過去と未来 Eternally Grateful その1
先日は、TSさんGMのNW2(注1)でした。
全8話のキャンペーンもついに今回が最終話です。

ということで、恒例(?)最終回は日記2本立て。
この日記はキャラ紹介とほとんどリプレイみたいなあらすじ、次の日記はその感想となります。
基本的に長文ですのでお覚悟を。

では、まずキャラ紹介、の前に、セッション最初にあったマスターシーン(注2)から。







池のほとり、一組の男女が6歳ぐらいの子供をあやしている。
女が男に言う。
「どうしても、こうするしかないのかしら」
男は答える。
「2人とも生かすことはできない。仕方ない」
「でも、それじゃかわいそうよ」
「……ああ」
男は、椎音の実の父親、ゲキ。
女は、椎音の実の母親、ミーナ。
2人は、椎音を守るために封印せざるをえないミュリネスのことを想って悩んでいたのだった。


さて、参加キャラ紹介です。
最終回に参加したのは、いつもの3人。

1人目。
かつて歴戦の魔術師として名をはせていたズィル。
しかし、ある魔王に敗北してその魔法のほとんどを失い、同時に誇りも失った。
復讐の鬼と化したズィルは、しかし、その復讐の中で侵魔に対する偏見を少しずつ見直していく。
そして、仲間に危機が訪れたとき、彼が見出したものとはなんだったのか?

2人目。
かつて魔王ベール・ゼファーに改造され、侵魔にされかかったところを救われた響。
しかし、響を救った『蒼天の監視者スライ』は響と同じく侵魔の力を持つウィザードだった。
恩人の背中を追い、恩人が成せなかったことを受け継いだ響。
そして、友に危機が訪れたとき、彼女がとった行動とは?

3人目。
かつて魔を呼ぶ呪われた子としてこの世に生を受けた椎音。
しかし、両親とその仲間たちの活躍で、椎音の中に眠る魔は封印を施されたのだった。
ところが、その封印は完全ではなかった。
10年が経ったとき、椎音の中から『冥女王ミュリネス』が目覚めようとしていた。
信じていたもの全てが彼女を裏切ろうとしていた。
しかし、それでも彼女は信じ続けた。
そして、信じ続ける彼女の隣には、彼女を信じる仲間と友がいた。


あらすじ、いきます。

前回、レーバフレイムを受けとった風間は封印されていた冥女王ミュリネスの封印を解いた。
そして、椎音の体から現れた『もう1人の椎音』は風間に抱きつく。

ミュリネス「会いたかったよ! ホィア!」
椎音「ちょ、風間! だ、誰よその女!」

椎音の一言でシリアスだったムードが一転して痴話喧嘩モードに(笑)。
封印が解かれたせいか、やたら上機嫌で殺気すら放たないミュリネスは、聞かれるがままに風間との関係を明かす。
・一族の掟を破った夫婦に生まれた女子には、魔、つまりある侵魔の転生体が宿る。
・その侵魔は子供がある年齢に達するまでは眠っていて、それが過ぎるとその間、肉体を預けていた仮初の人格を消去し、肉体に宿る。
・さらに、侵魔を守護する騎士も一緒に転生する。
・今回のケースでは、侵魔=ミュリネス、仮初の人格=椎音、騎士=風間である。
・『風間』は転生した獣人の子供の名前であり、侵魔としての名前は『ホィア』(注3)。
(ここ重要→)・しかし、風間は椎音と6歳まで共にすごすうちに、本来守護すべきミュリネスよりも、椎音のことを大切に想うようになってしまった。
・そこで、ミュリネスの復活から椎音を救うために、両親や仲間と10年前(注4)の事件を起こした。

フィロス「……つまり許婚がいたのに、幼馴染の少女に恋してしまったから婚約破棄しようとしてるようなもんか」
GM「……まあ、そう解釈してもかまいません」

そんな赤裸々な事情が明らかになりつつある中、ズィルと響は戦闘態勢を崩さずにミュリネスを観察します。
すると、恐ろしいことに、彼女の力は、強い魔王であるらしい風間ですら勝率1割を切るだろうこと。
しかも、それは感情による振れ幅が大きく、その頂点は計り知れないほどの力を秘めているとのこと。
正直それを聞いた瞬間、この場で風間含めた4人でミュリネスと戦う気はなくなりました(苦笑)。

しかし、風間はレーバフレイムの力でミュリネスを倒そうと突撃します。
そこに割り込む椎音。

椎音「だめだよ! 2人が戦うことなんてない!」
風間「どけ! 今こいつを倒さないと!」

と、風間と椎音が争い始めた瞬間、今まで上機嫌だったミュリネスの雰囲気が変わります。

ミュリネス「また、あなたはまた、わたしとホィアの間に入るのね。……それにホィア、今何しようとしたの? ねえ? 一体何をしようとしたのかしら?」

彼女の感情の温度がぐんぐん下がると同時に、場のプラーナが吹き荒れだします。

風間「お前たちは逃げろ! こいつは俺がなんとかする!」
椎音「だめだよ! 約束したでしょ! 一緒に戦うって!」
ズィル「く、無理だ! 一度撤退するぞ!」

ズィルが帰還の魔法を展開しようとしますが、場のプラーナが荒れているせいで魔法が発動しません。
と、そこへ救世主が。

???「またずいぶんと物騒なところにいるな」
ズィル「その声は! ウィネーア?! 一体何しに」
ウィネーア「ふん、伝えることがあったが、ここでは無理だな。ついてこい、逃げ道を教えてやる」
ズィル「……(渋い顔)……」
響「ズィルさん!」
ズィル「……仕方ない!」
椎音「でも! 風間が!」
風間「椎音、こいつを持ってってくれ。大事にしてくれよ」と紫色の宝石の欠片を渡す。
椎音「なんなのよこれ! 風間!」
ズィル「ミス響! ミス椎音を! 早く!!」
響「椎音ちゃん、ごめん!」と椎音を気絶させて抱きかかえる。
ウィネーア「早くついてこい!」

膨大なプラーナが吹き荒れ、周囲を包囲していたロンギヌス部隊も被害を被ったりした中、ウィネーアの用意していた抜け道で3人は無事安全圏へと脱出しました。

椎音「はっ(と気絶から目覚める) かざま! 風間は?!」
響「(言葉もなく首を横に振る)」
椎音「そんな!?」
ズィル「恐らく大丈夫だろう。先ほどの会話を見る限り、あいつが風間を殺すことはなさそうだ。風間は生きている」
椎音「そうか、そうだね。うん」
ウィネーア「落ち着いたか?」

ウィネーアは、
・現状の3人では勝ち目がないこと
・ただし、まだ可能性は残されている
・例えば、ズィルのモノクルは、その全ての力を現しているわけではない
ということを伝えてくれました。

ズィル「何?! こいつにそんな力が?」
ネーア(注5)『えぇ!? そうなんですか?』
ウィネーア「ふん、それ以上は自分で調べるんだな」

ウィネーアが去った後、一行は一端落ち着くため、アンゼロット城へと行きます。
そこでは、ミュリネスの覚醒によって世界に起きた異変がどんどんと報告されていました。
・ミュリネスは、謎の黒いタネをばらまき、それに触れたものがどんどんと冥魔化して、奈良を中心に冥魔の侵攻が異常な攻勢になっている。このままでは、世界の存在そのものが失われてしまいかねない。
・現在ウィザード部隊が抗戦しているが、恐らくもってあと21時間。
・21時間後は、ちょうど椎音の誕生日へと日付が変わる瞬間である。

アンゼ「この前わたしに反抗したことは、まあ、不問にしましょう(と言いつつたくさん嫌味を言われた)。
今、世界を救えるとしたら、あなたたちかもしれません。
残る時間を有効に使ってください」

と、いうことでここまでがなが~いオープニング(笑)。
ここから調査をするミドルフェイズになります。
といっても、3人にとってはわからないことだらけ。
GMから1つのアドバイスとして「今まで行った場所に何かヒントがあるかもしれない」という言葉と共に、調査マップが広げられました。
一行は様々な仮説を立てながら、世界中に散らばり、かつて訪れた場所へと行きます。


椎音は、かつてあの散々苦しめられた遺跡であの妖精に再開します。

妖精「お久しぶりです椎音さん。
アンゼロット様からお話は聞いてます。
こちらにいらっしゃってください……と、その前に、1つ聞かせてください。
あなたは、世界と大切な人のどちらかを助けられるとしたら、どちらを助けますか?」

かつて、この遺跡ではレーバフレイムの意志が椎音に同じような質問をしていました。
椎音は、やはり同じように悩み、同じ答えを導きます。

椎音「甘いかもしれないけど、両方、助けたいな」
妖精「あなたと風間さんとミュリネスの、誰か1人しか残れないとしても?」
椎音「うん。全員助けたい」
妖精「わかりました。今はまだレーバフレイムがありませんが、あなたにこれを与えましょう」

妖精が遺跡の最奥のさらに奥の扉を開くと、椎音の頭の中にレーバフレイムの2つの『真の力』の使い方が流れ込んできます。
1つは、椎音か風間の命と引き換えに、ミュリネスを殺す力。
風間はこの力を使ってミュリネスを殺そうとしていたのでした。
しかし、もう1つは……。


響は、恩人スライの住んでいた屋敷へと行きます(注6)。
様々な情報を集めていた彼ならば、10年前の事件の近くにいた彼ならば、何かを残していないかと思って。
そこで、かつてスライから受け継いだ蒼天の瞳の『真の力』と共に、かつてスライが使っていた鎧を見つけます。
響が鎧に近づくと、静かな声が聞こえます。

スライ『まさか、また君たちに僕の助けがいるなんてね』
響「お願いします。力を、貸してください」
スライ『ああ、僕にできることなら』

響が触れると、スライの鎧は光の粒子となり、響の手の中で結晶化します。
蒼天の瞳の青い色とは対照的な、響の瞳と同じ赤い宝玉に。
そして、その力とは……。


ズィルは、モノクルの『真の力』を引き出しました。
しかし、なんとそれを使うとモノクルが壊れてしまうという壮絶な力。
以前、ネーアとよく通った公園で、休憩(具体的には途中で消費したMP回復)をします。
そこで、ネーアが語りかけてきます。

ネーア『ズィルさんは、まだ侵魔への偏見を持っているのですか?』
ズィル「ああ、侵魔は侵魔だ。変わらん」
ネーア『……どうせ、わたしも侵魔ですものねっ』
ズィル「どうした? 機嫌でも悪いのか?」
ネーア『別にっ。ズィルさんはわたしを犠牲にして世界を救えばいいんですよっ』
ズィル「それは困るな。お前のもつ魔法交換能力は他に類を見ないものだし、その情報捜査能力も捨てがたい。……それに、いつの間にかお前と喋るのも慣れてしまったな。いまさら喋る相手がいなくなるのもつまらん」
ネーア『…………あの、わたしが消えないで済む方法があるんですけど』
ズィル「そうなのか? 一体なんだ?」
ネーア『教えるのに、1つ条件があります』
ズィル「条件? 無理なものは無理だぞ。今から1人でミュリネスを倒してこいといわれても……」
ネーア『そんなんじゃないです。……もっと、素直になってください』
ズィル「……素直に? 俺は元々素直に生きているが」
ウィネーア(突然登場)「相変わらずだな。何も変わっていない」
ズィル(当然しかめっ面)「また貴様か。今度は一体何をしにきた」
ウィネーア「先ほど、そのモノクルの力をお前が覚醒させたことに気づいた。そのモノクルはそれなりに気に入っているものだからな、お前がどうするのか様子を伺っていた」
ズィル「は、さすがは侵魔だな。やることがまどろっこしい上に暇人だな」
ネーア『あ、えっと、その~』
ウィネーア「ふん、それだけではない。そのモノクルを壊さないで済む方法を教えに来た」
ズィル「……」
ウィネーア「貴様の本をよこせ」
ズィル「……何をする?」
ウィネーア「その覚醒したモノクルと同じ力を本に宿らせる。その代償として、いくつかの魔法は再び失われる(注7)だろうがな」
ズィル「…………(無言で本を投げ渡す)」
ウィネーア「(本に魔力を込めたあと、投げ返す)これでいい。あとはせいぜいあがけ。まだ時間はある」
ズィル(何か言い返そうとして、しかめっ面をして、複雑な表情になった後)「……ありがとう(注8)」
ウィネーア「ふん、世界のためだ」


以上のような感じで、21時間をフルに使って色んな場所を回り、今までのキャンペーンに登場した色んな人に会った結果、以下のようなことがわかりました。
・10年前のミュリネスは、強大な力を持った侵魔だった。10年間冥界に封じられている間に冥魔としての力を得た。
・ミュリネスが得た冥魔としての力こそ、埋め込んだものを冥魔にして操る「タネ」の力。
・かつての敵アニミーは、タネを研究していると思いつつ、ミュリネスのいいように操られていた傀儡だった。
・ミュリネスの弱点は同じ血を持ったもののプラーナ。つまり、椎音とそれに続く親類の力こそが弱点になる。
・レーバフレイムは所有者の力をだんだんと宿して一緒に成長していくアイテム(注9)。つまり今は椎音の力が宿っている。ミュリネス打倒のキーアイテムである。
・かつて、椎音の両親、ゲキとミーナは椎音とミュリネスの双方を救おうとしていた。
・そのために必要なものは、「侵と魔を宿したもの」つまり「侵魔とウィザードの双方の力を持ったアイテム」であった。
・10年前には、元侵魔のウィザード、スライ自身の蒼天の瞳しかなかった。
・現状では、真の力を現した『蒼天の瞳』と『モノクル』がそれに該当する。
・しかし、どちらのアイテムも真の力を発揮するとそのアイテムは失われてしまう。
・それぞれのコネクションを用いて、その真の力を他のアイテムに移すことができた。「蒼天の瞳」は「紅の瞳」に、「モノクル」は「魔導書(厳密にはその中のいくつかのページ)」に。
・本人の使い慣れた道具などがあれば、そこにミュリネスの魂を移すことは不可能ではない。

ズィル「つまりミュリネスを救うためには、侵魔とウィザードの力の宿ったアイテムにより、椎音の内に取り込んだミュリネスの力を安定させ、その間にミュリネスが宿るべき器を見つければいいわけか」
響「でも、それは侵魔だったミュリネスの話。今のミュリネスは冥魔です。なんとかして冥魔の力を削がねばならないんですね」
椎音「そこでレーバフレイムのもう1つの真の力を使えばいいのね。『レーバフレイムでとどめをさしたときに、ミュリネスの中の冥魔を浄化する力』(注10)を」
ズィル「しかし、肝心要のレーバフレイムは現在敵の手の内にある、と」
椎音・響「(沈黙)」
ズィル「これ以上時間をかけるわけにもいくまい。アンゼロットに作戦を話して、協力させよう」

一行は、アンゼロット部隊に守られながら、椎音の故郷、ミュリネスの居城がある玉(てんおう)村へと飛びます。
そのとき、村の上空で椎音の持っていた紫色の宝石が何かに反応して輝く。

それはかつて椎音と風間が幼い頃に2人だけで埋めた宝石の欠片だった。
そこには椎音と風間の6年間の思い出が込められていたのだ。
そして、風間はなぜかその宝石を半分に割り、椎音に渡した。
埋まっていたもう半分を取り出して合わせると、空中に幻の風間が浮かぶ。

風間『これを見ているってことは、俺はそこにはいないだろう。
あいつには、ミュリネスには悪いことをしたと俺も思っている。
でも、仕方なかったんだ(注11)。
こんなことをお前に頼むのはおかしいとわかってるんだが、あいつのことを頼む』
椎音「風間……(無言で頷く)。でも、なんでこれを半分にしていたんだろ?」
ズィル「恐らく、だが。このメッセージをミュリネスに聞かれないためだろう。
この欠片をミュリネスに奪われても、メッセージは聞くことはできない。
君がこの欠片を持っていればやがてこの埋めた場所に気づくか、近づく。
そうすれば、確実に君だけにメッセージを届けることができる」
椎音「……」
ウィザード「もうすぐミュリネスの居場所です!」
ズィル「準備はいいか? 2人とも」
椎音・響「はいっ!」


そして、クライマックスです。
周囲の冥魔たちをウィザードたちが抑えて、その中心にあるミュリネスが封印されていた遺跡に3人は突入します。
そこで待っていたのは、仮初の肉体が半分透けてきているミュリネスと、ミュリネスの忠実な部下、守護騎士ホィアとなった風間でした。

ミュリネス「待ってたわよ。さあ、やっとわたしの体が手に入るわ。早くこっちにきてちょうだい」
椎音「ミュリネス! 今助けてあげるよ!」
ミュリネス「はぁ? 一体どうやって?」
椎音「あなたを助ける方法が見つかったの!」
ミュリネス「…………そう言って、わたしをだまして、10年前も封印したんじゃない! あの、暗い、寒い、恐い、冥界の底に!!」
響「10年前には足りないものがあったのよ! 今ならできる!」
ミュリネス「そんな詭弁にわたしは騙されない! わたしを救う方法なんて、ない!! いいえ、あなたの体以外には、ない!!」
ズィル「それは違うぞ。人は変化の可能性を持っている。お前が10年間封印されている間、人は変化し続けてきた」
ミュリネス「そんなわけないじゃない! ほら、見なさいよ」

周囲の壁に、遺跡の外の様子が映し出される。
あまりの冥魔の物量に、押され始めるウィザード陣営。
だんだんと包囲網が崩れていく。

ミュリネス「ほらね! 10年前も今も同じなのよ! 何も変わることなんてない!!」
ズィル「……いいや、違う。この10年で、お前の知らない変化が起きている。見ろ! いまや人と侵魔が共に戦うことだってある!!」

崩れかけた包囲網に、突然強大な魔力が打ち込まれる!!
それは、裏界の魔王、蠅の女王、ベール・ゼファーの最大攻撃呪文!
そして、それに続き、秘密侯爵リオン・グンタの指揮のもと、かつて人間界で椎音たちと出会った魔王たちが、それに率いられた侵魔たちがウィザード陣営に加わって包囲網を再形成する!!

ミュリネス「そ、そんなばかな?!」
ズィル「そして、10年前に未完成だった封印は、その思いと共に、今ここに受け継がれている」
響「そうです! スライさんの思いはわたしが受け継いだ! 椎音ちゃんと一緒にあなたを救う!!」
ミュリネス「そんな、嘘よ……嘘よぉ……そんなことがあるはずがないのよぉぉ!!!」
椎音「いくよミュリネス! 風間! 今2人を助ける!!!」

ということで戦闘開始です!!
敵は冥女王ミュリネス、レーバフレイムを持った守護騎士ホィア、そしてミュリネスが蒔いたタネによって現れた触手侵魔2体の計4体!

フィロス「ちょまてGM! こっち3人だぞ!? 敵4体もいるのか?」
GM「だからなんですか?(超笑顔)」
フィロス「ぐぬぬ、ちきしょう、やるっきゃねえ!」

この戦闘がまた、結果を先に言えば、勝ったことは勝ったんですが、綱渡りで恐い恐い(笑)。
戦闘トピックもてんこもり。

・感情によって戦闘力が変わるミュリネス。風間が倒れたり、会話などで激昂したりしたときに半端ない攻撃力の範囲攻撃が来る。次に何が来るかわからない攻撃ってまじこえぇ。
・レーバフレイムを持ったホィアの攻撃はこちらの防御を貫通するという恐さ。
・触手冥魔が、実は一番恐い。途中からわかったが、毎ラウンド成長してステータスがUPしていき、最終的にはミュリネスよりも強くなる化け物。しかも倒してもミュリネスがいる限りまたタネから成長を始める無限再生機能付。
・それでも、こちらの対応は変わらなかった。椎音ちゃんが前に出て、響ちゃんが後ろから魔法を放つ。そして間でズィルが支援する。
・響ちゃんの恐ろしい固定ダメージ。
・ズィルの多重防御魔法&範囲ヒール。
・椎音ちゃんの、用意されたシートの上限を飛び出しかける驚異の行動力。
◎ズィルの秘蔵魔法、スロウにより、巧みに敵の行動回数を減らす!
◎響ちゃん、渾身の魔法攻撃で、念願の3桁ダメージ!
◎ホィアを倒した後、椎音が危険になった瞬間、『風間』が覚醒してカバーリングに入る!
◎そして、極めつけは……

椎音「これで、どうだ!」
ミュリネス「きゃあああぁぁぁ」

倒れかけるミュリネスから、真っ黒い影がゆらりと立ち上る。

ミュリネスの影「憎い……寂しい……暗い……恐い……ニクイ!!」
ズィル「あと、一息、か」
GM「(行動値ジャッジで今まで最高の値、36を出す)ふふふん、こいつの攻撃は半端ないですよ。先に言っておきますが、こいつが攻撃したら全滅もありえます。この行動値を上回れなければ、おそらく負けです」
響「椎音ちゃん!」
椎音「わかってる。助けるよ!(ころころ)行動値46!!!」
響・ズィル「おおおー!」
GM「ま、まだまだ。そちらの攻撃で死ぬとは限りませんよ!!」
椎音「命中は(ころころ)?」
GM「(ころころ)あ、あたりました。ま、まだまだ防御でクリティカルすれば……」
椎音「(ころころ)ダメージでクリティカル!!!」
GM「こい! クリティカルよ!(ころころとダイス目を見て、つっぷす)おちたぁ~」
一同「よぉっし!」

◎主人公補正かかってるとしか思えないほどの、椎音のクリティカル率!!
ズィルと椎音は今回、図らずもC:F=7:12というほぼ理想状態。
なのに、ズィルはほとんどクリティカルせず(苦笑)。
その代わり、というか、ズィルの分まで彼女がクリティカルを出しまくってました。
2回連続クリティカルがざらな戦場ってバランス崩壊してると思うわ(笑)。


ミュリネスの中の冥魔が浄化され、その仮初の肉体がしみこむように椎音の体の中に入っていきます。

ズィル「やるぞっ」
響「はいっ」

ズィルの魔導書が光を放ち、その代償としてページが千切れ飛びます。
響の紅の瞳が光を放ち、力を放った瞳は甲高い音と共に砕け散ります。
そして、その魔法の光が収まったとき、中心には、椎音が立っていました。

椎音「ミュリネス……? わかる? 今、あなたはわたしの中にいるんだよ?」
ミュリネス『うん。わかるよ。わかる……なんて、暖かい』
椎音「しばらく我慢しててね、すぐに、あなたの体を見つけてあげるから」
ミュリネス『…………うん』
風間「あいつは無事なのか?」(注12)
椎音「わたしの中にいるよ」
風間「大丈夫、なのか?」
椎音「うん、ぴんぴんしてる」
風間「そうか」
椎音「うん」

ミュリネスが倒れたことで、タネを埋め込まれた冥魔たちは指令系統を失い、皆消えていきました。
そして、意志ある冥魔事件から始まった一連の事件は幕を下ろしたのでした。

なんと、mixiの文字数制限にひっかかったので、エンディングフェイズは次の日記です!
つづく!





(注1)NW2:これを読んでいる人にいまさら言うのもあれだが、一応、世界観などのおおまかなまとめは以前の日記のコメント参照。

(注2)マスターシーン:基本的にPCは登場せず、GMの独り語りで進められるシーン。
PCには知りえない事件の裏が解説されたり、黒幕と犯人のやりとりが描写されたりする。
PLのモチベーションは高まるが、PCには知らない知識が増えるので、多用は禁物。

(注3)風間は獣人の子:過去の回想で、短期間に犬耳少年風間と青年風間が現れていたのは、風間が前世の記憶に覚醒することによって、青年の姿に変化したことを表していたのだ。

(注4)10年前:前回までは9年前だったが、年が変わり、椎音の誕生日まで残り1日となった今、ほぼ10年前ということで、今回はずっと10年前と呼称されている。

(注5)ネーア:以前記憶を失ったウィネーアに生まれたもう1つの人格。
ズィルにモノクルを譲る際に、そんな記憶はいらないからと切り離されてモノクルの中に宿っている。

(注6)屋敷へと行きます:このミドルフェイズは移動が判定で行われ、達成値が足りないと目的地に着くのに余計に時間がかかるという仕組みのゲームでした。
響は、スライの屋敷に何度か足を運びましたが、そのことごとくダイス目がふるわず(笑)。

響「スライさんの屋敷の周りにはきっと冥魔がたくさんいるんだ!!」

とPLが言い訳してました(笑)。

(注7)魔法が失われる:ゲーム的には、ズィルの膨大な魔法の中から15レベル分魔法を使用不可能にすることでした。
……NW2やってる人ならこれがどれだけすごいことかわかるでしょうか?
ちなみに、キャラメイクしたばかりのPCは10レベル分も魔法をもてれば御の字です。
まあ、たくさん持ってるから強いってわけじゃあないですけど(笑)

あくまでこのシナリオ中使用不可能って言われただけだったんで気づかなかったけど、ズィルに対して「再び魔法は失われる」ってかなり酷い交換条件だな。
キャラ視点ならもうちょっと悩んでもよかったシーンだったかもしれない。


(注8)ありがとう:リアルな状況を書き下すと
フィロス「何か言い返そうとして、そのあと、眉間に皺を寄せたあと、普通に言います『ありがとう』」
一同「おおお?」
フィロス「あれだ! さっきネーアと約束したからな、素直になるって。1回だけだ。今だけだからな!」
GMがなんかにやにやしてるのはスルーですスルー!

(注9)一緒に成長していくアイテム:持ち主の力を宿すってのは抽象的な能力だが、非常に面白い能力だといえる。
キャンペーン系のギミックアイテムとして、またどこかで使えそうな汎用的なアイテムだ(笑)。

(注10)レーバフレイムの真の力:非常にご都合主義的な真の能力だと思う(笑)。
しかしまあ、元々持っている能力が「対象の防御を無効化する」ものだと考えれば、そこから派生した『真の力』を今回のシナリオ的に書き下すとこんな感じになるのだろう。
用いられるシナリオが違えば、また違う表現になりそうだ。

(注11)仕方なかったんだ:これを聞いた瞬間フィロスが呟いたこと「しかたないって、ただのダメ男じゃん(笑)」
さらにこの後に続く言葉を聞いて「しかも尻拭いを本人にさせようとしてんのかよ、ますますダメ男だな(笑)」

(注12)あいつは無事なのか?:ミュリネスと椎音が心の中で会話している間、その横では椎音に聞こえないように以下のようなやり取りが。

ズィル(風間にヒールしながら)「おい、真犯人、黒幕、ダメ男、立て」
風間「……」
ズィル「もう回復しただろ、行け」

と風間を、話が終わった雰囲気の椎音のほうに押し出す。

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by phirosu2 | 2008-02-10 05:19 | NW2 | Comments(0)
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