、UGNがそれぞれ情報を集める中、星也は町中で記憶喪失の寡黙な少女を拾います。
少女をUGN支部に引き渡そうとしてたらい回しにされる不良と、不良に懐いて控えめに甘える少女が不器用な心の交流をしているうちに、他のPCが集めた情報は以下のような感じに。

・公園消失は強力な重力と熱で抉りとったような感じ。
・警察、UGNとは別に神崎財閥も調査している。
神崎財閥の調査員から聞き込み(注4)などをした結果、十文字博士という研究者の研究が原因らしい。
財閥はそのスポンサーだったが、現在博士は行方不明になっていた。
・十文字博士の研究とは、重力を利用して過去へと戻る研究だった。
そのために博士は自分の娘のミユキを献体として使っていた。

その後、星也がやっと合流できたと思ったのもつかの間、博士が襲撃してきて少女=ミユキが奪われます。
PCが全員集合して情報共有し、博士を倒してミユキを救うために行動を開始。
クライマックス、博士との戦闘自体はそこまで大変でもなく……どちらかというと自分が思ってたよりも敵が弱かったらしく、全力出したらめっちゃオーバーキルしてました(注5)。

戦闘トピックっていうか……一番すごかったのはやっぱりあれかな。
今回星也君はPCのくせにヴァイタルアップを使うという実験的な戦術を試してまして、そのために不死不滅なんてコスト高いエフェクト取得してました。
その不死不滅のコストの4D10が……なんと36!(苦笑)。
もう一度言いましょう。
4つの10面ダイスをふって、ダイス目は10、9、9、7!!
これはあまりにも予想を超えすぎているorz
その結果、星也君は当然のようにジャーム化しちゃいました☆ てへり。
帰還判定失敗直後は暗澹とした空気で「あれだけ博士や少女励ましといてなんでお前は帰ってこないんだよ」みたいな雰囲気でした。

……が!
それで終わってはフィロスの名が廃る!
UGNに入った少女がジャーム化した星也を討伐にくるというエンディング用のネタをいただいて、PLやGMの支援のもと、思いっきりロールしました。
そのかいあってこのエンディングは盛り上がり、PLに「ジャームになった星也を倒すセッションがやりたい」と言われたり。
元々敵っぽい不良だったことと、セッション中の説得にうまく自分の設定を絡めたりしてたのが、エンディングの盛り上がりにつながった感じかな?(注7)

帰ってこれなかったのは悔しかったけど、きちんと盛り上げて終われたんで十分楽しかったセッションでした。
試したかった戦術も使えたしね。
まあ、ダイスに頼る時点で戦術として欠陥だったけど(苦笑)。


うん、久々のDX2は面白かった。
前回の魔獣もそうだったけど、今の自分にはPC1の風が吹いてるのか?(笑)
まあ、今日は帰ってこれなかったのでPC1としては失格だったかもしれないが(苦笑)。

しかし、粗筋を書いていて不思議に思うことが1つ。
グリフさんのセッションって、いつも単純なのに面白いんだよなぁ。
他の人がこういう先の読めるセッションやると「読み通りに動けたんで、満足だけど予想の範囲内だった」って印象が多いんだけど、グリフさんの場合、あまり先を読まない。
読めないんじゃなくて、ロールとかかけあいが面白いから読まないって感じ。
決してGMのロールとか演出が多いわけじゃないんだけどなぁ。
身近でGMが上手い人のセッションは大体それがシナリオに現れるんだけど、彼の場合は違う。
進行の仕方? PLの意見への対応? なんだかよくわからんが、セッションが楽しい。
目立つのは「PCをかなり自由にさせてる」って印象。
端々では、「俺ならそれはやらせないなぁ」ってことも許してる。
それでも終わってみると案外事故ってない。
今までひねりのないシンプルなシナリオだから対応が楽なんだろうなってぐらいに思ってたんだけど、今回は、いまいち表現できない「空気」みたいなものを感じた。
彼は最近のGM密度がやたら濃いらしく、TRPG団の中でも期待の成長株なんだが、今までニュートラルだったマスタリングにだんだん個性が出始めたのかな?
セッション開始前に「フィロスさんに言われたことを意識して頑張ってみました」とか言われちゃったし、これからの成長が楽しみで仕方ないわ(少し自慢)。

後発が育ったら、自分は現役GMを退いて、彼らが楽しめるシステム作りにでも集中するかねぇ(違)。





(注1)TRPG団:TSさんとフィロスが中心となって立ち上げたTRPGサークル。
秋葉原近辺を中心に月1で活動中。
HPのアドレスはこちら。
http://members2.jcom.home.ne.jp/trpgdan/

(注2)DX2:ダブルクロス2ndエディション。
レネゲイドウイルスというウイルスに侵されて超能力を得たものたち=オーバードの日常と非日常の狭間の葛藤を描くTRPG。
MPに相当する侵食率と、キャラクターの関係を表すロイスというシステムが秀逸。
2ndエディション発売から5年経っても版上げせずにリプレイが出続け、プレイされ続けていることからもその優秀さが窺える。

(注3)参加できないと思っていた卓:TRPG団では、あらじめ次回以降のGMを決定し、開催の1週間前を目処に開かれる卓の今回予告などをHPにアップしている。
つまり、自分がGMのときに開催する卓だと参加できることは普通ない。
今回は異常に参加者が少なかったためにフィロスがやる卓が立たず、PLとして参加できた。

(注4)聞き込み:モトキが警官隊にまぎれこんでいる調査員を発見、拘束。

モトキ「いくらでやとわれてるんですか? その倍出しますよ」
モトキ「今のうちに喋ったほうがいいですよ……じゃあまずは脚を。次は手の爪にしましょう」

などという交渉の末

調査員「何でも話すから、部下の命は保証してくれ」

ということで判定無しで聞き込み成功。
……調査員が哀れすぎる。

(注5)オーバーキル:ミユキがバロール/サラマンダーの受けキャラだったので、自分の経験から30点は止められると想定していたのが、実際は17点だった。
まあダメージ減少エフェクトもあったのでそれ以上止められたのは事実だったが。
星也のとどめのダメージが139点も出したわけだが、50点近くも止められた。
しかし、それでも60点はオーバーキルだったらしい。
実際他のPCの侵食率には余裕もあったわけだし、そこまで頑張る必要はなかったんだよなぁ。
頑張りすぎた結果、あんなことに……(遠い目)。

(注6)ヴァイタルアップ:侵食率が100%を越えた分だけHPが増えるエフェクト。
使うと帰ってくるのが非常に大変になる。
普通は敵ボスが使うもので、PCは取得しない。
ヴラムストーカー、ヴァイタルアップというキーワードで記憶力のある方は気付くかもしれないが、今回のPC星也君は以前使ったシャーリーの不発だった戦術を再利用している。

(注7)盛り上がった:感想を書きながら思い返してふと気づいた。
もしかしたら、演出の仕方をPL的な演出(自分のPCを中心に演出する)からGM的な演出(周囲の風景、雰囲気、そして状況までも細かく演出する)に変えたから盛り上がったのかもしれない。
グリフさんはそこまで演出しない方向のGMだからなー。

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by phirosu2 | 2008-05-01 01:29 | DX2 | Comments(0)
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