シノビガミ
【TRPG感想】
先日はTSさんがGMのシノビガミ(注1)でした。

……うっかりシナリオのタイトル聞き損ねた。まあいいか。

アリアンをやる予定が人が集まらず、PL4人でシノビガミやるつもりが1人ドタキャンが入ったりしましたが、めげずにPL3人でセッションをやってきました。
突然のお願いにも関わらず面白いシノビガミをやってくれたTSさんに感謝!
あと突然の招集に快く応じてくれたグリフさんにも感謝!!
この感謝の気持ちをロールプレイで返そう、と思ってゲームしてたら見事に他のPCに阻まれるとかorz。
くそう、対立型のシナリオはフィロスは苦手だ(苦笑)。

では、キャラクター紹介から。




◆キャラクター紹介
■PC番号:1
名前(PL名):マガツヒ・ザクロ(きゆ)
性別/年齢/種族:男/14/人間
クラス:斜歯忍軍
ゲーム的特徴:
サンプルキャラクター「斜歯忍軍」を使用。
ダメージ増加、遠距離攻撃と攻撃に傾いた主人公PCでした。
あとキャラクター能力というよりもPLの運なんですが、クリティカルをああ何度も出されちゃあ、いくら戦術を練っても勝てません(苦笑)。

ロール的特徴:
上からの指示で巻物を奪って逃げる少年。
……と見せかけて中身はただのバトルジャンキーでした。
う~ん、このあたりはTSさんの作ったハンドアウトとそれを巧みにロールプレイしたきゆさんの息の合ったプレイに称賛を贈ろう。
そのせいで負けて悔しいけど。

その他:
きゆさんは普段あまり頭使うプレイヤーじゃないんで、今回もそうだろうなーとかたかをくくってました。
結果から言うと、きゆさんがフィロスの予想以上に脳筋プレイだったので策を練ったフィロスが見事に空回ってしまう形でした。
……くう、シノビガミって頭使えば勝てるってもんじゃないんだなぁ!悔しい!

■PC番号:2
名前(PL名):フタヅノ・シノギ(グリフ)
性別/年齢/種族:男/30/人間
クラス:穏忍の血統
ゲーム的特徴:
サンプルキャラクター「穏忍の血統」を使用。
ダメージ強化+広範囲攻撃という恐ろしい攻撃型。
ただ、今回は中立的な立場だったのでそこまで猛威はふるわず。
PLが「あー、立場的には攻撃しちゃいけないけど、ダイスふりたい!」とダークサイドに何度かのまれそうでした。
……てか何度かのまれて無意味な攻撃をされたような気がする。
恐ろしい。

ロール的特徴:
PLが時々ダークサイドにのまれることを除けば、渋い大人の男。
今回の事件の調停役としてかっこいいふるまいでした。

その他:
普段は熱血のグリフさんにしては珍しく、見守る立場。
それでも相変わらずの台詞力。
「巻物を持つ者にふさわしいものを見定めさせてもらう」とか「わたしの瞳術を破るだとっ?!」など素晴らしい台詞が多々ありました。

■PC番号:3
名前(PL名):シャモン・キリト(フィロス)
性別/年齢/種族:男/14/人間
クラス:私立御斎学園
ゲーム的特徴:
サンプルキャラクター「私立御斎学園」を使用。
他2人に比べると貧弱な戦闘能力をテクニカルな忍法でカバー。
……ちょっとカバーしきれなかったなぁ。

ロール的特徴:
忍者を集めた学校である私立御斎学園。
校長の指示で巻物を奪いに行く少年。
ちょっと軽い学生+WEBにはまってる情報系ボーイでした。
個人的にお気に入りなのは「忍法:google!」と「忍法:人力検索!」による調査。
どこが忍法だよという突っ込みまでがお約束。

その他:
比較的シノビガミ経験のないきゆさんとグリフさんに戦闘キャラクターをわたし、それを戦術でひっくりかえすプレイをやってやるぞと思ってたんですが。
GMのNPCをぼこしてみんながハッピーになれる道を探して、見つけて提案したらバトルジャンキーとダークサイドに落ちたおっさんに却下されましたorz。
これだから脳筋は!(笑)

◆粗筋
■オープニング
ザクロは上からの指示で穏忍の里に隠されていた「天地の巻物」を奪う。
それを追手を撒きながら持ち帰るという任務を受ける。

シノギは穏忍の里から巻物の行く末を見守るように任務を受け、追跡を開始。

キリトは校長から奪われた巻物を横取りするように任務を受けて、同じく追跡を開始。

この段階でオープンになっている使命(注2)に従ってそれぞれ任務開始。

■1サイクル目
フィロスのPCであるキリト君。
使命は巻物の奪取なんですが、秘密(注2)に書いてあったのは「巻物の力を解放する」こと。
これを達成すればボーナス経験点が出るとのこと。

恐らく巻物の元の持ち主である穏忍に情報があるとふんで、シノギの秘密を探ります。
すると案の定、シノギの秘密に巻物の力を解放する方法が書いてありました。

シノギさんは巻物を追うため、ザクロの居所を調査。
ザクロは追手であるシノギの秘密を調査。

■2サイクル目
ここで大きく事態は動く。
キリトがザクロの居所を調べ、忍法電撃作戦でもって即襲撃をしかけたのだ!

ザクロが一瞬休憩した隙をついたキリト。
百均で買った消化スプレーでザクロお得意の爆破を封じつつ、巻物をかすめ取ってとんずら!
たまたまダメージがザクロの得意分野である器術に当たり、ザクロの逆鱗に触れてしまうのだった。

シノギさんは事態を把握するため、巻物を奪ったキリトの秘密を調査。
そこでキリトは「俺たち敵になるわけじゃないじゃないっすか。一緒にやりましょうよ」と話を持ちかけるが、シノギさんはつれなく保留するのだった。

一方、ダメージを受けたザクロはそれの回復に専念。
隠し工房でカラクリの修理をしているところにGMのNPCミウラ(注3)が登場。
やたらとうさんくさいミウラは「巻物を取り返すためには手を結びましょ」と言うが、その怪しさにあっさり断られる(笑)。

■3サイクル目
そして最後の3サイクル目。
シノギさんがザクロの秘密を見極めようと調査するが、なんとふりなおしをしても判定値5が出ず失敗!

シノギ「なんと、わたしの瞳術をもってしても彼の心は見透かせぬのか」
ザクロの中の人「俺何も考えてないだけだけどなー」

ザクロはキリトの秘密を調べる。

ここまででキリトとシノギの秘密は全員の知るところとなる。
あとは要になるザクロの秘密のみ。

キリトは当然ザクロの秘密に迫る。
そして判明した秘密にキリトは驚愕する。

ザクロの表の使命は「巻物を持ち帰る」だった。
しかし、秘密に書いてあった本当の使命は「2人を戦闘不能にする」だったのだ!
そう、ザクロは巻物になんか興味はなく、ただ戦闘をしたいだけのバトルジャンキーだったのだ!(笑)

それを把握したキリトの中の人フィロスは猛烈に何かを考え始める。
やたらと何かを書きながら、休憩が終わったとき、フィロスは自信たっぷりに言うのだった。

フィロス「今回、全員の使命達成できるぞ」

■クライマックス
そして集まる忍者たち。
巻物を持つキリト。
それを奪い返そうとするザクロとミウラ。
静観するシノギ。

全員が一触触発の空気を放つ中、キリトの演説が始まる!

要約すると
・シノギの使命は「生き残る」。
・キリトの使命は「巻物を持ち帰る」。
・ザクロの(本当の)使命は「2人を戦闘不能にする」。

キリト「つまり、まずザクロっちがミウラさんを倒す」
キリト「次にシノギさんにゃ悪いがザクロっちと俺が協力してシノギさんを倒す。でも殺さない」
キリト「2人残った段階で戦闘を終わらせちゃえば、ほら、みんな使命達成。ハッピーっしょ」
ドヤ顔で演説を終えるキリト。
しかし……。
ザクロ「うるさい! 俺のカラクリを壊しやがって、お前と協力なんて絶対するか!」
シノギ「面白いが、わたしは場の流れに身を任せるのみだ」
キリト「全員の利益が最大化する方法を考えてやったのになんでわかんねんだよ! この脳筋どもが!」

ということで戦闘開始です。
やっぱり、人は分かりあえない生き物なのね(笑)。

しかしこの戦闘があまりにも一方的だった。
とりあえずミウラが落ちるところまではよかった。
よかったんだが、その過程でなぜかキリトもちょいちょいダメージを受ける。
なぜってシノギさんがうつ流星雨が広範囲大ダメージなんだもん。

3人になったらなったでザクロが躊躇なく奥義で狙ってくるもんだから……。
ガチで殴りあったらキリトじゃ勝ち目ない上に、ぷちぷち与えたダメージはクリティカルで回復されてしまうという……。
プロッティングで読みを外させたり、解放した巻物の力を使ったりしてなんとか頑張ったんですが、結果的にはザクロの圧勝。
キリトは情けなく「これだから脳筋はぁ……ガクッ」と倒れました。

■エンディング
ザクロは無事に里に巻物を持ち帰る。

シノギさんは巻物の顛末を報告。

キリトも校長に泣きながら報告をする感じで締め。

◆反省と考察
ロール:4点
ゲーム:4点
ストーリー:3点
ボーナス:4点

なかなか高レベルなゲームだった。
危なくストーリーも4点にしそうだったが、結局実はストーリーと呼べるほどのストーリーはないことに感想を書いて初めて気付く(笑)。
ほとんどロールだけで構成されるアドリブ劇って感じでした。
ほんと、シノビガミは人を選ぶなぁ。

ゲームは、キリトの説得が上手くいったら5点でもよかったんだけどなぁ。
完全にフィロス主観で負けて悔しいので4点で(笑)。

○良かった点
・シノビガミらしいシナリオでよかった。
・短時間で濃いゲームができたことも素晴らしい。

○悪かった点
・PvP難しい。このゲームって初対面だとどういう風に回るんだろうなぁ。

では個別解説。

・シノビガミらしいシナリオでよかった。
ぶっちゃけて言うと、フィロスはシノビガミのシナリオを上手く考えられない。
特に対立型はなんていうか、こう、どこかに肩入れしたくなるというか、フィロスの中で「こいつが正義」っていうのを決めないとシナリオが描きづらいというか……。
まぁ、とにかくそんな苦手意識が強い。
そんな風に感じていたので、TSさんが即興ともいえる時間でシノビガミのオリジナルシナリオを作ってきたことは正直驚いた。
少し不安も感じていたが、非常に美しい流れでPCたちが動いていたので「ああ、なるほど、こうやって作ればいいのか」みたいに感じた。
もし何かの都合でやることになっても、以前ほどの忌避感は感じないで済みそうだ。

・短時間で濃いゲームができたことも素晴らしい。
これはPLの力が強いかな。
「ロールなんてできて当たり前」の面子が集まっていたので、シノビガミお得意の表である程度の状況が決まれば勝手に描写をしだす。
表に縛られることなく、自分のやりたいことを相談して表現できるベテランばかりだった。
なので、短い時間の中でも非常に達成感のある楽しいゲームができたのかなーなんて。

・PvP難しい。このゲームって初対面だとどういう風に回るんだろうなぁ。
これはほんと、フィロスの苦手意識だろうなぁ。
今回は主にフィロスときゆさんが対立する感じだった。
何度も卓を囲んでいるのでどこまでは言っても許される的な距離感とかはわかりきっているつもり。
冗談と本気の対立の境界とでもいうべきか……。
ゲームは楽しむべきだけれど、勝負も楽しむためには……。
うーん、考えてると頭がこんがらがってくる。
普段フィロスが遊んでいるゲームとは毛色が違いすぎて難しいわ。




正直ここまでPvPを前面に押し出したゲームは今まで遊んだことがなかったのでとっても新鮮だった。
でもなー、なんかひっかかる。
普通のボードゲームではなくTRPGで対立をしなければいけない理由はあるのだろうか。
PL間で協力する意識を持たせたまま、対立をロールプレイすることはどこまで可能なのか。
そういうメタ意識を全てのPLに強いることは可能なのか。
そんな感じでやはり上級者向けに感じるシノビガミでした。

また機会があったらPLをやってみたいものだわ。




(注1)シノビガミ:現代忍術バトルRPGシノビガミ。
製作は冒険企画局。
現代を舞台に闇に生きる忍者となって戦うTRPG。

現在主流のTRPGにはない様々な特徴があるが、その1つがPvPを全面に打ち出していることだろう。
今回のシナリオのように、宝物をPCが奪い合うパターンなども推奨されている。

公式HPはこちら。
http://www.bouken.jp/pd/sg/

(注2)使命と秘密:シノビガミの特徴的なシステム。
各PCやNPCにはハンドアウトが配られ、そのハンドアウトは表に「使命」が、裏に「秘密」が書いてある。

使命は全体にオープンされる。
これを達成することで、経験点が多く手に入る。

一方、秘密はそのハンドアウトをもらったPLしか見てはいけない。
そこにはシナリオの根幹にかかわるPCの秘密が書いてあるのだ。
場合によっては表の使命を覆す「本当の使命」が書いてあることもある。

例えばザクロの場合、使命は「巻物を持ち帰る」だった。
しかし、秘密に書いてある「本当の使命」が「2人を戦闘不能にする」だった。
つまり、ザクロは表向きは巻物を持ち帰るふりをしつつ、本当は追手を倒すことが目的だったというわけだ。
……フィロスは見事にだまされた形になる(苦笑)。

(注3)ミウラ:本当は4人目のPCのはずだったミウラさん。
急遽PLが減ったのでGMが担当しているが、ほとんど存在感がなかった。
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by phirosu2 | 2012-03-05 01:00 | シノビガミ | Comments(0)
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