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ナイトオブホープ
先日はTRPG団の例会でした。
グリフさんGMのナイトウィザード2。
世界観については絶賛放送中のナイトウィザードTheANIMATIONをご覧ください!(待て)

参加者は四人。





侵魔召喚士の古世弥生は、恩人と崇めるアンゼロットから七徳の宝玉の一つが羽村小鳥という少女の内にあることを教えられ、その監視を命じられます。

夢使いの小柳シノは、絶滅社の偉い人から宝玉を手に入れろと言われ、羽村小鳥に接近します。

龍使いの村原克也は、親友でもあり、戦友でもあった鷹守京也がエミュレイター側に寝返り、魔王から力を得たと知り、彼からの犯行予告「お前の近しいものが襲われる」という情報から警戒を始めます。

そして、勇者の高羽志緒は幼馴染みの羽村小鳥を守るために毎日を過ごしていました。

志緒、小鳥、克也の三人は輝明学園の1年C組。
弥生とシノは2年C組。
そして、シノは克也と京也のウィザードとしての先輩(ちなみに克也はなぜか人に言えない秘密を握られている)。
こんな絡みまくった関係のキャラクターが活躍したあらすじは以下。

ある日、輝明学園1年C組に転校生が来る。
真部央牙、そう名乗った彼は人当たりもよくすぐに志緒たちと友達になった。
その下校途中、央牙と別れた少し後、志緒小鳥克也を襲う雑魚エミュレイターたち。
先輩たちの救援もあり、難なくこれを退ける一行。
しかし、事態は京也の予告したとおりの状況になりつつあった。

そして次の日、小鳥にラブレターのような呼び出しの手紙が。
興味津々で覗き(克也「覗きではない。俺の周りの誰がいつ襲われるかわからないからな、常に目の届くところにいないと。ということで先輩、呼び出し場所の屋上にこっそりいきましょう」)……警戒のために監視する克也と志緒とシノ。
しかし小鳥も呼び出し相手も屋上には現れなかった。
その頃、別の場所で弥生は倒れている小鳥を発見していた。

すったもんだの末に合流し、どうやら小鳥の内の宝玉を取り出すためには勇者である志緒の命を奪う必要があることがわかる。
襲ってきたエミュレイターに気をとられた一瞬をつき、央牙が小鳥を攫う。
央牙の正体は京也だったのだ!!
力を欲した京也は魔王から力をもらい、その代わりに魔王に協力して宝玉を狙っていたのだった。

そしてクライマックススタート。
京也は勇者である志緒か器である小鳥を殺すために傍若無人な力をふるってくる。
それを迎え撃つウィザードたち!
克也が瀕死の重傷を負いつつ、なんとかこれを倒す。
そして、日常が帰ってきたのだった。


んー。
色々あって長かったシナリオだけど、ばっさり切り落とすと要素はこれだけやなぁ。
当日はごまかされたが、結構強引な展開だな(笑)。
ごまかされた理由は2つ。
PC1の志緒とPC3のシノのPLさんたちのおかげ(せい?)だねぇ。
特にシノさんのほうが……酷かった(苦笑)。

彼がセッション開始時に「今日は戦闘とかでもがんがんロールしましょう。どんどんロールしましょう」とかみんなに宣言する。
まあ、これぐらいなら全然気にならないのだが、ゲーム中にGMがシナリオ読んでるときとか、他人がロールしてるときとかも(本人はそうじゃないのかもしれないが)にらむように見ながら「ロールしろロール」って呟くのはどうなのかと。
自分が勝手にやるのは自由だが、それを他人に強要するのはよくないんじゃないかな?
シナリオに関係あるロールならまだ不自然じゃないんだけどねぇ。
正直彼の言うキャラロールっていうのは「ただの演出演技」なんだよね。
物語上必要のない演出。
具体的に例示するなら、GMが情報交換用に授業中のシーンを用意(PC同士の机を隣にして、ヒソヒソ話できるようにセッティング)したのに、先生の授業に寝るかロール&判定、授業を理解できたかロール&判定、などなど無意味な行動を繰り返す。
もちろん、それによってキャラクターの個性は深まるんだけどねぇ。
時間をやたら食うからなぁ。

その上、GMがNPCのロールをあまりやらないからってそのNPCを奪っちゃう。
一瞬注意しようかと思ったが、GMが任せたみたいだから何も言うことはしなかった。
まー、彼とGMは結構ツーカーの仲みたいだから、ある程度通じるかもしれないが。
あれは一般の卓ではマナー違反だったよなぁ。


その彼の誘導(強要?)があったせいかはしらんけども、志緒君もかなり電波(苦笑)。
どういう理屈かは理解できない(したくもなかった)が、毎シーン一回以上『死ぬ』。そして『生き返る』。
何を言ってるかわからないと思うが、っと変なコピペをしたくなるような状況(笑)。
完全に全て演出なんですが、なぜか彼はやたら死ぬ。
登校中に転んで(今までそこになかった)豆腐の角に頭をぶつけて死ぬ。
階段を登ろうとして一段目でこけて死ぬ。
道を歩けば植木鉢が落ちてきて死ぬ。
ヒロインやNPCやPCと話していても、唐突に死ぬ。
でも、一瞬後にはけろりとした顔で「またかぁ」とか言って立ってる。
一応注釈すると、この世界、人は死んだらそうそう生き返りません。
ダブルクロスみたいな死んで生き返ってを繰り返すゲームではないです。
だけど、彼は死んで生き返る。
自分にはそれがどういう意図のロールかわからなかった。
どういうリアクションを期待してるロールなのかがさっぱりわからなかった。
あ、少し思い出してきたな。
確か異世界の戦士の幽霊だかなんだかにとりつかれてて、その呪いで死んでは生き返るんだったかな?
まあ、思い出しても結局どういう意味のある設定なのかわからなかったけど。
ナイトウィザードの勇者ってそんな設定持ってないよなぁ?


とまあ、以上のような二人が(あえて強弁に言うなら)「無意味な、自己満足なロール」で時間を無駄遣いしたせいで、やたら長いシナリオだったのですが、そこを削ればすっきりさんっと。
ロールをしないのは問題外だけど、したらしたでこういう問題になりそうなロールもあるんだなぁとちょっと面食らったセッションだった。
まあ、こういうときはTRPGの大原則『楽しいは正義!!』に則って、少なくとも自分は100%シナリオを楽しむことができなかったから、少し愚痴を書かせてもらったってことにしておこう。
TRPGにおける演技ってのは「魅せる」ものであると同時に「他人が反応できる」ものであることが大事だと思うんだよなぁ。
自己満足なロールしたいなら小説でも書いてろって話だし。
他人とリアクションをし合うのがTRPGでしか味わえない面白さだと思うんだけどなぁ。

最近思うのは「TRPGはメリハリ」だということ。
いやまあ、何事にも緩急ってのは大事なもんで。
ロールでも謎解きでも戦闘でも、常にやりつづけると飽きるしだれる。
今回の場合だったら、常時ロールにリソースを割き続けたから、こんなに単純なシナリオなのにGMがかなり強引に誘導しないとクライマックスにたどり着けなかったわけだし。
個人的に理想的なのはオープニングとミドルの頭はロールメインで進行して、中盤の謎解きはでさっくり判定で(もちろん、最低限のロールをするのは当たり前。凝った、力を込めてロールをする必要はないって感じ)。
クライマックスの戦闘前は思い切り盛り上げて、戦闘は戦闘でかっちり、ギミックとかあったらそれを考えるためのリソースを削って負けたら元も子もないしね。
んでまぁ、倒した瞬間からエンディングは最後の力を振り絞って終わりよければ全てよしにするためにロールする部分ではないかと。
……これって魔獣戦線とかフィアーの情報収集シーンに書いてあることに近いな。
まあ、主観的だから、やりなれたものが一番理想だってことで。
なんかこれについては他人の意見も聞いてみたいなぁ。

『ゲームの進行度』を横軸にして、縦軸を『ロールの度合い』にしてグラフでも描いてみる?
それとも縦軸は%グラフにして『トーク』『ロール』『プレイ』『ゲーム』の割合を時間ごとの変遷で表してみる?
ん~、考えてみたけどちょっと難しいかも?
未来の課題の一つかな。
このグラフが描けたとして、一致する人と卓を囲めばきっと楽しい卓になるような気がするが……はてさて。


さーて、本当はマイキャラの克也について少し書きたかったけど、もうかなり長く書いてるからさっくり短く。
・ナイトウィザードにはディフェンダーというカバーリング専用クラスが用意されている。
・「さすがアリアンを作ったきくたけ。カバーキャラの大事さをわかってるぜ」
・とういうことで今回カバーキャラを作ってみました。防御が40を越えるという、GMが素で値を聞き返してきた馬鹿キャラです。前衛だけど攻撃はできません。(普通は20もいったら前衛並みに固い。30いったら頼れる壁、らしい)
・おかげさまでクライマックスまでほとんどダメージを受けずに仲間を守ることができました。まあ、魔法攻撃には比較的弱いからちょびっとくらったけどね。
・BOSSの切り札(範囲魔法攻撃)を受けて、大事なヒロインをかばって死にました。自分一人分ならなんとかなったっぽい?
・まー、経験点使ってないからこんなもんかなぁ?
・途中前衛一人が完全に攻撃できないのでやっぱり攻撃力不足な感がいなめなかった。受けキャラ作るぐらいなら、まともなアタッカー作ったほうがやっぱパーティとしての戦力は上がるかも。
・やはり受けキャラはやはり報われない、と(苦笑)。


グリフさんの演出とかリアクションとかは結構好きなんだけどなぁ。
ただ、毎回感想書いてると「もうちょっと練れたんじゃないかなあ?」って部分が見受けられるのが惜しいところ。
リアル学生さんは時間がないのかなあ?
うだうだ言ったけど、なんだかんだロールしてるのはその場では楽しいんだよなぁ。
疲れるけど、爽やかな疲労、みたいな?
まあ、とりあえず、メリハリとバランスかなぁ、これから気をつけていくとしよう。

by phirosu2 | 2007-10-29 11:07 | NW2 | Comments(0)
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