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良約は口に甘し
【TRPG感想】
先日は青海さんがGMのアリアンロッド2E(注1)でした。

フィロスがお願いして始まった新米GM青海さんのキャンペーンです。
リアル事情等でちょっと間が開いてしまいましたが、無事再開してほっとしてます。

では、キャラ紹介から始めましょう!



◆キャラクター紹介
■名前(PL名):フォルティス・イサナペンナ(kou)
性別/年齢/種族:オス/17/サハギン
クラス:メイジ/ニンジャ
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=310

ギルマン(エネミー)と勘違いされがちなサハギンです。

成長で水魔法に特化し、theサハギンって感じになってきてます。
ウォーリアのいないこのパーティでは貴重な攻撃力です。

ロール的特徴:
渋い真面目キャラなのだが、なにしろ魚なので(笑)。
独特の「サハギンニンジャの里」文化を作り上げていて、それと人類文化のカルチャーギャップネタが鉄板です。

お約束は「人間はみな同じ顔だな」ですね。

その他:
新たな武器、シリアスな笑いを手に入れたkouさんです。
その場で面白そうな設定を魚人忍法に後付けすることで卓を笑いの渦に放り込みます。
はたして次回登場しそうな魚人姫はどんなキャラなのか……。

■名前(PL名):ミス・モルフォン(TS)
性別/年齢/種族:女/25/ヴァーナ(兎)
クラス:シーフ/チューシ
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=311

バーストルビーに毒(6)を乗せるニッチもニッチなチューシ。

チューシではあるが、料理系スキルは持っておらず。
毒特化である。

今回、スリップを与えることでボスをはめるというMVPをこなしました。
次回以降BS無効必ずつくだろうなぁ(苦笑)。

ロール的特徴:
我々のギルド「チームドリームファンタジー」が契約をしたリトルフラワーの幹部ミス・バタフライに憧れるお姉さんです。
ウサミミにチャイナドレスという夜の蝶のような格好で、客引きとか頑張ってました。
……モルフォンは蛾だけどな(笑)。

その他:
お馴染みTSさんです。
毎回新しいキャラクターに挑戦する意欲的なTSさんは今回百合キャラにチャレンジ中。
NPCもその気っぽいようなので、順調に百合空間が醸成されています。
……利用されてるだけじゃないと信じたいデスネー。

■名前(PL名):エイス・リグ(フィロス)
性別/年齢/種族:男/20/ヒューリン(ハーフグレムリン)
クラス:アコライト/ガーデナー
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=309

本当はサモナーも通って1メインプロセス4回攻撃を目指していたが、ガーデンが楽しそうなのでそっちに転向。
消費がでかすぎてミドルフェイズは本気を出さないキャラになりました。

まあでも貫通ダメージはでかいよね。
ただ、前衛1人なのにちょっと装甲が心許ないのがウィークポイントだったりする。
大丈夫かなぁ。

ロール的特徴:
フィロスにしては珍しくギャグっぽいキャラクター。
うざいロールプレイによって対象を逆上させる残念なイケメン。

エイス「このエージェントエイスに任せてくれたまえ」
フォルティス「(人間のことはよくわからないから)任せよう」
モルフォン「(厄介事は)エイスに任せれば問題ないアル」

ってな感じでギルドリーダーになりました(苦笑)。

その他:
前からやってみたかったガーデナーですが、消費がでかいことと前準備が必要なのにあまり強くなくてちょっと残念な感じです(苦笑)。
まあ、消費は祝福あれば問題ないレベルなんですが、《ガーデン:~~》が前提なのに各スキルがあまり強くないのは残念。

ガーデンかけておけば、プロテクションもどきや攻撃が全部「対象:場面(選択)」なのが強みなんだけど。
今回みたいにエネミーが1体だけだとなかなか役に立たなくて残念な感じです。

◆粗筋
■前回の粗筋
エルクレストに居を構える巨大商会「リトルフラワー.com」。
庶民向けのサプリメントから冒険者向けのポーションまで、研究・製造・流通・販売を行う大商会である。

ただ巨大な商会には黒い噂もつきまとう。
惚れ薬や死者を蘇らせる薬etc...
そんな噂に誘われるように3人の冒険者がリトルフラワーの門戸を叩く。

ニンジャの里の争いのはて、毒で眠ってしまった恋人を救う薬を求めるサハギン、フォルティス。
家族を失い、失意のところをミス・バタフライに救われ、彼女に憧れる毒使いミス・モルフォン。
エルーランの自称凄腕エージェント、立場を隠してリトルフラワーを調査するエイス。

無事に試験を突破した3人は契約冒険者としてギルド「チームドリームファンタジー」を作り、リトルフラワーにコネを作るのだった。

■オープニング
今回は依頼を受けるところからスタート。
その直前に、モルフォンがバタフライからナニワバズーカ(注2)をもらったり、フォルティスが人間文化の勉強をしたりしてました。

依頼自体はシンプル。
ヤナギ社長直々なのがちょっと怪しいけれど、直売所の販売補助と万引き対策の警備をしてほしいとのこと。
快く引き受ける3人でした。

■ミドル
ミドル前半は直売所での販売をするFS判定。

アルバイトリーダーのリリーさんと一緒に販売を行う一同。
フォルティスが薬を飲んでお肌つやつやになってみたり、
モルフォンがチャイナドレスの色香で男たちを釣りあげたり、
エイスがイケメンオーラで少女たちを誘ったりして順調に販売をしていきました。

途中、せっかくクリティカルしたのに進行値を決めるダイス目が1なんてことが2度もあったりしましたが、概ね順調に。
FS判定の途中、万引きが出たりしましたが、それもフォルティスとエイスがしっかり捕まえることができ、問題はありませんでした。

無事に1日のお仕事を終えたところで、リリーさんが思いつめたように相談をしてきました。

リリー「皆さん凄腕の冒険者と見込んでのお願いなんです」
リリー「死んでしまった兄を探してもらえないでしょうか」

リリーさんの話をまとめると以下のような感じ。

・リリーと兄のマルトンは親がいない、2人きりの兄妹だった。
・マルトンもリトルフラワーの契約冒険者だった。
・エルクレストでも有名な戦士だったマルトンが、リトルフラワーの依頼で遺跡にチャレンジし、死んでしまった。
・契約通り、遺体はリリーのところには帰ってこなかった。
・マルトンが生前にリトルフラワーと約束をしていたらしく、リトルフラワーからリリーに生活に困らないように補助が出ている。
・マルトンが本当に死んだのか。死んだのならどのような状況で死んだのかを知りたい。

モルフォン「つまり、お兄さんが本当に死んだのか確かめて欲しいアルね?」
フォルティス「話を聞くにリリーさんはリトルフラワーに恩もある様子。疑う理由、根拠は何かあるのか?」
リリー「リトルフラワーには感謝してます。今もアルバイトさせてもらってますし」
リリー「……でも、たまによくない噂も聞きますし」
エイス「(くわっ)その噂、詳しく聞かせてもらおうかっ」
一同「(笑)」

リリーさんが話してくれたのは今までPCたちも聞いたことのある他愛もない噂でした。
モルフォンとフォルティスは「まあ、ついでがあったら調べるよ」程度でしたが、エイスは調査の口実ができたとノリノリ。
リリーさんの依頼を受けることにしました。

ヤナギ社長に報告に戻った席で、過去の依頼の一覧を見る許可をもらったりして活動を始めるエイス。
その場で、またヤナギ社長から依頼です。

そしてミドル後半は、次の依頼「薬草園の警備」のお仕事です。

薬草園では男前動物園(注3)の双六ボードを利用したものでした。
マスのところどころに一緒に警備をしている他のギルドが。
カードを引いて指示に従って双六しつつ、彼らに会えればマルトンの情報が手に入る。
何もないマスではランダムで野生のモンスターと戦闘になるって感じでした。

仲間ギルドの情報では、マルトンはやはり凄腕の戦士で、死んでしまうなんて信じられないとのこと。
また、彼がシスコンとも揶揄されるほど妹を大事にしていたこともわかりました。
エイスの調査と合わせても、やはり彼が死亡したのは間違いない様子……。

ちなみに戦闘するモンスターはこれまた男前動物園のカードを利用したものでした。
見た目がアレなモンスターたちにPCたちは恐れおののきながらも、苦戦はしませんでした。

移動カードが尽きたことで、クライマックス突入です。

■クライマックス
薬草園に現れる謎の敵。
その正体は、案の定マルトンでした。
味方ギルドがまずは突っ込んでやられて、少しだけHPを削った状態から戦闘開始。

一撃で前衛のエイスのHPを3割もってかれて冷や汗をかく一行。
しかし……。

モルフォン「ん? こいつ、BSの放心を解除しない?」
GM「あ、BS無効持ってないので」
モルフォン「お、ってことは遠距離攻撃がなければハメられるアル」
フォルティス・エイス「??」
モルフォン「つまり……」

モルフォンの作戦は、全員ボスとエンゲージを離してスリップを与えるという作戦。
スリップは解除するためにムーブアクションが必要なので、解除してしまうと移動ができません。
でもスリップでいると移動ができません。
つまり、距離を離して毎ラウンドスリップを与えると、永遠に移動ができない「ハメ」状態になるのです。
……BS無効は偉大ですね。

モルフォンの作戦通りに戦うことで、最初の一撃以外、無傷で勝つことができました。
ゲーム的には楽勝だったので、演出面について。

青白い顔をしたマルトンは、話しかけても正気を失っているようでまともな返事が返ってきません。
ただ、HPを0にしたときイベントが発生しました。

GM「オリジナルスキル《負の生命力》が発動します。このエネミーはHPが0になっても戦闘不能になりません」
GM「ただ、さっきよりも少しだけ目に光が戻ってます。今なら何か聞こえるかもしれません」
モルフォン「……ヒール、かな?」
エイス「かもね。でもその前に話しかけてみよう」

エイス「マルトン、僕たちはリリーさんの依頼で君を探しに来たんだ!」
マルトン「りりー、リリー! お前たち、リリーを知っているのか?」
エイス「ああ、お前のことを心配していたぞ。会いに行ってやれないのか」
マルトン「こんな姿になって、どんな顔して会えばいいんだ……」
フォルティス「何を言っている。何も変わってないではないか(人の顔が区別できない魚ロールプレイ)」
エイス「話がややこしくなるから、ちょっとフォルティス黙ってて(笑)」
モルフォン「一体どうしてそんな格好になっているアル? リトルフラワーは何か関わってるアル?」
マルトン「それは…………」
エイス「何も答えられないこと自体が答えになっているな。なるほど」
エイス「元に戻ることができなくても、彼女に何か伝えたいことはないか?」
マルトン「それなら……『幸せになってほしい』と」
エイス「その伝言、承った。安らかに眠れ。《ヒール》!!」

エイスのヒールによってマルトンは灰に戻っていきました。

■エンディング
死んだはずのマルトンがアンデッドとして蘇っていたこと。
それにリトルフラワーが関わっていること。
そのことをチームドリームファンタジーが知ってしまったこと。
ギルドサポートの《偽装情報》で倒れながら観戦していた味方ギルドに口止めをしました。
ヤナギ社長には、怪しい動物が暴れていたので退治しました、ということに。

エイス「さて、これはきなくさいことになってきたな。リトルフラワーのメンバーは全員怪しい……」
モルフォン「バタフライお姉さまはそんな酷いことしないネ。きっとヤナギ社長に利用されてるアルヨ!」
フォルティス「オウル室長ほど親切な人がそんな非道なことをするはずがない。ヤナギ社長に利用されているに違いない」
エイス「……(遠い目)……近いうちにヤナギ社長に探りを入れてみるとしよう」
モルフォン「お姉さまはわたしが守るネ。面倒な社長はエイスに任せるアル」
フォルティス「わたしは、オウル室長に薬を作ってもらう約束がある。諸悪の根源であろう社長は頼んだ」
エイス「……(溜息)」

てな感じで。
モルフォンはバタフライといちゃいちゃしてエンディング。
フォルティスはオウル室長から「解毒剤の試作品はできたが、実際に投与して様子をみないと」と言われ、里に手紙を出してみました。
もしかしたら次回あたりに眠り姫(魚)がエルクレストに登場するかも?

怪しいリトルフラワーの幹部たちにそれぞれコネを結びつつ、今回のセッションはおしまいです。

◆反省と考察
ロール:3点
ゲーム:3点
ストーリー:3点
ボーナス:4点


全体的に平均的かなー。
まあ、GM回数がまだ一桁なのに平均点が出るのはすごいこと。
本人の才能か、周りの盛り上げか。
あとは再開されたキャンペーンに期待をこめてボーナス+1点。

○良かった点
・キャンペーン再始動。
・遅刻はあったが、きちんと連絡があった。

○悪かった点
・GM負担になってないかな(ドキドキ)。
・このキャンペーンはシリアスになるか?

では個別解説

・キャンペーン再始動。
これは解説いらないかなー。

・遅刻はあったが、きちんと連絡があった。
遅刻自体良いことではないという前提はあるが……。
初めて使う会場だったので、乗り換えに手間取ることも多かったと思う。
そんなとき、メールや電話できちんと連絡をしてくれたので、思わず「良かった」と思ってしまった(苦笑)。
繰り返すが遅刻は良くないことである。

ちなみにTSさんは遅刻しませんでした(笑)。

・GM負担になってないかな(ドキドキ)。
セッション開始前に青海さんが「は~、緊張する」と言っていたのが印象的だった。
確かにフィロスも昔はGMやるときに、緊張したり、すごい精神的負荷がかかっていたように感じる。
それがいつの間にかあまり緊張せずにできるようになっていたなぁ、と。

なんで緊張しなくなったかと思い返すと、
参加面子が協力してくれると信頼できるようになったとか、
大変だけどそれに見合う面白さがあるとわかったとかかな。

ただまあそれは繰り返しGMをやり続けたからわかったことなので。
「GMは精神的負荷がかかること」を忘れて他人に無茶振りするのはあまり褒められたことではないよね。
初心忘れるべからずってことで。
「良かった点」ではないので「悪かった点」に上げてみた。

・このキャンペーンはシリアスになるか?
マルトンとの会話シーンはそれなりにシリアスなシーンかな~と思っていた。
ただ、フォルティスが喋るとそれだけで笑いになってしまうので。
どっちが正解ってものはないし、楽しんだもの勝ちなわけだけど。
GMの意向とkouさんの考えの譲り合いかな~。

よくよく話し合って欲しいところだ。



というわけで再始動したcountキャンペーン。
濃い面子が濃いGMの下繰り広げるわけなので、どうしてもあっちこっちに話が飛んで空中分解しがちになりますねー。
まあ、ぎりぎりのところでセーブかけられるのが慣れた面子、だと信じたい。
全5回らしいので、次回は3回目で折り返し。
はたしてどうなるか、期待です。





(注1)アリアンロッド2E:FEARのTRPG。
100年遊べるTRPGの第2版。
膨大なデータとその組み合わせによる戦術が売り、かなぁ?
ふわっとした緩いファジーなファンタジー世界観なので、なんでも好きにできるのもいいかもしれない。

高レベルだと詰将棋になるが、これぐらいのレベルだと運ゲー感が強くなる印象。

公式HPはこちら。
http://www.fear.co.jp/ari/

(注2)ナニワバズーカ:ギルド名の元ネタにもなったサタスペネタ。
ナニワという地方が本当にアリアンロッドにあるのか、ナニワバズーカという武器があるのかは不明(笑)。

ちなみに実態はバーストルビーとフォーリントマホークの相当品である。
バーストルビーを使うときは「バズーカモード」、
フォーリントマホークを使うときは「トリモチモード」になるらしい。

2つ合わせて両手持ちのバズーカの演出にして、しかもそれをNPCから贈られたものとする。
かなりの力技である(苦笑)。

(注3)男前動物園:説明するよりも以下のHPを見てもらった方が早い。
http://www.souryudo.com/zoo/

一応説明すると同人ゲームであり、ひよこやアマガエルやライオンなどの動物が、人間っぽいマッチョに描かれている。
……やはり言葉では説明が難しいので上のURLをクリック!!
by phirosu2 | 2014-09-21 11:45 | アリアンロッド2E | Comments(0)
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