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カレウタウン遭遇戦その2
というわけでその2です。
考察はこちらになります。



◆反省と考察
ロール:5点
ゲーム:2点
ストーリー:4点
ボーナス:5点

本キャンペーンの目標課題の1つは「ネガティブな話を描けるようにする」ということでした。
各PCの基盤ができてきたので、今回は『NPCの死』をテーマに描いたシナリオでした。
当初の目的ではベルさんとジョルトさんのどちらかしか助けられないという意味で『NPCの死』を取り扱う予定だったのですが、こちらの予想以上に戦闘が苛烈になってしまい、母艦撃墜。
そしてボリスの死という流れになりました。
ロール、ストーリー、共に大いに盛り上がりました。
でも、ゲームバランスをきちんとハンドリングできなかったという点でGM失格かもしれません。

情けない話ですが、フィロスは『死』が大嫌いです。
現実のそれはもちろんそうですが、フィクションの中でも大嫌いです。
今回予想外の場所でボリスが死んでかなりショックを受けて、感想戦の間は耐えましたが、この感想を書くために脳内反省会をしているときにこらえ切れなくなってマジ泣きしました。
たかがゲームの、たかがNPC1人でもう30近くなろうという男がマジ泣き。
いやあほんと情けない、恥ずかしい(苦笑)。

それだけ愛するNPCが自分の中でできていたということを誇らしく思うとともに、この死を無駄にしてはいけないと今は強く感じています。
絶対に無駄にしない。
キャンペーン終了時に「あそこでボリスが死んでくれたから盛り上がった」と言わせるべく、全力を尽くしたいと思います。


では、良かったところと悪かったところの列挙を

良かったところ
・KKKさんのロールがどんどん乗ってきた。
・大体話は思うとおり進んでいた。
悪かったところ
・ボリスに全部持ってかれた。
・いつも通りのマスタリングできなかった?

では個別解説

・KKKさんのロールがどんどん乗ってきた。
前回だけかとかつかさの前でだけかと危惧していたヨシュアのロールですが、一過性のものではなさそうです。
今回調査のために色んなNPCに会いに行きましたが、ヨシュアという軸はぶれず。
かなり体調悪い中でもしっかりと主人公ができていました。
さすがに7回も重ねたPCだからずれなくなったというべきか。
いえ、個人的にはKKKさんの上達を認めたいと思います。
これでやっとある意味スタートラインに立てたので、やはりここからが正念場です。

・大体話は思うとおり進んでいた。
PCに納得感のある悲劇を演出するため、ベルさんとジョルトさんの役割は以下のような感じでした。

ベル:死にフラグバリバリ。PCが感情的に助けたいと思うヒロイン。
ジョルト:伏線的に死なせてはいけない理由をちりばめる。論理的に助けなければいけない真ヒロイン。

ヒロインが真ヒロインのことを助けてほしいとPCにお願いすることでPCの感情的な動きも真ヒロインを助けるように動く。
また、PCも「ヒロインが言ったことを叶えたから、本望なはず」という納得感が得られるはず。

あらすじを読んでお判りの通り、ヨシュアと光矢はジョルトさんを助けました。
セッション終了後にKKKさんに「なんでベルじゃなくてジョルトを助けたの?」と聞いたところ「ベル姉さんの願いを聞きました」との答え。
こちらの想定通りに動いてくれました。

ちゃんと最後に敵を許すシーンでも想定通りの答えを返してくれて、GMとしては非常に満足感のあるセッションでした。

・ボリスに全部持ってかれた。
満足感のあるセッションのはずでした。
ただ、色々とボリスにもってかれました。
エンディングでみんなが大切な人を想うシーンをやっているときも
「これは俺が用意したベルさんの死ではなく、ボリスの死が与えた影響なんだろうな」
なんて考えてしまい、悔しさと悲しさと切なさが同居した複雑な気分でした。

いくらタイミングが予想外とはいっても最初にキャンペーンルールを作ったときからこういうことは想定していたはず。
結局覚悟ができてなかったから、GMも動揺することになってしまった。
本当、そういう意味でも情けない。

・いつも通りのマスタリングできなかった?
これは感想戦の後の雑談で指摘されたこと。

「今回のセッション、演出とかストーリーとかではなく、フィロスのマスタリングでちょいちょい不親切、不適切な感じがしていらっとする点があった。それで最後すっきりしない感じがした」

ご本人は「もちろん個人的な感想だから間違ってるかも」という前提で指摘してくれた。
今回は仕事の都合などでシナリオを書くのがかなり遅れてしまったし、ここまでお読みの方ならご存知の通りフィロス的には挑戦的なシナリオだった。
演出も意図的に飛ばして「後からネタばらししたら怒られるかなあ」というレベル(注9)にしたりしていたが、そういう点ではない部分でプレイヤーフレンドリーではなかったと言われた。
うーんー?
そう言われてみるとそうだったかもしれないし、ただの気のせいかもしれない。
ただ、そう感じた人がいるということは事実なので後学のために記し残しておく。

普段と違うことをするときほど、入念に準備をして「普段と違う部分」と意識する部分以外は「普段と同じように」なるように意識しなきゃいけないって感じかなぁ?
うーんー?
難しい。



さて、キャンペーンは残り4話。
今は全体の三分の二が終わった段階。
確信に迫るネタもどんどん明らかになってきて、PCたちの絡みもどんどん熱くなってきた。
ただ少しモチベーションが足りないよね。
今までは完全に巻き込まれ型。
まあ軍属だからあまり勝手に動かれても困るんだけど。
そろそろ最終回に向けたモチベーション作りを意識していきたいと思います。
今回の『死』もその一部になるように。

やはり、やはり感想をその日のうちに書くと筆がすらすら進む!
読む人からするとどうなんでしょう?
個人的にはやはり生っぽくて面白い感想になっていると思ってますが、まだまだ興奮冷めやらぬ状態なので正常な判断は難しいです。

普段よりも今回のほうが面白いと思った方はぜひともイイネやコメントをいただければと存じます。
by phirosu2 | 2011-06-19 19:05 | フレイムギア | Comments(0)
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